保有中の銘柄 なし
リバウンドなし。
米国株上げの恩恵は見るも無残に打ち砕かれる。
15500までの調整はあると見ているがどうだろう?
新興は個々にリバウンドする銘柄も散見されるが
全体にはまだ底を打ってない。
明日は休日前とあってやはり売りから始まりそうだ。
週末に読んだ本で
労働ダンピング-雇用の多様化の果てに
中野麻美著
これは必ず読まなければならない一冊である。
日本の格差社会の拡大について
おぼろげながら抱いていた不可解さの
一つの結論を提示している気がする。
1986年の労働者派遣法の施行での労働現場での激変は
人間の労働を商品化し現場に
とんでもないダンピングと人権侵害を生じさせていたのである。
低賃金化・細切れ化が進む日本の非正規雇用は正規雇用を駆逐し、
正規常用代替の進行とともに正規雇用は激しい値崩れにさらされ、
雇用の形そのものが融解させられようとしている。
「ホワイトカラー・エグゼプション」なる制度を
日本に導入しようという動きがある。
これは際限の無い長時間労働の中に労働者を投げ込み
人間そのものをすり潰す商品化を意味する。
格差社会の拡大というのは
まだ実感が無いものの今そこにある現実であり
小泉政権で助長されてきたことに
みんなが早期に気づき
その実態について理解する必要がある。
この本は非常に内容が難しくて
読み辛いったらないが
本当にすばらしい本だと思う。
ちなみにこんなにひどい会社があります。
→
クリスタル
「クリスタルは地域ごとに分社化しており、
また未公開企業、業界団体にも未加盟であることなどから
一般に人材派遣業大手を紹介する場合、除外されている。
だが、その実態はグループ会社も含めれば年商は実に約6000億円。
一般に知られる人材派遣業大手の
東証1部「テンプスタッフ」(2130億円)、
同「パソナ」(約2038億円)、
同「フルキャスト」(672億円。いずれも06年度連結)
などを大きく引き離している№1グループ。
しかも、数々の法令違反を犯し、
そうした問題点を取り上げるマスコミには
高額訴訟を提起する企業としても知られる。」
(以上
アクセスジャーナル2006/11/18より引用)