風のBLOG

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『ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎』九州・広島巡回公演 第2週目

2016-10-09 17:29:09 | 全国巡回公演

公演後の撤去に参加してくれた佐世保中央高校のみなさん。

ジャンヌ・ダルクのツアー2週目は
3日「長崎西高校」
4日「佐世保中央高校」
6日「直方高校」
7日「宮崎南高校」
での公演です。

3日月曜日は、長崎市内にある「長崎ブリックホール」で長崎西高校の公演です。
生徒、先生方、保護者の方々の人数を合わせると1200人を超える客席になり、劇場の2階席まで入る公演になりました。
開演すると、観客席から登場した役者たちを、大きな拍手でむかえてくれました。
プロローグでは、役者たちの動きを楽しみながら笑って観ていた生徒たちが、芝居が進行していくと身を乗り出すように舞台に集中してくる生徒たちの姿が、印象的でした。
終演後は、演劇部の生徒たちとジャンヌが、客席で座談会を行いました。
舞台撤去後、次の日の公演乗り出すように準備のために、佐世保に移動し、道具の搬入、舞台の仕込みを行いました。

座談会終了後、長崎西高校・演劇部のみなさんと。


4日火曜日は、佐世保中央高校の体育館での公演です。
前日の学校の人数とはうってかわって、生徒数が180人の客席になります。
佐世保中央の生徒たちは、体育館に造られた劇場の客席に自由なかたちで座り、リラックスしつつ、舞台上の出来事に集中していました。
終演後は、学校が企画してくれた、全校生徒たちと劇団員との交流の場を持つことができました。
佐世保中央での公演は、先生方と生徒たちとの暖かい関係が感じられ、学校全体で経験の場を造り、盛り上げていくエネルギーがあったように思います。

公演後に行われた、俳優たちへのインタビューの様子。


インタビューの後には、バックステージツアーが行われました。



直方高校のみなさんとの記念撮影。

6日木曜日は、福岡県の直方高校の公演です。
直方高校でも、体育館に舞台を造って上演しました。直方高校の生徒たちの観劇は、一つ一つの場面で集中したり、リラックスして何かを感じたり、舞台との距離 を彼らなりにしっかり持ちつつ客席に座っているのが印象的でした。カーテンコールで挨拶してくれた、生徒会長がホームページの直方掲示板にこのようなメッ セージをくれました。
『演劇を見るのは初めてで、あんなにも迫力のある、そして、感動と笑いのあるものとは知らず、とてもびっくりしました!
ジャンヌ・ダルクのストーリー自体は知らなかったんですが、劇団員さんの素晴らしい演技で全てを知れた気がして嬉しい限りです
2時間という時間があっという間で、また違ったジャンルも見てみたいです!』
終演後には、彼ら生徒会のメンバーや体育館の運動部のメンバーが、撤去の手伝いをしてくれたり、劇団員との交流の場を持つことができました。

撤去を手伝ってくれた生徒さんたち。

7日金曜日は、宮崎南高校の体育館での公演です。
体育館に1200人以上の生徒や先生方がひしめき合う中での、熱気のある公演になりました。
体育館の中のジメジメした暑さや、客席の後ろの方の生徒まで、芝居がしっかり届いているかが、まず心配になりましたが、ジャンヌが誰かのために行動を起こし、自分の信念を貫いて行く姿を、彼らの視線はしっかり捉えていました。
終演後には、演劇部の生徒たちと交流しながらの撤去、ジャンヌとの座談会を行いました。


撤去、座談会に参加してくれた演劇部のみなさん。

自分自身、九州全域でのツアーは、久し振りです。この、「ジャンヌ・ダルク」の芝居が、九州の若い観客たちの思考を何かしら刺激して、彼らの記憶の中にジャンヌ・ダルクの姿が少しでも残ることを期待して、ツアーをやり抜いて行きます!


アンセラン/ピエールコーション役 栗山友彦