“からだ”について考えます

現場で働く一整体師として、実践的な知識と情報を発信しています。皆さんの役に立てれば幸いです。ブログの内容は私の真実です。

体の芯を温める一つの方法

2015年01月28日 | 内臓の働き
 この寒さの厳しい季節、来店される方の多くは案の上、体の芯が冷えています。腰が重たい、関節の動きが悪い、膝が痛む、お腹が張る等々、体が冷えるだけでもたらされる症状があります。体の機能は本当に正直で、温かい時期は不調を感じなかったものが、体の芯がちょっと冷えただけですぐに不調を訴えるようになります。  さて以前にも、体の冷えに対しては足裏の小腸区を施術するのが効果的だと記しました。今回はそれに加え、 . . . 本文を読む

体を整えると、普通にできるようになる

2015年01月24日 | 施術日記
 ホームページの“歩行について”のページを見て「どうして二人の姿はこんなにも違うのか?」という質問がありました。「足元の強さが違うからでしょう」と答えましたが、それからいくつか問答しましたので少しご紹介します。 Aさん:「私は立ったり歩いたりするとき、どうしても右足の裏がしっかり地面につかなくて、ピラティスの先生に歩き方とか指導されて、そのように歩こうとするのだけどうまく . . . 本文を読む

頭痛③ 前頭部、その他の頭痛

2015年01月23日 | 顔面・頭部
 前頭部や眉間のところが痛くなる頭痛の多くは、顔面がお腹の方に引っ張られているか、頬が下に下がっていることが原因であると考えられます。痛みや重さとしては額や眉間の部分に感じられることがほとんどですが、顔の筋膜や皮膚も引っ張られているため、表情がこわばり、なんとなく機嫌が悪いような顔つきになっているかもしれません。  また眉間にシワを寄せる癖のある人は、それだけでこの部分の筋肉がこわばりますので、頭 . . . 本文を読む

頭痛② こめかみと側頭部の痛み

2015年01月22日 | 顔面・頭部
 こめかみ(目尻と耳の間)や側頭部(耳の上)の頭痛や片頭痛の原因として最も多いのは噛む筋肉(そしゃく筋)のこわばりによるものです。そしゃく筋には咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋の四つがありますが、体表で観察できるものは咬筋と側頭筋です。咬筋は下顎の下端の角(エラと多くの人が呼ぶところ)と耳から頬にかけてある骨(頬骨弓)との間を結び、側頭筋は下顎の上端とこめかみの上部にあたる側頭窩を結んでいて下 . . . 本文を読む

頭痛① 後頭部の頭痛

2015年01月21日 | 顔面・頭部
 頭痛や片頭痛に悩まされ、頭痛薬を飲まずにはいられないという人もかなりいるようです。いつもより激しい痛みに襲われたりしますと、「脳に異常があるのかも」と考えて脳外科を受診し、CTやMRI検査を受ける人もいます。  非常に大切な頭の問題ですから、そういう行動をとられるのは正しいことだと思います。何も異常がなければそれだけで安心感を得られるわけですから。  ところで、検査の結果“異常なし& . . . 本文を読む

逆流性食道炎と胸の捻れ

2015年01月19日 | 内臓の働き
 腰が弱いのに、それでも仕事を続けているため一年に何回か弱いギックリ腰になってしまう人がいます。本日その方が来店されましたが、今日はギックリ腰ではなく「肩がこって!」ということでした。この方が肩こりになるというのはほとんどありませんので、いろいろ伺うと昨年末に左胸に差し込みの痛みが生じ、胃腸の具合も悪いため病院を訪れたところ“逆流性食道炎”であり、胸の痛みはパニック障害も疑 . . . 本文を読む

目の疲労とコメカミと首のこり

2015年01月18日 | 顔面・頭部
 目尻から少し(2~3㎝ほど)後方(耳の方)にいったところにコメカミがあります。東洋医学では”太陽”というツボにあたります。おそらく西洋医学的、科学的には認められていないと思いますが、実際の現実として、目が疲労していますとコメカミが硬く張ってしまいます。さらに肩甲挙筋という首と肩甲骨をつなぐ筋肉もこわばり、首の後ろ側が辛くなる肩こりになります。  疲れ目や眼精疲労を訴 . . . 本文を読む