第二次安倍改造内閣について、以前以上に保守・タカ派が増えたにもかかわらず、メディアは比較的好意的な論調が多いと思うのはあたしだけだろうか?それじゃこの内閣改造を目論んだ政権の思うつぼに、ずぼっとはまっちゃっただけじゃないか。
たまたまこの夏休みに滞在した加計呂麻島が第二次世界大戦の南方戦線へ向かう艦船の中継基地だったこともあり(行ってから知った)、右傾化する日本、閣僚として戦争を始めた人達が合祀されている靖国参拝を公言する大臣がいまだに居ることに、単なる不快感以上のものを感じる今日この頃。
この夏滞在したペンションは薩川湾に面していたが(こちら)、水深が深い天然の良港ゆえ、ここは連合艦隊の停泊地として使われ、現在も海上自衛隊の艦船が停泊地として利用しているという。争いごととは無縁に見える海が、実は多くの船がここから旅だって戻ってこなかったこと、そして今も自衛隊の艦船が行き交うことを知って、平和そうな表面だけを見る「百聞は一見に如かず」だけでは不十分で、知識と想像力がないと、人は悲惨な戦争を忘れてしまうんだと思い知らされた。
写真は呑之浦という入り江。ここは加計呂麻の数多くの入り江の中でも最も深く木立に囲まれている。そのため特攻水雷艇「震洋」の基地となっていた。
大洋を震わすなんて大宗な名前が付けられているが、要するに人間が乗って敵の艦艇に体当たりするという、人間魚雷の敵にばればれバージョンである。ぶっちゃけ敵の艦艇にとっての危険度は、限りなくゼロに近く、小型の鯨と衝突するより低かろう。ふつ~に考えればこんなのが成功するはずはなく、正気の沙汰ではない。思いつくほうもつくほうだが、それを実行するほうもど~かと思う。が、こういうのが戦争。戦争という狂気が、国のために死ぬなんていう阿呆な考えを正当化し美化し、戦争を始めた人たちがそれを利用するんだと思う。今の戦争はこれよりももっと高度な道具を使うだけで、人間の本性なんて変わっちゃいない。だからこそ理性や知性でそこを補うはずなのに、学校では都合の良い歴史しか教えないから、偏った思想に入り込む余地を与える。
戦争といわないまでも、誰かを武力で威嚇・攻撃することに躊躇の度合いが低そうな閣僚の顔ぶれに、だからこそ不安を抱く。国民に懸念の意見が少数かもしれないけれど存在するなか、近隣諸国との関係を犠牲にしてまで自分の主義主張を通す姿勢の人たちは、少数意見にも耳を傾けつつ全体としての合意を目指す民主主義を是とする国の政治家になる資質を、致命的に欠いていると思う。
たまたまこの夏休みに滞在した加計呂麻島が第二次世界大戦の南方戦線へ向かう艦船の中継基地だったこともあり(行ってから知った)、右傾化する日本、閣僚として戦争を始めた人達が合祀されている靖国参拝を公言する大臣がいまだに居ることに、単なる不快感以上のものを感じる今日この頃。
この夏滞在したペンションは薩川湾に面していたが(こちら)、水深が深い天然の良港ゆえ、ここは連合艦隊の停泊地として使われ、現在も海上自衛隊の艦船が停泊地として利用しているという。争いごととは無縁に見える海が、実は多くの船がここから旅だって戻ってこなかったこと、そして今も自衛隊の艦船が行き交うことを知って、平和そうな表面だけを見る「百聞は一見に如かず」だけでは不十分で、知識と想像力がないと、人は悲惨な戦争を忘れてしまうんだと思い知らされた。
写真は呑之浦という入り江。ここは加計呂麻の数多くの入り江の中でも最も深く木立に囲まれている。そのため特攻水雷艇「震洋」の基地となっていた。
洞窟の壕跡にはその「震洋」のレプリカがおかれている
