あさって12月1日(土)、石川県立音楽堂にて『笑福亭小つるのき楽寄席』が開催されます。スタッフでもあるわたくし、勇躍駆けつけます!師匠の落語がまた聴ける、わくわく~♪と思っていましたら、主催のなぁさんから一言「葉さん、またお茶子やってくれん?」回り持ちにしようかと思ってたけど打ち合わせがめんどいからって!ひえー。
そう、お茶子さんをするのは前々会に続いて2回目。でも、上がりまくっていたので何も覚えていません。どどどうしよう。前は何も知らず勢いで引き受けたのですが、今となっては寄席におけるお茶子さんの存在というものを意識しちゃってがっちがちです。
だもんで、コーデも迷いまくり‥。
今決まってるのは、これとこれだけ。
師匠の名前『小つる』にちなんで、折鶴帯と、金細工で鶴があしらわれた簪。どーせなら着物もなにもかも『鶴』づくしにしたかったけど、さすがに見つけることができず。でもそのうち揃うわ~♪今回はつるつるっと~♪と、能天気な気分でいたのですが、あさってのわたくしはお茶子さん。あまり突拍子もない格好はできんです。
さて、今から一生懸命コーデを考えます(泥縄)。目立たず、でも華やかな(桃葉さんにサジェスチョンしていただきました)お茶子さんコーデwith鶴帯鶴簪。どうなりますか、また報告させていただきますわっ。
笑福亭小つるのき楽寄席。興味のある方はぜひお出かけくださいませ。
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前回の様子
前々回(わたくしお茶子さんやりました)
先日、外出から帰宅したらポストに筑摩書房からの『プレゼント本在中』包みが。10月の新刊プレゼントに応募していたの、当選しちゃいました!嬉しい嬉しい。
この本、とある方のブログで拝見して気になり、そこからリンクをたどって筑摩書房HPの懸賞を見つけて申し込んでいたのでした。
著者の村林益子先生(と呼んでしまう)は、和裁の第一人者。「呉服の生き字引」と言われた祖父と父、老舗呉服屋の娘を母に持ち、ご当人は和裁職人。この本には、そうやってキモノに囲まれ、キモノを愛して生きてきた方の思いが満ちていました。
着付け、帯の締め方、たたみ方、縫い方。の「間違って覚えないで」たとえば、「ルールであるかのように、上前を見てから下前とあわせていませんか」これは、着付け師さんが寸法に合わない貸衣装を着付けるときの方法だそうで、自分の寸法のキモノであれば不要なのだそう。こんな風に、着付け教室で習う『常識』が覆される記述がそこここに見られます。これが単に間違った知識を糾すというのでなく、よりキモノに親しむならばもっと‥という願いというか祈りとして響いてくるのがこの本の特徴だ感じました。
たとえば「着くずす」こと。ぐしゃぐしゃに着くずれるというのではなく、着ていて動いたら自然にくずれていく、それを見越して着ること。そのためのコツが詳しく載っているのですが、それが単なるHOW TOでなく、よりキモノを愛するための作法と読めてしまうのです。
また『仕立て屋の目線』の章では、よい仕立ての見分け方などが詳しく書かれているのですが、それを通して著者が日頃いかに布を慈しみ、着手に愛されることを願って親切に仕立てているかが伝わってきます。
骨の髄までキモノを愛しているからこその強い思い。背筋がしゃんとするような思いで読みました。
おまけですが、この本には男性のキモノに関しての記述もかなりありました。正しい畳み方をした着物は殿方を立派に見せるのですって。そんなふうに男性のキモノについて書いてらっしゃる目線はいかにも女性で、どちらかというと硬派な文章の中でそこのところははんなりと色づいているように感じられました。そして、なんか男性にキモノを着せたくなっちゃいました。‥オットは着てくれやしませんが!
今週末、11月25日(日)に豊田市で着物フリーマーケット『まごころ市』が開催されます。今日はそれに出品すべく、もう着ないキモノをぽんごちゃん宅に運ばせてもらいました。
実はだいぶ前からわたくしの箪笥はひどいことになっていたのです。
祖母の形見の桐箪笥はとうに溢れ、ヤフオクで求めた『物欲箪笥』すらぎゅうぎゅうぱんぱん。入りきれなくなったキモノは畳紙に入ったまま箪笥の上に積み重なり。日々その山は高さを増し‥
なのに「今はねー、アカイロキモノがほしいのー」などとほざくわたくしを、キモノ友達は親身になって心配してくれ、「葉さん、もう着ないキモノを手放したらいい出会いがあるよ」と忠告してくれていました。
着ないキモノ。確かに、キモノを着始めてすぐ自分の好みもわからないまま求めたキモノや、下さると言われて欲かいて取り込んだキモノ、今ではすっかり箪笥の場所食いに成り果ててています。整理しないとなぁ、とは前々から思っていたのです。
でも、どこに持って行こう?引き取ってくださる当てはなし、ヤフオクに出すも売りに行くのも手間かかるし、捨てちゃうなんてかわいそうだし‥。
などなどと考えていたとき、ぽんごちゃんから「まごころ市に出すので、不要のキモノがあったら預かりますよ」という話を聞いたのです。これはもう、渡りに船!
