訳わからん このシャバは

今こそ日本人に問う。本当に日本を解体しようとする民主党でいいのか。 

タイでクーデター 「心配いらない予定通りのクーデター」

2006年09月20日 05時30分18秒 | Weblog
国民から尊敬されるプミポン国王

タイでクーデター、陸軍が政治改革委の実権掌握を発表

2006年 9月20日 (水) 01:11「読売引用」

 【バンコク=川辺徹】タクシン首相(57)の進退を巡って政治危機が続くタイで、陸軍が19日夜(日本時間同日深夜)、地元テレビ局を通じ、「プミポン国王を長とする政治改革のための委員会が実権を掌握した」と発表した。
 首都バンコクの首相府付近には、戦車が展開し、軍が首相府を占拠したとの目撃証言もあり、陸軍によるクーデターとみられる。地元テレビは静止画像で放映しているほか、テレビ各局に軍兵士が入ったとの情報もある。
 タクシン首相はこの日、国連総会出席のため米ニューヨークに滞在中。首相府を通じて同日午後9時15分(日本時間同11時15分)、首都バンコクに非常事態宣言を発令するとともに、ソンティ陸軍司令官を解任すると発表した。首相は急きょ帰国の途についた。首相と反首相勢力がそれぞれ正統性を主張している状態で、タイの政治混乱は激しい権力闘争に発展した。「引用これまで」

【筆者記】
朝早く起きるととんでもないニュースが飛び込んできた、タイのクーデターである、しかしクーデターと聞くと何か国家が異常な事態と思うが、タイのクーデターはまったく心配のない王様のお墨付きのクーデターである、あたかも軍部が実権を握り軍事政権になるような錯覚にとらわれるが実はそうではない、実に民主的でプミポン国王のもとで事態の収拾がスムーズに行われると思う。
しかし俺が予想をしていたことがなんとなく当たったような感じである。
この件に関しては以前にブログで書いたので読んでもらいたい。
本当にたいしたことはないのである、過去の事例からも分かるようにこれは完全に計画的である、タクシン首相の更迭ですんなりとかたがつくと思われる。
例によってプミポン国王の前でタイ式の挨拶でひざまついて「ごめんなさい」で終わり。いたって簡単である。これからニュースをよく見てくださいね、間違いありません。
タイの国王は立憲君主制であるが王様が政治に介入することはほとんどなく、今のプミポン国王はタイ国の象徴としての位置は確固たるもので、国民の信頼は大きい。しかし国内不安等政治不安があった場合は国民から信頼ある王様が現政権を計画的に転覆させることは過去に幾度もあり、ほとんどが無血にて事態収拾しているのである、実際の国政の最高責任者は首相であるが首相は日本と同じく、一番勢力のある党が中心となった連立政権によって成り立っており現政権はタクシン・チナワットを党首とするタイ愛国党が政権をもっているがタクシン政権の経済政策は非情に好調で従来の輸出主導に加えて国内需要も経済の牽引力とした持続的成長の確保を目指す一方、貧困撲滅と所得の拡大による草の根レベルでの国内経済の強化を目指しており、具体的政策としては、一村一品政策、地方産業振興のための村落基金、農民債務モラトリアム、マイクロ・クレジットである国民銀行の設置等、ボトムアップ型の内需拡大、地方経済の強化及び貧困対策とともに、中小企業支援、金融システムの整備等による国内産業の強化と、海外投資の誘致による国際競争力の強化を打ち出している。またタクシン政権は貿易市場の拡大のため、各国とのFTAを積極的に推進している。
タクシン政権の景気刺激策の奏功と見られる好調な内需と民間投資の拡大により、経済は回復基調に乗り、2003年には経済危機時の対IMF債務を返済し、SARSが観光業に影響を与えたものの、6.9%と経済危機後最高の経済成長率を記録した。成長へは個人消費、民間投資とともに、輸出の寄与も大きいが、経済の拡大とともに輸入も伸びており、純輸出は2003年第4四半期以降マイナス。成長に対する懸念材料としては、原油価格や生産コストの上昇、鳥インフルエンザ等があげられている。
 2004年12月に発生したスマトラ沖大地震及びインド洋津波による被害は、タイにおいて死者5,395名に上り(タイ政府発表)、被害総額は300~350億バーツとされ、観光業、漁業等地域経済へ甚大な影響を与えているが、タイ経済全体への影響は限定的で、2004年は通年で6.1%成長を達成した。
ではなぜクーデターが起こったのか、その理由はタクシン首相は、タクシンの資産隠しも原因があるがタクシン政権は下院における与党及びタイ愛国党の圧倒的多数、政権内及び党内での強固な権力基盤を背景に、強力なリーダーシップを発揮し、数々の経済改革政策を推進しているが現政権は、従来の連立各党の利害調整型ではなく、トップダウンによる政策主導型、成果主義の政権運営が特徴であり完全なワンマン体制を引いたのが原因である、そういった中にあって 2005年1月の下院任期満了に伴い、2月6日に下院総選挙が行われ、2004年後半より、南部情勢、鳥インフルエンザ問題に対する政府の対応等に対して批判が高まり、支持率は低下傾向にあったが、好調な経済や、草の根経済政策に対する国民の支持は依然高く、また2004年12月に発生したインド洋大津波被害に対する迅速な対応が評価され、タクシン首相率いるタイ愛国党が500議席中377議席を獲得し、圧勝したのである。
その後2005年3月9日に下院でタクシン党首が首相に指名され、14日の国王への宣誓式を経て第二期タクシン政権が成立したが 2006年2月大規模な反首相デモの連続を受け、タクシン首相は下院を解散。4月に選挙が行われたが、主要野党は参加をボイコットした。選挙で与党愛国党は過半数は確保したものの多数の議席が確定しない等の混乱が生じた。その後5月、司法当局は選挙を違憲無効との判断を下し現在に至っているのである、プミポン国王は直接タクシンを呼び、注意を促がしていたが聞く耳を持たず(少しは聞いたらしいが)、タクシンは政治活動を続けていたのである、タイでは国民に絶大な信頼がある国王に逆らうものはすべて国賊とみなされ、そして国内を混乱させ治安を乱す政権は権力を奪われるのが通常であり、今回はタクシンがいわば逆賊なのである、したがってタクシンの出した非常事態宣言は当然無効となり、官軍である国軍が戒厳令が全土に敷くことは間違いない、簡単に言えばタクシンは解任、そしてプミポン国王を中心とした新たな政権(軍部ではない)が発表されるだろう、この国は国王が一時的に権力を持つが奪取することは絶対ない、バンコク市民の暴動もない(逆にお祝いムードになるかも)心配の要らない平和な民主的クーデターであると言っておきたい。
現在、タイを旅行している日本人は安心してトムヤンクンを食べてください。大丈夫ですよ。

