スタート地点に5時過ぎに到着。
トランジッションエリアでボトル、補給食などをバイクにセット。
次第に外に出ていられないほど雨が強くなり、選手は受付のテントやホテルのロビーへ避難。
ドシャ降りになってきたので、私たちも近くの駐車場へ行き、自分たちの車で雨宿りしました。
頃合いを見て、スタート地点へ戻ると、スイムはキャンセル、デュアスロン競技で大会を実施するというアナウンスが流れていました。
デュアスロンとは、ラン、バイク、ランで行われる競技のことで、
今大会は第1ラン6.5km、バイク157km、第2ラン42.195kmで実施されることになりました。
宮古ブルーの綺麗な海で泳げなくなったことは大変残念でしたが、気持ちを切り替えてスタートの準備をしました。
8時に第1ラン6.5kmがスタート。焦ることなく、28分くらいで走りました。
さていよいよバイク157kmの長旅のスタート、ここからがいよいよ本編スタートといった感じでした。
年始に宮古島と伊良部島の間に、伊良部大橋が開通したことで、今回からバイクコースに伊良部島が入った新しいコースになりました。
選手はみんな新しいコースをとても楽しみにしていました。
その一方、伊良部島の皆さんの反応はどんなものかなぁと思いながらペダルを漕いで行きました。
序盤の10km地点から30km地点あたりが、伊良部島でした。
雨にも関わらず、沿道は島民の皆さんが全員出てきているのではないかというような人の数!
「待ってたよー!」、「ワイドー!」などの声、太鼓などを鳴らす音、物凄い熱気でした!島民の皆さんが31年間、待っていた熱い想いを感じました!
熱い声援に背中を押され、伊良部島を抜け、帰りの伊良部大橋へ。
この頃は、雨に加え風が大変強くなり、最大で15mの風が吹いていたそうです。
海面から一番高いところで30m。そんな橋の上で15mの風に煽られながら自転車に乗るのはかなり怖かったです。
特に下りはスピードが出ているなか、時折突風のような風に吹かれ、ハンドルを持っていかれそうな感覚もありました。
強風に恐怖を感じ、バイクから降りて、押していた選手もいたようです。
写真でもわかるように路面はウエット、背景は霞んでいる状況でした。
伊良部大橋を渡り、宮古島へ戻ってくると、そこから先は時計回りに島を一周します。
池間島との間に架る池間大橋、来間島との間に架る来間大橋、東平安名崎、断崖絶壁の七又海岸など絶景ポイントを巡りながらのバイクパートです。
今年は、例年よりもトレーニングを頑張りました。
1ヶ月前の練馬こぶしハーフマラソンを1時間28分で走りました。
3月の練習量はスイム:19.75km 前年同月比177.3%、バイク:753km 前年同月比203.0%、ラン:277km 前年同月比 157.4%という練習量でした。これがどのくらいの練習量かというと、もし、スイム、バイクを全てランの練習に振り替えたとしたら、月間700kmくらい走っているような練習量です。
そのため、体重もかなり落とすことができましたし、各種目ともいいタイムが出ていたので、自信を持って臨みました。
唯一不安だったのは腰痛でした。
70km地点あたりまでは快調でした。100km地点あたりから腰が痛くなり、次第に左足が痺れてきました。右足一本で回しているような感覚でした。120km地点あたりからは腰痛が激痛になりました。写真のように痛みのため情けない顔でレースをすることになりました。
想定より30分以上かかり、バイクを終えました。
この強い痛みで、走れるのか?と不安になりましたが、バイクとランでは、身体の使い方、負担のかかり方が違うことが功を奏し、走り始めるとあまり痛みを感じずに走ることができました。
バイクの後半にごぼう抜かれした分を、ランで取り返そうと思い、ペースを抑えながらも1人ずつパスしていこうと走りました。
中間点で2時間4分くらいでした。後半のほうが下りが多いので、サブフォーを目指して走ることに目標を定めました。
6.5km走って、157km自転車に乗った後のフルマラソンでサブフォーは50歳のおっさんにとっては大変なことですが、いいペースで走ってきたので、勇気を持ってプッシュしようと思いました。
写真のように折り返し地点では前を見据え、「こっから行くぞ!」という感じでした。
ところが25km地点あたりから腰痛が出始め、30kmあたりからはキロ7分ペースになりました。
最後の10kmくらいはまたしても腰の激痛との闘いになりました。
最後はタイムなどを気にせず、愚直に前へ進むだけになりましたが、7時過ぎ、総合タイム11時間余りで完走することができました。
今回で「宮古島トライアスロン」は10回目の完走となりました!
レース中はすごい強風で、どこへ行っても向かい風!?という感じでした^^;
腰痛で、バイクもランも何度も途中でやめようかと思ったのですが、「死中にも活路あり!」と諦めないで踏ん張りました!
目標に遠く及びませんでしたが、また愚直に顔晴っていこうと思います。
宮古島大会はボランティが最高です!完走できたのはボランティアの皆さんの力強いサポートのお陰です!
特に子供たちは最高です!ボランティアをしてくれている子供たちはキラキラしています!
写真のように躍動感のある子供たち。選手たちは子供たちへの感謝の気持ちを表しています。写真を良く見てみてください。取り損ねることなく確実に受け取ろうとしている選手たちが、ボトルと一緒に子供の手も掴んでいることからもわかります!
選手とボランティアの子供たちの間に会話があっても無くても、この受け渡しの瞬間、完璧なコミュニケーションが発生しています。
選手を気遣い、体を傾けたりしながら渡してくれる子供たち、暑い中、汗ビッショリになってサポートしてくれている小さな子供たち、それに感謝で応えている選手たち。
たまりません!
また、あのキラキラと輝いた子供たちと一緒にレースがしたいです!
ライズ鍼灸スポーツマッサージ治療院