旅つづり日々つづり2

旅のような日常と、日常のような旅の記録と記憶。

学ぶことは喜びなんだね

2017年05月26日 23時16分45秒 | 日々のこと
ネット環境がようやく整いました。毎日泥棒がやってきます。時間泥棒。ギャー!
自分を律することのなんて難しいことか。スマホなんて持ったら絶対に自分を見失うわ。

さて、一年生ふくのすけ。
毎日新しいひらがなを学び、その日習ったひらがなを復習するのが日課。

一年生のこの「学び」のスタートを私はどうしても大切にしたかった。「学び」との出会いを
真っ白にしておきたかったのだ。
だからいくら間違った書き順で暗号のような手紙を書いていても、鏡文字も、くっつけたような文字も
なにひとつ訂正してこなかった。鉛筆の持ち方だけを見守ったのみ。ダンナ氏は「それでいいのか?」と
懐疑的だったけど「これでいいのだ!!」「絶対に訂正するな」と根拠もなく断言して、この日を待っていたのだ。

福の「ひらがな」との出会いは“誰かに何かを伝えたい。”その一心だった。
間違っててもいいし、おかしくても構わない。福には伝えたいことが、言うべきことがあったのだ。
その思いが溢れて止められないでいるのに横からやれ書き順がおかしい、だの、消しゴムでしっかり
消せ、だの、言われたら書く気も失せるだろう。書いて、書いて書きまくっていた。

そして今、帰宅したあとおやつをモグモグ食べると、すっと机に向かってひらがなと向き合っている。
2Bの鉛筆でゆっくりゆっくりノートに書きつけている。書き順を守り、とめやはらいに気を付けながら
ノートが破れそうな筆圧で真剣に書いている。
書き順、鏡文字、書き足し文字、習ったその日に全て正しいものに置き換わっている。「く」の鏡文字が
今や懐かしいほどだ。

家庭訪問の時に担任の先生にこの話をすると「そういうことだったんですね。いつも私の話をほほぅーという
顔で目をまんまるに見開いて聞いているんです。全部吸収していくような勢いで、これぞ一年生、という姿
です」と言っていただいた。やっぱりこれでよかったなと私もとても嬉しくなった。

学ぶことは本来喜びそのものであるはず。
めんどくさいことでも、やらされることでもないはず。
いつまでこのキラキラが続くかは分からないが、その時間を少しでも保障できるように側で見守ってやりたい。

言葉あつめの宿題が毎日でるのだが、これが毎回笑わせてくれる。

「の」 のこりもの
「み」 みずぎがきつい
「に」 にもの
「は」 はなくそ

福の毎日が目に浮かぶようだ・・・そして今日の質問は「かあちゃん、なんで鉛筆入れるのに筆箱なん?」
あん??ああ、そうだね。たしかに。明日から筆を持っていこう。





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