朝日新聞いわく。
混迷政局に軍介入 反タクシン派が強行
(朝日新聞) 9月20日(水) 3:03

2月から続いたタイの政局混迷は、軍の介入を招いたことで、最悪の展開に突入しようとしている。タクシン首相派と反首相派による政争は選挙や国王による「仲裁」を経ても一向に収まる気配を見せず、軍の一部にフラストレーションがたまっていた。軍の人事への介入をはかる首相への反感もあいまって、タイの政治は過去の悪習を再び繰り返そうとしている。(朝日新聞) 【記事全文】

朝日新聞はまったく分かっていませんね、最悪の展開?過去の悪習? 全然俺より理解していない、あかんわ この新聞! 最悪の展開に絶対ならんよ!馬鹿!

外務省の平成18年7月「最近のタイ情勢」を参考にしました。

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3 コメント

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乱世だなぁ (ysbee)
2006-09-20 10:43:03
夕べから臨時ニュース・大ニュースの連続で、ホームオフィスというありがたい環境を駆使(?)して朝からTVとネットのニュースに釘付けでした。



それにしても、Kazuさんは国際事情にも精通してらっしゃるので、いつも舌を巻きます。

ご指摘の通りプロットが見え見えの「出来レース・無血クーデター」だったようで、市民もそれほどあわてず、観光地では通常通りツーリストがビーチにあふれ・・・というのがアメリカのメディアから情報でした。

タイの場合、昭和天皇のように長きにわたって国民に愛されているプミポン国王がいるので、彼の存在が安泰であれば、トップが変わろうが世情はある程度鎮静を維持できるのでしょうね。

