まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第375号:「走れメロス」の舞台を見に行く。

2009年08月09日 | お祭り・イベント
磯賢で鮨を食べた後、向かった先はグランシップの静岡芸術劇場



芝生の広場ではちょうど「105人の時間展」というインスタレーション作品の展示が行われており、その辺ものぞきながら劇場へ向かう。



静岡芸術劇場に来るのは初めて。そもそも、舞台芸術に興味はあるが、高額なチケットがネックで、今までなかなか鑑賞の機会が無かった。今回は、普段舞台芸術に接する機会の少ない大人や子どもに「劇場に足を運んで舞台見よう!」という主旨でチケットもスペシャルプライス。なんと大人2,000円なのだ。有り難い企画で感謝感激。



開演になる前に写真をパチリ。客席と舞台は、漢字の「三」のような配置で客席に挟まれた真ん中が舞台。驚いたことに舞台上の好きな場所に腰かけて観劇してもいいとのこと。そんな場所で一度見てみたいものだが、ワイフ身重のため普通の客席へ。

いよいよ開演。走れメロスの内容は当然知っているので、その分、役者さんの動きや、演出に目を向けることができ、とても興味深く見ることができた。

舞台上はセット替えなどは無く最後まで固定。役者さんも出演は二人だけで、いったいこの設定と人数でどんな舞台になるんだろうと想像もつかなかったが、蓋を開ければ、凝った演出と、一人何役もこなす演技で「走れメロス」が成立している。こんな表現もあるんだと感心。

舞台だけでなく劇場全体を使った演出はとてもおもしろく、役者さんとの距離も近く、息遣いや滴る汗一滴までよく見える。



舞台が終わったあとには、SPAC(静岡県舞台芸術センター)芸術総監督の宮城聰さん、今回の構成・演出をされた山の手事情社の安田雅弘さん、役者の大内米冶さん、大道無門優也さんの四名が挨拶し、質問時間も設けられた。

そしてその後は、希望者は舞台に上がり役者さんと記念撮影。私たち夫婦もミーハーにもしっかりと写真を撮ってもらった。しかもその写真も後日郵送してくれるというから、なんて至れり尽くせりなんだろう。

テレビにも映画にも無い、舞台の面白さに触れることができた。これはくせになりそうだ。また劇場に行きたい。

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