レトロ

忘れてはいけない物は レトロな色合いで僕たちをみつめている

雨音の記憶

2016年06月27日 | ひとり言
あの日もこんな雨が降って こんな雨音だった
とてもむしゃくしゃしていたから 傘も差さずに海辺の公園に佇んでいた
西からやってくる雨雲の中から雷鳴が聴こえる
そのうち海に落ちる稲妻を見ながら 雨のシャワーを受ける
普段なら落雷を避け車から出ることはないだろうけど
そんなことさえどうでもよかった
終わるはずのない恋が 突然終わったから
自分もここで終わろうとしていた
純粋ということは大事なことで 汚れてしまった心の中にでも
ほんの一滴でも残しておきたい
あの日と同じ風景の中で 一人ハニカム初老の日であった


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