米澤穂信さんの「古典部」シリーズ2作目『愚者のエンドロール』を読みました。
↓1作目の感想はこちら。
【本1冊目-2016】氷菓
主人公は前作と同じです。
今作では、高校の文化祭でクラス制作された自主映画がテーマです。
その映画は推理物。
かつて鉱山で栄えたが廃墟となった村を取材に訪れた高校生たち。
その村に建てられていた廃墟を探索中、腕を切り落とされて一人の少年が殺された。
一体誰が彼を殺害したのか。
そこには密室の謎が立ちはだかります。
なぜか映画はここまで。
実はこの続きはまだできていないのです。
シナリオを担当していた子が病に伏してしまったため、この先のシナリオがわからず、作れなくなってしまったのです。
「ここまでのストーリーを見て、犯人が誰かわかるか」
それが主人公たちに課せられた問題です。
作品の中で、また架空の作品が進んでいく、こういう作品が自分は結構好きです。
そもそも素人が作ったシナリオで、きちんと犯人が導き出せるのか、疑問に思いながらも、主人公たちは作品に関わった生徒たちの話を聞きながら解答を探していきます。
この作品は長編ですが、生徒へのインタビューが一人ずつ章に分かれているので、短編的な要素も備えています。
推理物のありがちなパターンを1つ1つ探っていくのはなかなか面白いと思いました。
↓1作目の感想はこちら。
【本1冊目-2016】氷菓
主人公は前作と同じです。
今作では、高校の文化祭でクラス制作された自主映画がテーマです。
その映画は推理物。
かつて鉱山で栄えたが廃墟となった村を取材に訪れた高校生たち。
その村に建てられていた廃墟を探索中、腕を切り落とされて一人の少年が殺された。
一体誰が彼を殺害したのか。
そこには密室の謎が立ちはだかります。
なぜか映画はここまで。
実はこの続きはまだできていないのです。
シナリオを担当していた子が病に伏してしまったため、この先のシナリオがわからず、作れなくなってしまったのです。
「ここまでのストーリーを見て、犯人が誰かわかるか」
それが主人公たちに課せられた問題です。
作品の中で、また架空の作品が進んでいく、こういう作品が自分は結構好きです。
そもそも素人が作ったシナリオで、きちんと犯人が導き出せるのか、疑問に思いながらも、主人公たちは作品に関わった生徒たちの話を聞きながら解答を探していきます。
この作品は長編ですが、生徒へのインタビューが一人ずつ章に分かれているので、短編的な要素も備えています。
推理物のありがちなパターンを1つ1つ探っていくのはなかなか面白いと思いました。