心の御柱(こころのみはしら)

毎日、八方拝を行い、光の柱を建てましょう。

神事と先祖のお世話

2012年12月26日 | 個人の霊的自立

 世の中には、熱心にいろいろな神社にお参りに行ったり、神行(しんぎょう)と称して各種の修行を行ったり、また神様のお使いだと言って全国各地を回られたりしている方々がいらっしゃいます。御本人が納得されてされているので、それはそれでいいのですが、その方達の実生活を知ってくると、あまり幸福になっていない方が多いものです。早死にされたり、病気を発症されたり、家庭不和、それと案外多いのが子供のゴタゴタです。

 

 本当に自分の一生がそういう神事(かみごと)をするためにあるのだと覚悟されている場合はいいのですが、あまりそんな決意もなく、なんとなく興味から入られたり、セミナーに参加して皆と一緒に行うのが楽しいという理由で行われる場合は注意が必要です。なぜなら、それが幸福に繋がるどころか却って不幸になることが多いからです。よく嵌まるパターンが、熱心に神様の世界の事をしているのに何故不幸が続くのか、もっと修行に励めと神様が仰っている、または今カルマの清算をしているのだと思ってさらに神事に没入していくのです。

 

 なぜこうなるのか?それはこの世界は陰陽のバランスで全てが成り立っており、このバランスを欠如しているのが根本の原因なのです。神事が陽だとすると先祖のお世話が陰なのです。神様の事ばかりして、先祖の事は置き去りにしている人が非常に多いのです。神社にお参りに行ったり、何人かで神行を行うのは日常を忘れ確かに気分も高揚するものです。それに比べ、お墓参りや御先祖の法要は地味で、決してうきうきした気分になるものではありません。それで陽ばかり強くなって極端に陰が弱っているのです。

 

 ですが普通の世界でも、陰を大切にされている方が人生うまくいくようになっています。例えるとイチロー選手の試合で華々しく活躍されるのが陽、その裏で毎日、地道な努力をされるのが陰。この地道な努力の陰がなければイチロー選手の成功は無いわけです。別にイチロー選手でなくても、一般社会で陰で地道に努力されている方はやはり安心感があります。

 

 神事をするんであれば、それと同じ位の先祖のお世話をしないと陰陽のバランスが崩れ人生がうまくいかなくなるのです。ただ逆の場合、先祖の事は熱心で、神様事は全然しなくてもうまく人生が運ぶのですが、これは陰から陽が生じるといって、陰から全てが生じるからなのです。

 

 神社にお参りに行くといった日常的な神事も含め、神事を 1 行ったら 先祖のお世話は最低でも 1.2 するというのが大切なことなのです。

 

   毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。

 

 

 

 


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