
今やリニューアルして「美ら蛍」という銘柄で販売されていますが、かつて米島酒造の古酒と言えば「久美の月」でした。2003年に久米島を訪れたときには、スーパーに立ち寄れば普通に「久美の月」一升瓶が並んでいて、イーフビーチ近辺の居酒屋さんでも気軽に飲むことができました。まだ私が泡盛にがっつりハマっていなかった頃の話で、今となってはあのときに一升瓶をかついで帰ることができなかった自分を悔やむばかりです。
思わず全国の久美さんが思わず手にしたくなるネーミングの泡盛ですが、もともと琉球王朝時代に久米島は、琉球で最も美しい島として、球美(くみ)の島と呼ばれていたのがきっかけでした。球美をベースに「美しい久米島」の月の下で飲む泡盛として、「久美の月」としたのだとか。2003年当時、私は普通に「旨いなぁ」と開放感そのままに飲んでしまっていて、今となってはどういう泡盛だったか思い出せないのが残念です。きっと「美ら蛍」に似た泡盛だったんだろうなと辿り着けない記憶をたぐっていたところ、久米島空港の売店で「久美の月」を発見しました。なんと残り6本在庫で、1本38,000円だそうです。とても手が出ません、参りました。
そもそも何故に「久美の月」は突然に生産終了となり、「美ら蛍」になったのか。実は商標が絡んでいることが判明しました。特許庁のWebサイトで調べてみたら、南島酒販という沖縄県で大手にあたる酒類卸の会社が「久美の月」という商標を獲得されているようです。区分は、日本酒・洋酒・果実酒・中国酒・薬味酒とあり、出願が2003年4月24日で、登録が2003年11月28日とあります。なるほど、この日を境に米島酒造は、「久美の月」という名称を使えなくなってしまったというわけですね。先行使用者権利と商標の先取得権利のそれぞれについては商標法で詳しく定められているはずですが、昔にちょっと聞きかじった程度で、正直あまりよくわかっていないのでこれ以上コメントするのは避けておきます。
久米島空港でも38,000円で売られているように、その希少性から高値がついている「久美の月」ですが、米島酒造さんで「久美の月」のニセモノが出回っているらしいという話を聞きました。本物かニセモノかを見分ける方法としては、キャップの色だそうです。米島酒造さん曰く「久美の月は、白いキャップでしか出荷していない」「黒いキャップの久美の月が存在してるらしいんだけど、それがニセモノだろう」とのこと。レアものはときどき高額な値段でふっと突然に湧いてでてきたりしますが、そんな「久美の月」をゲットするときはキャップの色を要チェックということで!
<新書版「泡盛なかゆくい」。こちらもそろそろ終売かも。お早めにお求めください!>
思わず全国の久美さんが思わず手にしたくなるネーミングの泡盛ですが、もともと琉球王朝時代に久米島は、琉球で最も美しい島として、球美(くみ)の島と呼ばれていたのがきっかけでした。球美をベースに「美しい久米島」の月の下で飲む泡盛として、「久美の月」としたのだとか。2003年当時、私は普通に「旨いなぁ」と開放感そのままに飲んでしまっていて、今となってはどういう泡盛だったか思い出せないのが残念です。きっと「美ら蛍」に似た泡盛だったんだろうなと辿り着けない記憶をたぐっていたところ、久米島空港の売店で「久美の月」を発見しました。なんと残り6本在庫で、1本38,000円だそうです。とても手が出ません、参りました。
そもそも何故に「久美の月」は突然に生産終了となり、「美ら蛍」になったのか。実は商標が絡んでいることが判明しました。特許庁のWebサイトで調べてみたら、南島酒販という沖縄県で大手にあたる酒類卸の会社が「久美の月」という商標を獲得されているようです。区分は、日本酒・洋酒・果実酒・中国酒・薬味酒とあり、出願が2003年4月24日で、登録が2003年11月28日とあります。なるほど、この日を境に米島酒造は、「久美の月」という名称を使えなくなってしまったというわけですね。先行使用者権利と商標の先取得権利のそれぞれについては商標法で詳しく定められているはずですが、昔にちょっと聞きかじった程度で、正直あまりよくわかっていないのでこれ以上コメントするのは避けておきます。
久米島空港でも38,000円で売られているように、その希少性から高値がついている「久美の月」ですが、米島酒造さんで「久美の月」のニセモノが出回っているらしいという話を聞きました。本物かニセモノかを見分ける方法としては、キャップの色だそうです。米島酒造さん曰く「久美の月は、白いキャップでしか出荷していない」「黒いキャップの久美の月が存在してるらしいんだけど、それがニセモノだろう」とのこと。レアものはときどき高額な値段でふっと突然に湧いてでてきたりしますが、そんな「久美の月」をゲットするときはキャップの色を要チェックということで!
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先日東京駅まで一緒に帰った者です。
その後、体調はいかがですか?まだまだ送別会とか続いていますか?お大事になさってください。
3~4年ほど前に焼酎アドバイザーの企画で久米島に行ったときに泊まっていたJAL系のホテルから、歩いて米島酒造さんまで行ったことがあります。(上野のれんこん屋の3期生君とはその旅行のときに知り合いました)
米島酒造の若旦那に「久美の月」の話を聞いて、これは是非とも手に入れなくては!と思って、久米島の酒屋を何軒か廻って2本手に入れました。実は、この泡盛と同じ名前の友人がその年に結婚するというので、是非お祝いにしたかったのです。当時は2、000円ちょっとでしたが、まさか今そんな値段がついているとは!(驚)この泡盛を2本抱えて帰りはバスに乗ってホテルまで戻り、ホテルからは箱に入れて自宅まで送りました。お祝いに贈った友人にはすごく喜んでもらえました。もう1本は今でも家で未開封のまま眠っています。
やっぱり「美ら蛍」とは味が違うんですかねぇ?
米島の若旦那には、泡盛だけじゃなくてハブ酒なども試飲させてもらって、とても楽しかったです。
すいません、長くなりました。
「久美の月」をお持ちとは羨ましい。ぜひ大事に寝かせてください。私の親友の奥様の名前と同じなので彼に「1本買ったら?」と言うだけで、一升瓶抱えて帰ることができなかった軟弱者の私。終売になることを知っていたら……と悔やまれるばかりです。
記事も書きましたが、商標の絡みで名前を変更せざると得なかったとのことですので、中身は「美ら蛍」とは基本的に同じですよ、と酒造の方も仰られていました。