大洋を震わすなんて大宗な名前が付けられているが、要するに人間が乗って敵の艦艇に体当たりするという、人間魚雷の敵にばればれバージョンである。ぶっちゃけ敵の艦艇にとっての危険度は、限りなくゼロに近く、小型の鯨と衝突するより低かろう。ふつ~に考えればこんなのが成功するはずはなく、正気の沙汰ではない。思いつくほうもつくほうだが、それを実行するほうもど~かと思う。が、こういうのが戦争。戦争という狂気が、国のために死ぬなんていう阿呆な考えを正当化し美化し、戦争を始めた人たちがそれを利用するんだと思う。今の戦争はこれよりももっと高度な道具を使うだけで、人間の本性なんて変わっちゃいない。だからこそ理性や知性でそこを補うはずなのに、学校では都合の良い歴史しか教えないから、偏った思想に入り込む余地を与える。
戦争といわないまでも、誰かを武力で威嚇・攻撃することに躊躇の度合いが低そうな閣僚の顔ぶれに、だからこそ不安を抱く。国民に懸念の意見が少数かもしれないけれど存在するなか、近隣諸国との関係を犠牲にしてまで自分の主義主張を通す姿勢の人たちは、少数意見にも耳を傾けつつ全体としての合意を目指す民主主義を是とする国の政治家になる資質を、致命的に欠いていると思う。
あの自信は、何処から来ているのかしら
人が、変わったみたいです
病弱のイメージを、払しょくしたいのでしょう
新内閣の大臣、男性陣は、やはりお友達の印象
他に、適したいないのか? (順番では無くて)
今回、選ばれた女性陣、苦手(言葉を換えるなら、嫌い)な人が、二人
まあ、「そんなもん内閣」
南の島には、戦争の傷跡が、多く残っているのですね
先日、ローカルの夜の番組で、今の憲法が出来た折、学校で用いられた
副読本の説明文を聞きました
あの文章を、改めて改憲派に読んでいただきたい
そして、中国、韓国の政治家に、日本人が、好戦的でない証明として
指し示したいと思いました
人間魚雷の「回天」の話は、存じておりますが、「震洋」のことは
初めて知りました
こんなこと、信じて実行したのが、もう狂気でした
どうしても、靖国に参拝するのであれば、中国や韓国の納得できるメッセージを
残せ!! です
(内心、言う方も言う方と思いますが)
分祀すればとりあえず納得するのに、それが出来ないところに私なんかのはかり知れないものがあるのでしょうね。
それにしても朝日新聞はおかしいですね、私とってませんが怒ってます。本文に関係ないですけど。
明らかに嫌いな人が二人、多分同じ方ですね~
その副読本とは「あたらしい憲法のはなし」のことですね、
当時の文部省がこんな素晴らしい本を作ってたなんて、感動的。
こちらにその全文を発見しました
http://www.aozora.gr.jp/cards/001128/files/43037_15804.html
初めて知りました、ありがとうございます。
と共に、教育担当の省がこの劣化ぶりでは
日本がこんなになっちゃったのも仕方ないのだと納得しました(悲)
靖国参拝は御霊を云々というより、選挙で遺族会の支持を得るため。
今もなお戦争や戦没者を、自分のために利用している政治家が政権にいる限り
戦争の不安から国民が完全に解放されることはないと思います。
靖国にまつられている方々は、決して総理に参ってほしいと思っているのではなく、
二度と戦争をしてくれるな、そのために自分たちが死んだのだ、と思っていらっしゃるのではないか、
というようなことをおっしゃっていました。
遺族会の代表(でしたっけ?)の古賀さんがそんなふうにおっしゃる、
政治があそこにまつられている方達のことを想像できない貧困な状態にあることを憂いている、
ていうのは、良い意味で驚きました。
ま、あたしが古賀誠という人を知らないだけなのかもしれませんが。
分祀とかテクニカルな話しのまえに、
なぜあそこにまつられている人たちが死なねばならなかったのか、
お祭りされている人たちは何を望んでいらっしゃるのか、
普通に考えれば分かることなんじゃないか、と思う今日この頃です。