まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第462号:中央アルプス千畳敷へ行く。1日目

2009年12月27日 | ■旅行・温泉/長野県
毎年、年末や年始は旅行に行くのが恒例行事。
今年は、坊と二人、中央アルプスの千畳敷へ二泊三日の予定で向かった。



寝坊して予定より2時間遅れの9時静岡の自宅出発。
1回目の休憩をとった朝霧高原のCVSで異変に気付く。

坊のスキーウェアが見当たらないのだ。
家に電話すると、悲しいことに鴨居にかかったままだった。ショック!
雪遊びがメインの旅行のためウェアが無いと話にならない。
ワイフに頼んで宅急便で送ってもらうことに。



昼飯。お目当ての伊那市の北野屋という馬肉料理の店には辿りつけず、
第二候補だったレストランあかさかへ。昭和のかほり漂う大衆食堂風レストラン。



坊には、お子様ランチ。私は、さくらライス。
さくらライスとは、ハヤシライスに馬肉を盛ったもの。可もなく不可も無く。



菅の台バスセンター。
この先で一般車両は通行禁止となるので、車を置いてバスに乗り換える。
ここから駒ケ岳ロープウェイの発着地点であるしらび平へ向かう。
15時12分の最終バスにギリギリセーフで乗りこむ。標高差800m、40分のバスの旅。



しらび平へ到着。
ここまでくると雪景色。



これまた最終便となる16時発のロープウェイに乗り込む。
ここから標高差約1,000mを7分ほどで一気に上がっていく。
バスもそうだったが、ここでも坊と私の貸し切り状態。



ロープウェイはぐんぐん高度を上げ、見えてきた!ロープウェイの駅であり、
今日、明日の宿でもあるホテル千畳敷だ!
それにしても凄い場所にある。まさに中央アルプスの稜線直下だ!



後ろを振り返れば南アルプスの山並み。素晴らしい眺めだ。
日が傾きかける中、ホテル千畳敷に到着。
バス、ロープウェイを乗り継いで約1時間、標高差1,800mを登ってきた。



ホテル千畳敷は、標高2,612mに位置し日本で一番高い場所にあるホテル。
ホテルと言っても公共の宿風のホテル?
部屋は12.5畳、バストイレ付の特別室を予約したので広くて快適。



↑バス、トイレはこんな感じ。いわゆるユニットバス。
子どもと二人だけの旅なので、簡素でも部屋にトイレがあると、とても助かる。
子ども用の浴衣の柄がとてもキュート。



部屋からの眺めはこんな感じ。
左のピークはサギダルの頭。右のピークは宝剣岳。左下に見えるのは駒ケ岳神社。
思いのほか山が近く、稜線はもっと広くのびているのに写しきれない大きなスケール。



風呂は5時15分からというので、少し外に出てみる。
ホテルの出入り口は、まるでシェルター。



神社でなむ~。



記念撮影。



坊の後ろの山並みは南アルプス。キレイだ。ほんとうにキレイだ。
海にしろ山にしろ今までいろんなイイ景色を見てきたけれど、
ここからの、この時間の南アルプスの眺めは言葉を失うほど素晴らしい。



そして風呂へ。
思いっきり循環で強烈なカルキ臭。この立地では文句無し。



↑晩飯はこんな感じ。可もなく不可も無く。

この時、初めて分かったが今日の宿泊客は私と坊の他に男性客1名。
広い食堂は静まりかえりなんだか寂しい。

そしてこのあたりから坊に異変が。
食事中、お腹が痛いと言いだし、部屋に戻ると、今度は眠いと言いだした。
まだ、ほとんど食事をしてなかったので、食堂に戻ってとりあえず食事は
済ませたが、坊はほとんど口にせず、なんだか元気が無い。

長旅で疲れたんだろうと思い。歯磨きをして、トイレを手伝い、
20時に伏せたはいいけど、部屋がモーレツに乾燥して鼻の粘膜がパキパキに。
そして標高のせいか頭がガンガンと脈打つように痛んで眠れない。
坊も同じらしく、少しうとうとしては直ぐに目を覚ましぐずるを繰り返す。

そして深夜2時、またお腹が痛いと言いだし、四つん這になったと思ったら
オゲ~っとリバース。もうてんやわんや。

そして早朝4時、今度は横になったまま噴水のように2度目のリバース。
寝巻も布団も坊の頭もソレまみれになってしまい、嫌がる坊をなだめ、
シャワーで洗い流す。もうひっちゃかめっちゃか。

もし、これ以上坊の調子が悪くなったら、始発の時間を繰り上げて
ロープウェイを動かしてもらえるのか?最悪ヘリか?いろんなことを考える。
いづれにしてもここは陸の孤島だ。

そしてようやく長い夜が明けた。

2日目に続く。

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