東野圭吾「疾風ロンド」

白銀ジャックに続いて、今回も雪山が舞台。
今度は生物兵器が雪の中に。
しかし脅迫してきた犯人が事故死。
さあ、どうなる？？
なんか設定がおもしろいなぁって思います。

人の命を救うために動く人々。
自分の利益のためだけに動く人々。
ホントは何が正しいのか。
自分の子どもの前でちゃんと言えますか？
子どもの素直な心を裏切りたくはないものですねぇ。

そして家族を失う辛さ。
そんなときでも、ほかの人には自分たちの分まで
幸せになってほしいと思わないといけない。
そうすればきっとその幸せのおこぼれがまわって
来るって。
小説とはいえ、こういうひとつひとつの言葉って
響いてきますね。
みんなに幸せがきますよーに。

最後はなかなか痛快な終わり方で良かったです。
千晶さん、優勝おめでと。


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