秋田のキムカズが贈る気まぐれブログ

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商店街の取り組みに賛辞!おもしろロード「歳末福引抽選会」

2009-12-30 17:19:00 | 企業支援
地域の商店街の疲弊感が顕著なことは、もう何年も言われ続けていることではないでしょうか。
商店街を取り巻く経営環境は、
「世帯あたりの自動車保有台数の向上」「高速交通体系の整備」「郊外型大型店の進展」「商圏内人口の少子高齢化」「経営者の高齢化と後継者不足」、そして「消費者ニーズの多様化」・・・
挙げればきりがなく、それぞれについての課題解決もハードルが高いと言わざるを得ない。。。

それでも、このような忌々しき事態に対処するため、
国では、商店街支援センターを設置するなど、
ここにきて商店街への支援施策が充実してきているように感じます。

ここでは、潟上市旧昭和町の「おもしろロード商店街」が実施した、
「歳末福引抽選会」の模様をお伝えしましょう。
抽選会場は、町内会館です。


中に入ると、若い女の子が抽選事務を執っていました。
アルバイトさんと商店街に勤務する方々とのこと。


「抽選箱」の文字。
なんとなく懐かしく感じてしまうキムカズです。
前いた職場では、部会活動で歳末大売出しを行っており、
毎年この時期は、それの準備やらで大わらわに過ごしたことを覚えています。

でも、ここの抽選会は違います。
商店街の皆さんが、手弁当で協力し合って行なっているイベントなのです。
事務局の手を借りることなく、一人ひとりが役割を担って取り組んでいる。。。
商店街活動の原点を垣間見た気がします。


1等は、商店街で使える商品券1万円相当からご当地グルメセットなど、
2等は、商品券3千円相当から、なにやらおいしそうな景品郡です。


これら景品の調達から事前準備、抽選会場の手配から、アルバイトの採用・・・
すべてが商店街の経営者の皆さんが手弁当で行っているのです。
自らの経営のためと言えばそれまで。共同事業とは、そう簡単に言い済ませることはできない。それほど難しい舵取りが求められます。
なぜなら、商店経営にあっては1社1店それぞれが一国一城の主で、
商店街活動となると、それに加えて組織の構成員という性格も併せ持つこととなります。
そのような中での共同事業の大変さはやった者でなければ分からないでしょう。
意思決定までのリードタイムの長さ、相互の意見調整の困難さ、自店の都合を商店街活動に持ち寄るメンバーもいたり。。。

共同事業をここまでに持ってくるには、
第1に、強力なリーダーの存在
第2に、リーダーを補佐するブレーンの存在
第3に、商店街構成員一人ひとりの全面的な協力
の三つが揃わなければ成り立たないと思われます。

でもここまでの苦労をしてでも、事業展開ができている商店街は、
この後、何か新たな取り組みをするにしてもできるパワーを備えていると思います。
おもしろロードの皆さん、これからも頑張って地域を明るく、
そしてお店の繁盛に向かってくださいっ!


キムカズin秋田サイト

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