しかし、国連に出張中だったタクシン首相、その直前までキューバで行われた非米連盟国サミットに出席していたので、「頭に来たブッシュがタイ軍部にけしかけて、留守中を幸い強行させたのでは?」という説がもっぱらです。

国王は名にしおう親米派ですから、冠(王位)と槍(軍隊)があれば、極左の新興億万長者などひと捻りに握りつぶすよ、というブッシュ一流の傲慢な他国政治介入があからさまで、困ったもんだと思いますよ。



ハンガリーでは、再選狙いの選挙対策として国家経済をでっち上げで黒字化粉飾していた首相が、その「アホな国民どもを騙すのなんてカンタン」という会話内容をテープで公開され、一時期国営銀行や国営テレビ局を暴徒に占領される騒ぎが起きたようです。別途に大統領がいて、そちらが統治に当たるようですが、これもEUのゴールデンボーイと呼ばれた首相を追いやるための、CIAがらみの陰謀ではという説も出て来ています。



国連ではブッシュとイランのアーメディネジャド主席の核開発をめぐっての一騎打ちが展開。どちらも一歩もゆずらず、このままではイラク戦争開始と同じ結末を迎えそう…と米国メディアは喧伝していますが、奇跡でも起こらないかな。戦争はもう沢山です。

何か最近、ホントに乱世ですね。そう言えば、北の金ちゃんどうしてるんでしょうね? 音沙汰ないのが、かえって不気味。
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大丈夫 (kazu)
2006-09-20 17:16:16
ysbeeさん、いつもコメントありがとうございます、今日は朝早く起き、びっくり仰天、少しこのクーデターは早いかなぁなんて思っていましたがちょうどタクシンが国連に行ってたんですね、なるほどね、チャンスとばかり今日を選んだのでしょう、前からブログで言ってましたようにこのクーデターはあるかもと思っていましたがまさかズバリ的中とは。

しかしタクシンもすきがありましたね、経済的にはタイは意外に安定していますし本人は乗り切れると思ったのでしょう、まだ地方に行けばタクシンの人気は絶大なんですよ、しかし私が尊敬するプミポン国王に逆らったらだめですよ、王様の一番嫌うのは治安の悪化と政情不安なんです、でもそんなにワンマンな王様ではありません、政治の中に王様が介入するなんてめったにないんですよ、ですからよほどのことがあったんです、特にタクシン政権になって汚職が多くなりました、これは王様にとって一番嫌いなことなんです、たぶんそのへんが問題だったかも知れませんね、そしてこれはCIAなどまったく関係はありません、タイと言う国の自浄能力なんです、このような平和的といえるクーデターで政権が変わるもの東南アジアではいいのではないかと思いますよ、絶対に内戦になりませんからね、今、オーストラリア、ニュージーランドは声明で非民主主義的クーデターを非難していますがまったく理解していませんね、この事件はクーデターもどきと言っていいと思います、やはり白人国家なのでしょうか、民主主義のとらえ方が違います、王様をトップとしてまとまっている事を知らないんですよ、好き勝手な個人主義的国家は分からないと思いますね、やはり国民が王様を信頼し尊敬して一つにまとまっているからでしょう、何と言ってもこの国は王様が好きなんですよ、家庭には必ず王様と王妃の写真が飾ってあります、私の前の仕事の関係もあり、よくタイに行きました、本当に王様は慈善事業に力をいれ、自ら会社を経営してがんばっていらっしゃいます、やはり国家には皇室や王室が必要なのでしょうか、タイは日本との友好関係が韓国より強いんです、当然ですが(苦笑)

今、外務省は渡航危険地区と言うことで旅行の自制を促がしていますがこれは仕方がありませんが、本当にたいしたことはありません、日本人はこんなときこそ緊迫した国家を見学するのもいい勉強になるんじゃないでしょうか(爆笑)安心していけるのにね。

今後ともよろしくお願いいたします。
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日本も (とんじい)
2006-09-20 23:06:11
クーデター起こして売国国会議員、天下り公務員、社民党、民主党、共産党、在日朝鮮人を国外追放処分してもらいたいです。

自浄作用として5年にいっぺん位やれば日本も良くなるのではないでしょうか?
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