福岡の猫カフェ NEKOCAFE Keurig

福岡初の猫カフェ「Keurig」(キューリグ)のオフィシャルブログ!

2016.12.31 皆さまありがとうございます。

2016-12-31 17:06:09 | 大名店

いつもお世話になっております。

代表の野村です。

激動だった2016年を終えるにあたって、皆さんにお知らせしておかないとと思うことがありましたので

今年も年越し猫飼育係をしながら大急ぎでブログを書いております。

 

皆さま本当に今年はなんと御礼を申し上げてよいものか、感謝してもしきれないほど皆様に助けて頂きました。

本当にここで改めて厚くお礼申し上げます。

 

年末にかけて本当に沢山のお土産を頂きました。ここ最近ほとんどフードを買っていません。 

そして先ほど募金箱を集計してひっくり返ってしまいました。なんと12月だけで募金額が19万もございました!

本当にぽか~んとしながら涙を流して集計しておりました。ありがとうございます。

集計詳細はすみませんが、年越してからアップいたします。(;'∀')

 

今年は本当に精神的にも肉体的にも激動の一年でした。

たくさん頂いた募金と、病気と、逝ってしまった沢山の子と、そして最後に不意に訪れた希望と

 

 

始まりは人に後押しされながら始まったクラウドファンディングでした。

やり始め、恥ずかしさでいっぱいだったのが、締め切り寸前で予想外の達成をし、沢山の人の応援の元、今後の少なからぬ運転資金をいただきました。その節も本当にどうもありがとうございました。

それに元気づけられ、また可哀想な子をたくさん非難させてあげたいと、筑豊の多頭飼い崩壊の子を受け入れ、工事現場に置き去りになった乳飲み子を引き受け、下痢とカビだらけの医療処置を引き受け、とかなり無理なことをやってきました。

結果やはり無理がたたり、沢山の子猫らが感染症にかかり、6月から猫風邪と食欲不振などに対処しますが、やがて8月からFIPが原因でバタバタと倒れだします。

 

降りかかる火の粉を払うように必死で対応しましたが、チョロキチが逝き、へなちょこが逝き、チョコビッチが逝き、デコ丸が逝きました。

もうこれ以上の子猫の死は耐えられない、それでもとなんとかやらなければならないことを淡々とやってきましたが

そこで更に、天かす、たこわさ、タニシくん、天神のトロッキー、モフ、しらたきさん、ふぅちゃんまで、FIPの疑いがあることを突き付けられました。

さすがに私も自暴自棄になり、人スタッフにあたってしまう日もありました。

でもそうやって不機嫌になっていても何も解決しない、と気を取り直し、とにかくやらなければならないことを淡々とやり続けました。

そして残念ですが、その中でふぅちゃんだけが、FIPに耐えることが出来ず、12月15日 午前9時半、野村のお布団でお迎えが来ました。

【逝ってしまったふぅちゃんを暖めつづける羊羹さん】

もうその時点でこれ以上私に耐えることを強いないでほしいと願っておりましたが、なんとその同じ日、ちょんまげが緊急入院しました。

 

ちょんまげを知っておられるお客様も多いかと思います。

5年ほど前に4匹兄弟で入ってきたキジトラとキジ白の兄弟ですが、本当にみんなナイーブで慣れるのにとても時間がかかりました。

中でもちょんまげは、リーダー格の強がりさんでしたが、やっとやっと心を開いたスタッフが程なく辞めてったり、兄弟たちも自分を残して皆貰われていってしまいなど、数々のがっかりを重ね、寂しいのと愛情不足で、喧嘩三昧、おしっこ三昧、愛されたいのに怒られてばかりの日々を過ごしておりました。

そこへ常連さんの古賀さんが、とてもちょんまげを気にかけてくださるようになりました。

度々訪れては、ちょんまげを必要以上に可愛がり、最初は、変だな~、という反応のちょんまげも、古賀さんの呼び掛けにはスキップで駆け寄ってくるようになりました。

そして、猫を飼うのは初めてのことで戸惑いがあったにも関わらず、ちょんまげをオウチに迎え入れてくださることを決心してくださり、そしてお互いヒヤヒヤしながらのホームステイが始まりました。

しばらくして、ちょんまげが喜んでいるのか、そうでないのか分からない、見に来てくださるとウレシイです、とのお招きをいただき、古賀さん宅にお邪魔しました。それまで古賀さんのオウチでは微妙だったちょんまげも、その時ばかりは古賀さんたちも見たことがないくらい必死で、私と猫カフェに返る事を拒絶していたのをよく覚えています。

