死期が目の前に迫った科学者夫婦が選んだのは、開発中の人工知能に頭の中の情報を移すことだった。
なんとか成功してコンピュータの中で生き続ける夫。
そしてコンピュータの性能を駆使して、次々と人間に役立つものを生み出していった。
しかし少しずつ様子がおかしくなっていく。
ある意味、すべてを支配することができるようになった夫がなすことに疑問を抱くようになった妻。
そこに人工知能そのものの脅威を訴えていた組織が絡んでくる。
そんな一線を超えてしまった世界を描いた映画。
ジョニー・デップ主演の映画『トランセンデンス』を見ました。
人間の頭脳をコンピュータにアップロードしたらどうなるのか。
コンピュータが発達した現代に警鐘を鳴らすかのような映画でした。
そんなに簡単なことではないでしょうけど、今後のテクノロジーの発達によっては可能性がないとも言い切れません。
たまにコンピュータが暴走したときの脅威を描く映画がありますが、それは現代ならではのテーマです。
便利さに恩恵を受けてはいるものの、超えてはいけない一線はどこにあるのか、いろいろ考えさせられます。