その気になって箪笥を開けると、でるわでるわ『もう着ないキモノ』。あっという間に帯15本・羽織3枚・長着2枚の山ができました。いや、本腰入れればもっと出そうなのですが、すでにいっぺんに運べる限界に来てしまったので。重いです、帯15本。
というわけで大きな風呂敷包みが二つできました。
さぁ明日は労働だ、ジーパン履いてよっこらしょだと思っていたその時、ぽんごちゃんからメール「ランチのお店を予約しました。着物が似合いそうな店ですよ」
うーむ、そう言われたらキモノ着ざるを得ず!着ましたともさ。
今日の着物:市松お召し(ヤフオク時代着物さん3800円)
今日の帯:モスラや♪(豊田フリマ1000円)
今日の半衿:薔薇の蕾(和裁の先生よりいただいた洋服ハギレ)
今日の帯揚:抹茶色縮緬(祖母のもの)
今日の帯締:草色錦模様(祖母のもの)
今日の帯留:髑髏蜘蛛(竹蔵龍さん19800円)
今日の簪:シルバー蜘蛛の巣(京子ちゃん作9000円)
今日の足袋:薄紫雪兎(まねきや980円)
今日の草履:黒コルク台市松華緒(松屋バーゲン4000円)
今日の帯『モスラや♪』は先日ぽんごちゃんたちから求めたもの。締めているところを見てもらおう♪という気持ち。蝶柄なので簪と帯留は蜘蛛。しかし蝶のほうが巨大で蜘蛛負けそう。まさにモスラ。
それにしても、このいでたちででっかい風呂敷包みをえいやっと担ぐと、そのまんま『行商のオバサン』に見えますわ(凹)。
さて、その風呂敷包みは車に置いたまま、まずはランチを。
行商のオバサンから一転、おされランチを楽しむマダームに。
ぽんごちゃんは松花堂弁当、わたくしはミニ懐石。どちらも上品な味つけ、綺麗な盛り付け。目にも心にも美味しい。
ぽんごちゃん、最近ますます綺麗になってて。柔らかい雰囲気は会っていてとても気持ちいいのです。そしてこの羽織、すばらしいアンティークの縮緬。見惚れてしまいます。
食事のあと、店員さんに撮ってもらった写真。なんかふたりとも目が三日月で、僭越ながら姉妹のようでしたのであえて「へのへの」でなく。
このお店『いま亭』。お味はもちろんのこと、ゆったりとした空間づかいなど、とても落ち着ける店でした。またなんかで行きましょうねー。
マダムランチのあとは、ぽんごちゃんちに大荷物を運んでしばしおしゃべり。
持って行ったキモノを見ながら話していましたら、わたくしにとっては『もう着ない』ものでも、着てくださる人はいらっしゃようなのですね。しばし、心安んじたことでした。とは言え、売れ残ったらまたどうしようか考えねばなのですが。
豊田のきものフリーマーケット『まごころ市』。なにはともあれ、盛況でありますように。ぽんごちゃん、ありがとうね~。
今日はいつもの『加寿也』のイベント『第26回吟味喰らぶ 氷見の鰤を吟味する』に行って参りました!西の人であるわたくしにとって鰤は魚の王様(東では鮪、なのでしょう?)。さらに氷見産。King of Kingsな魚、それが氷見鰤なのでございます。いやが上にも高まる期待!
今日の着物:よきもの木綿袷(mayさんよりいただく)
今日の帯:乱菊昼夜帯(すうざんや1000円)
今日の半衿:魚乱舞半襟(きむらハギレ1200円)
今日の帯揚:朱鷺色絞り(祖母のもの)
今日の帯締:緑色草色(祖母のもの)
今日の簪:金平糖とりどり(おーこさん作1200円)
今日の根付:華鯉(竹蔵龍さん 値段忘れた)
今日の足袋:ベージュ古典柄(まねきや980円)
今日の草履:縞鼻緒畳表下駄(松屋バーゲン5000円)
今日のコーデは「魚喰う!」の気合いで半衿を一番に決めたのです。ところが、合う着物がなかなか見つからない~。このサーモンピンクの地色に朱赤の魚柄の色取り、どんな色と合わせたらいいんでしょ?今日はとりあえず、困ったときの無彩色。木綿だからお酒をこぼしてもウチで洗えるし(←後づけ)。帯は朱赤の菊に頼ってこの帯を合わせてみましたが、ううむ。
隣のmayさんは、こないだ『きむら』で買い立てほやほやの黒地に黄色い花の紬。いつも優しい色合いがよくお似合いのmayさんですが、こういうパッキリした色もステキじゃないですか~。
ちなみに、後ろであいーんしているのが店主の板さんでございます。今日は頼むよ!よろしくね!!
