GALAXY Tab 使用感 (1)

　iPhoneユーザ歴１年８ヶ月、3G → 3GS と使ってきた視点から、まずiPhoneと比較してみたい。できるだけ公平を期して画面サイズには言及しない（予定(^^; ）。

【よい点】
・いきなり端末ではなくキャリアの差に話を振って申し訳ないが、繋がる！（爆）　通勤電車は東京駅から地下鉄状態になるが、iPhoneだと駅ごとの電波もほとんど捕まえられない状況。それに対しGALAXY Tabはかなり繋がる感じ。

・これはサイズが違うので単純に比較するのはiPhoneにとって酷だが、バッテリの持ちが全然違う。そりゃそうだ、Tabは公称待ち受け時間が1600時間！ 私の使い方だと２日に１回充電すれば充分。バッテリ切れに備えて毎日充電してますが。

・「マップ」アプリは画面が大きいから見やすいのは当然なんだけど、ここで強調したいのは自分の位置を表すマーカーがいいということ。iPhoneのマーカーは丸型で、現在地を示すだけだが、Tabのマーカーは矢印型で向っている方向を指してくれる。

・画面上部のタイトルバー（？）を下へドラッグするとシェードを下ろすように出てくる「通知領域（？）」が超便利！（下図参照）。タイトルバーに通知アイコンが現れている時に引き下ろすと詳細が表示される。また、Wi-FiやGPS、Bluetoothのon/off、画面の回転ロックや明るさ調整などにアクセスしやすいのもGood!



・文字入力時などに「ピッ」という入力音の他、軽いバイブレーションでフィードバックされるのは心地いい。タッチパネルはキーボードと違いキーを「押し下げる」感覚が無い分、なんらかの方法でユーザに「キー入力されました」ということを伝えると操作性がアップする。バイブレーション・フィードバックという方法はなかなかよいと思う。特にマナーモード時は重宝する。ユーザごとに好みの分かれる機能だと思うので、強/弱や長さを設定できるとなおGood!


【わるい点】
・やはりインターフェース、操作感はiPhoneに一日の長がある。例えばフリックでページを左右に移動する場合、iPhoneは指にひっかかる感触が絶妙にチューニングされている。粘りがあって「ここまでスライドするとページがスルッと移動するな」という感覚がタッチパネルながらある。一方、Tabはちょっと粘りが足りなく、軽い感じ。自分としてはもう少し「残って」ほしい。また、2本指でタッチして拡大/縮小する「ピンチ」の操作感もイマイチ。キメたいサイズでキマらない。

・上記とややかぶるが、方向センサーの画面フィードバックが軽すぎる。縦位置で使っていて意図せず少しでも傾くと画面がパッと横位置に変わってしまう。もう少し粘りがあってもいいし、画面のイフェクトもパッと切り替わるのではなく、グルッとアニメーションしてくれた方が感覚になじむ。改善してほしい。

・文字入力はiPhoneで慣れた「フリック入力」を多用しているが、意図した文字が入力できないケースが多い。特にタッチだけして「あ」「か」など先頭の文字を入力するつもりなのに下方向フリックと捉えられ「お」「こ」が入力されるなど。画面が広く、タッチボタンの面積も広いのでこちらが慣れていないせいもあるだろう。画面の反応速度など設定項目もまだいじってないから、今後またレポートします。

・液晶下に配置された４つのボタン（左から「メニュー」「ホーム」「戻る」「検索」）。アプリケーションごとにコントロールされてタップ時のメニュー項目が変わるところまでは理解した(^^; つか、迷わず操作できるようになった(^^)
　でも液晶画面内にボタンを表示するか、画面外にハードウェア的にボタンを組み込むかは評価の分かれるところ。慣れの問題もあるだろうけど、最大のマイナスポイントは、横位置で使う際に画面内表示と違って下方に追随してくれないこと。これは困る！

・Android OS 2.2の熟成が不足しているのか、やや不安定。アプリの強制終了がわりと頻繁（１日１回くらい、特にブラウザ）に起こる。このあたり、OS、アプリともども熟成を強く望む。

　いずれにせよ完成品の上品さではなく、これからどうなるか期待感あふれる製品であることは間違いない。
　生温かい目で見守りつつ使いこなしていきたいですね。


【関連エントリ】
・GALAXY Tabが来た！
・GALAXY Tab 画面キャプチャ方法