黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『シャドウ』道尾秀介(東京創元社)

2007-03-12 | 読了本(小説、エッセイ等)
癌を患っていた母・咲枝がこの世を去り、大学病院で働く父・洋一郎と二人残された、小学5年生の我茂鳳介。
それから数日後。両親同士が学生時代からの友人であったことから幼馴染であり、同級生でもある水城亜紀の母・恵が、飛び降り自殺を遂げた……夫・徹の働く大学の屋上から。
そしてその後まもなく、亜紀も車に撥ねられ怪我を負ってしまう。
鳳介が母の葬儀の折、恵の背後に見た幻影の謎。そして、人々の不審な行動に戸惑う鳳介だったが……

ミスリーディングを誘う場面が、あちこちに散りばめられていて、最後まで翻弄されまくり。うまいなぁと感じましたが、作品として好みかどうかは別問題(笑)。
……個人的に、某氏の性癖(というか嗜好?)にちょっと疑問が残るのですが;

<07/3/12>