と、はしゃいでいましたら謎の美女登場。美女は、家族に内緒で美味しいもんを喰らいに来てしまったので、匿名希望なのです。
美女はランチではときどき加寿也に出没していましたが、吟味喰らぶは初参加。ふふふ、呑もうね食べようね!
今日はオットと豊田スタジアムのフリーマーケットに行ってきました。キモノ仲間のぽんごちゃんたちがやってるネットショップの雑貨屋さん『猫喫茶』のみんなが出店すると聞きつけて。
今日の着物:紫矢絣銘仙(ヤフオク反物ショップ仕立て39000円)
今日の帯:草色草紙帯(カヨイコマチさん6000円)
今日の半襟:クリーム色草花ハギレ(大須骨董市1000円の半分)
今日の帯揚:クリーム色草花ハギレ(大須骨董市1000円のもう半分)
今日の帯締:青橙雪輪平組(ヤフオク1200円)
今日の足袋:草色古典柄(まねきや980円)
今日の草履:畳表縞花緒(松屋バーゲン5000円くらい)
今日のバッグ:紫ビーズ刺繍(島さん作3800円)
朝方は雨模様だったのですが出かけるころには青空。わたくし晴れ女。フリマは大変な盛況です。
フリーマーケットとて家庭で不要になったと思しき衣類や余ってるギフトなどが中心。そのなかで『猫喫茶』のオリジナルもの、ステキに目立ってました。
わたくしはネイルに心惹かれつつ、アンティーク帯1000円を購入。蝶の柄なので、蜘蛛の巣ものに合わせようという魂胆。オットは消しゴムはんこを求めていました。
他のお店もいろいろと見て周り。なんか、実用的でないもんばかり目が行くうちら夫婦。オットは『商い中/支度中』の木札を買いました。うちで宴会するとき用ね。
わたくしが買ったのはこんなの。
なんだかわからないんだけど、なんかになりそう~~♪
・・って、どーしたらいいでしょう、みなさま?(笑)
久しぶりの更新、久しぶりの着物お出かけ。火曜日はおなじみ『カフェ・スウィート』にてキモノ友達とおしゃべりしてきました。秋のスウィーツがとても美味しそうだから行きましょう!とすうちゃんのお誘い。さらに、夏に「きもの・なかむら」でお会いしたトモさん・フミさんもいらっしゃるとのこと。この間は顔をあわせただけだったし、期待がいや増します。
今日の着物:秋色雪輪紬(祖母のものを和裁教室で裄直し)
今日の帯:草色雪輪引き抜き帯(大須骨董市7000円すうちゃん背中丼)
今日の半襟:草色麻の葉(彩匠バーゲン500円)
今日の簪:金平糖蜻蛉玉簪(おーこさん作1200円)
今日の帯揚:卵色花柄縮緬ハギレ(古布庵1200円)
今日の帯締:黒に赤筋三部紐(ふちこまさん展示会3000円)
今日の帯留:蛇戦国玉(ふちこまさん作9000円)
今日の足袋:草色花柄(まねきや980円)
今日の草履:酒袋台すうちゃんお見立て花緒(松屋バーゲン6000円)
今日集まる予定のメンバーは、ほとんどが我が町安城在住。安城のお嬢だから安嬢オフ、誰がお嬢やねん‥って、去年も言いましたわ。そういえば、去年の安嬢オフでもわたくし、この着物を着ていました。あのときのコーデはごちゃごちゃぼけーとしててあまり気に入らなかったけど、今回はまぁいいか、という感じ。
カフェスウィートに着くと、既にぽんごちゃんとすうちゃんが。ことりちゃんも来ました。とても久しぶりな気がして、懐かしさにじーんとします。そして、新たな安嬢トモさんフミさんのおふたりが。ゆっくり話をするのは初めてなのに、そんな気がしません。キモノ仲間って面白い。
ランチを軽く済ませて、さて本日のメインディッシュはこれ!
わたくしとトモさんは栗パフェ、ことりちゃんとフミさんは栗クレープ、ぽんごちゃんは和風クレープ、すうちゃんは栗ティラミス。スウィーツに溺れるキモノ乙女(いや実際すごいボリュームでした。満足満足)。
そして、外で撮影会。
ひとりひとり、そのひとらしいコーデ。それでありながら、キモノの楽しみ方には共通のものがあるのが感じられます。ナカマぢゃ。
視界いっぱいにそれぞれの着こなしのキモノ乙女。秋のスウィーツは美味しく、おしゃべりは弾み。目にも舌にも心にも愉しいひとときでした。
そして、実はこのあとわたくしにはまだお楽しみが。夕方からは名古屋の中京大学文化市民会館で中島みゆきのコンサートがあったのです。
お昼のコーデに、ミルクココア色乱菊羽織(すうざんや5000円)を羽織っただけ。ちなみにこの羽織、この日にすうちゃんから譲ってもらったものでした。羽織ってみたらぴったりだったのでそのまま着ていったのです。
コンサートはやっぱりすばらしく‥胸を打たれてしばらくぼーーーっとしていました。
思い返すと、ほんとうに濃い一日でした。