息子の受験付き添い旅行のつづき。
高卒で就職したワタシには、大学のキャンパスは憧れの地。校内に喫煙所があったりカフェがあったり、学生が彼女とバイクで通学していたり…とても新鮮だ。
子供から大人になってゆく時代の大学生の頃、青春って言葉がピッタリでなんかいいな。
入学試験の待ち時間に自分の十代を振り返り、少しタイムスリップしたような気分。
あれから時はたったけど、ココロはなんにも変わらないのに…。
息子の大学入試にくっついて北の街に行って来た。日本海が近いので町中を歩いていても風に運ばれて海の匂いがする。そして懐かしい路面電車が大学前と市街地を結んで往来していた。 
車と同じ速度で進み、同じように信号待ちをする路面電車。こんな交通機関が大事に使われているだけでも、いい街じゃないココ。
JRの駅も昔ながらの懐かしさ漂うレトロな駅。改札口といい売店といい雰囲気がある。
町中を散策すればなおさら感じる城下町の風情。古い建物がそのまま今も使われているのが嬉しくなって思わず撮影。
その頃、入試問題に苦しんでいるであろう息子をよそに、ぶらぶらと楽しく歩き回ったのでありました。
（つづく）
家のまわりは松の木の木蔭になってまだまだ雪が残っているけど、少し坂道を下るともうあたりは春の気配。太陽の日射しが力強く、野道は草の緑がチラホラと顔を出し、ちょっとずつだけど木の芽がふくらんでいた。テレビのニュースで白鳥も北帰行を始めたとか…。うれしいな、春はもうそこまで来ているようだ。
スタジオ03から届いた完成見学会の案内状は、地図で見るとほんとうに家の近所の別荘地。どれどれと仕事を終えてからおじゃまして来た。いつも斬新でカッコイイ03のデザイン、今回も期待どうりの建物でありました。かなりの傾斜地に佇む、宙に浮いた黒い箱のような森の家。都会から時おり訪ねる別荘としては、遊び心がくすぐられるウキウキするような造りです。入り口を入ると二階部分であったり、お風呂が窓で囲われていたり、階段に丸くフットライトがくり貫かれていたり…。リビングの掃き出しの窓とつながるテラスで、森の空気とお気に入りのお茶、ゆったりとした時が過ごせそうでした。
ドライブしてると所々に現われる道の駅が好きだ。その土地の名物や物産などがギュッと集まっている。最近のお気に入りは、国道19号を安曇野から長野方面に向かう途中にある大岡村の道の駅。ローカル色たっぷりで、不思議な食べ物や地元のじいちゃんが作ったであろう竹炭や箒や籠、天然酵母のパンまで売っている。そして食堂で出しているお蕎麦は手打ちでなかなか美味しい。少し遠いけど時々来たくなるんだな、ココ。
とある所からいただいたエゾシカの煮込み、北の国からのジビエ。林檎や薬味で野生の匂いを消し、何日もストーブの上で煮込んだ逸品である。始めて食べるエゾシカは柔らかく脂の少ない上質な肉の味がした。そして日本酒との相性はバッチリなのだった。
うちの犬「まろ」が後ろ足をペロペロなめて皮が剥け赤くなっていた。犬の師匠に聞いたところ、この時期道路にまかれる塩カルなどでアレルギーをおこすワンコもいるらしい。まろがどうかはわからないけれど、とりあえず消毒して舐めないように靴下をはかせた。そんな顔で見ないでよ、散歩の時には脱がせるからさ…。
今日はなんていい日！
大好きなミモザの花束をカレンさんからいただいた。
さっそくお店に飾ったら鮮やかな黄色が春をはこんできた。
そう言えば今日は十色屋をはじめて8年目の記念日。
ラッキーナンバーの8と、大好きな黄色い花束と…なんだか素敵な予感がする。
Kちゃんとクマさん夫婦が大きな箱を抱えてやって来た。箱の中身は愛しのアラジンさま。ただ今仮住まい中の心優しき彼らは、十色屋にこの新品同様のストーブをレンタルしてくれるらしい。うわ～い、嬉しいなぁ～。アラジンという名前も大好きだけど、今にも歩き出しそうなフォルムといい、神秘的な青い炎といい、何て素敵なんだろう。これで寒かったお店の中もワタシの小物たちも、ほんわかと優しい温もりに包まれることでしょう。
春よ来い早く来い…楽しい計画が二つあるんだ。
一つは3月20日からの「ふくろ展-その4-」今年は春にひつじ屋さんでやります。もうあと1ヶ月とちょっとなので気合い入ってきてます！
二つめは松本クラフトの「工芸の五月」、十色屋でおもしろいコト考え中。
一つめが無事に終わるまでもう少し秘密にしとこっかなぁ～。