 

日当たりの良いポカポカのリビングで私をしっかり睨みつけていました(笑)。

その後のちょんまげは、それまでの猫カフェ暮らしとは180度変わって、ご家族4人の愛情を独り占めして、愛情いっぱいのびのびと過ごしました。

クールで我慢しいのちょんまげも、古賀さん宅では、お外にでたいよ~、とか、もっと抱っこして~とわがままを言えるようになっていたとのことです。

 

そして突然、後ろ脚が麻痺し、病院で診てもらった時には、末期の心筋症でした。

私が駆け付けた時は、泡の様なよだれが後から後からあふれ出していたのに、上半身をすっくと立ちあげ、たいしたことではない、猫カフェには帰らないぞ。と強がっている様に見えました。

その夜、12月16日1時過ぎ、最後までお利口さんでした。今お迎えがきました。と連絡を頂きました。

 古賀様、最後までICUでの治療や、注げるだけの愛情をちょんまげに注いでくださってありがとうございます。

 

そしてその4日後の20日、ぺんぺんのおしっこは前々から出にくくなっておりましたが、尿閉解除も4回していたので、もう限界と、膀胱を切開して、菌と膿と結石を掻き出す手術がなされました。

縫合の跡が開きやすい場所であることと、すぐ尿路が癒着してしまうことが予想されるため、一週間入院。怒りんぼのペンペンがちょっと態度軟化しかけたところで退院、と看護師さんたちも寂しがってくださいました。

そして、ついでに連れて行った、リンパ腫のぱっつん。

 

皆さんに心配していただき、「ぱっつん基金」のおかげで来る日も来る日も焼きカツオとステロイドを食べ続け、

最近元気に「ビビいじめ」をしているので、もしやと思い見てもらいましたが、まさかの全快!!!!!!!!!!!!!!!。

どんなに時間をかけて丁寧にエコーで診てもらってもしこりが見つかりませんでした。そして2キロだった体重も4.2キロになっていました。

ぱっつん、リンパ腫からの生還です!皆様ご心配をおかけいたしました。

 

そして、は~これが私たちにとっての素敵なクリスマスプレゼントかな~、と喜びに満ちておりましたが、先日ひょっこり古賀さまが挨拶にと、お土産を沢山持ってきてくださいました。そこでいろんなお話をしました。

はじめは戸惑いながらの飼育開始だったのに、こんなにも掛け替えの無い存在になっていたなんて、本当にちょんまげに感謝していると、そしてちょんまげが居ない生活が苦しいとおっしゃっていました。

私はすぐにこうお答えしました。

「どうぞ次に子を幸せにしてあげてください。ちょんまげだって私たちのやっている事を理解しているし、古賀さんご一家がいつまでも悲しんでおられるのは本意ではないと思います。まだまだ助けてもらいたいと思っている猫らが沢山いるので、ぜひお家に持って帰ってあげてください。」と。

しばらく涙ぐんでおられましたが、程なく笑顔になり、お正月前にホームステイしましょうということになりました。それを聞いてか聞かずか、竹ちゃんこと竹千代がやってきて古賀さんのそばを離れません。人慣れしてていない竹ちゃんが、自分から人に寄ってくることなど今まで無かったことです。ちょんまげの時もそうでした。呼ばない限りは来ないちょんまげが、里子にほしい、といった直後、古賀さんの傍を離れませんでした。

そして今回の竹ちゃんは更に主張が強く、竹ちゃんと古賀さんの傍にほかの猫が寄ってくると、竹ちゃんが怒り散らして追い払います。

これもまたきっと運命なのだと、その数時間後には竹ちゃんと、これまた激野良な兄弟猫、牛若の大捕獲作戦が決行し、そして捕獲成功!

速やかに古賀家へと旅立っていきました。12月30日、今年最後の営業日の閉店数時間前の事です。

【頑張ってホームステイ中の2匹(;'∀')】

 

 

あまりにもジェットコースターだった今年を振り返り思いました。大変だったな~と。

ことし夏から猫ブームも陰りを見せ、その直後からお客様が激減し、過剰な医療費で窮地に立たされたキューリグでしたが、皆様の助けのお蔭でなんとか収支のバランスも保ちつつ、やれやれ、と今年の幕を閉じようとしております。

 

感謝以外の、なにものでも御座いません。

皆さま本当にありがとうございました。

来年も頑張って参ります。

 

 


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