■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 第四戦 SUGO:GT300決勝はGAINER が3年ぶりの初優勝、初音ミクAMGは4位 【 SUPER GT 】

2017年07月24日 | ☆ F1

 SUPER GT第4戦SUGOは決勝の日を迎えました。

 梅雨の開けていない東北地方での開催ですが、例年は

【 東北地方らしい涼しさ 】ですが、ここ数日は、北

海道が沖縄はおろか中東や東南アジアよりも暑いという

 

【 緯度の高さは北極との距離の関係で涼しさの指標 】


と言う通説を破壊して余りあるような暑さになっており、

常夏の沖縄はおろか、灼熱のセパンやバーレーンも暑い

という理解不能な状態になっていました。北海道とは一

体と思うようなその酷暑っぷりは東北地方にも飛び火し

ており、晴れると酷暑な状態が続いていました。


 初日と決勝当日は天候不順の予報が出ており、曇天

となり、梅雨の晴れ間なのに気温は赤道直下と言う状

態は無くなっていましたが、それでも、昨年のSUGO

の涼しさというのはありませんでした。

 

 気温が高く汗ばむ中始まったSUGOのレースですが、

初日はF4で中断があり、数分スケジュールが遅れていま

したが、予選前に雨が降り一時ウェット宣言が出ていま

したが、予選開始前になると雨は止みGT300のQ1では

ドライタイヤで走行することになりました。そのまま

Q2も天候が崩れる事はなく、セッションはドライに向か

いながら各マシンはドライタイヤでアタックを行いセッ

ションが終了しています。GT300では、

 

 VivaC86がポール獲得をしており、ポイントランキ

ング3位でSUGO入りとなったグッドスマイル初音ミク

AMGは8番手スタートとなっています。

 


 昨年とは何か違うSUGOですが、このサーキットは平た

んな場所がなく、起伏に富み、コース自体が短いので、レー

スが荒れる為、【 魔物が住んでいる 】と言われますが、

決勝レースもまさに魔物が始まる前から本気を出します。


 初日のセッションでは全体的にドライであり、雨のテス

トなしでの状態でしたが、決勝レースでは、コンディショ

ンは雨となりました。


 前日もセッション中の雨はなかったものの、当日は雨模

様で決勝前にも雨が降ったりやんだりと、タイヤチョイス

が難しい状態になっていました。雨は降っているものの、

温度が高いので路面はウェットではないので、グリッド

上の各車はタイヤ選択に頭を悩ませていました。グリッ

ドの上位はレインタイヤをチョイスており、多くのマシ

ンがレインと判断していましたが、中団以降の3台ほど

がスリックタイヤをチョイスしていました。


 つまり、雨であれば、上位グリッドのマシンは優位性

が出て、ドライになれば、レース展開が変わるので、こ

れは天候次第と言えそうです。


 決勝レースでは、土曜日の公式練習で予選は出走不

能だった【5】マッハ車検 MC86 GTNETも修復を終え

て、最後尾からのスタートを切る事になります。

 

 GT500のパレードラップから雨脚が強くなり、ロー

リングスタートの段階では雨となります。そして、G

T300のマシンがタートを切るとではポールポジショ

ンの

【25】VivaC 86 MC

   山下健太選手


が好スタートを切り、


【18】UPGARAGE BANDOH 86

   中山友貴選手

【60】SYNTIUM LMcorsa RC F GT3

   飯田章選手


と予選上位が順当にスタートを切ります。4周目で、GT

500クラスの【17】KEIHIN NSX-GTがストレートでリ

アを壊して、破片が散乱したためにセーフティカーが入

ります。


 序盤から天候だけでなく不穏な空気が漂うSUGのレー

スは後に始まる波乱の展開の序章だったと言えます。


 10周目にリスタートとなりますが、ここで2番手を争っ

ていた


【18】UPGARAGE BANDOH 86

   中山友貴選手


【3】 B-MAX NDDP GT-R

   星野一樹選手


の競り合いに


【19】 WedsSport ADVAN LC500


が絡んでしまい、18号車はコースアウトしてトップ争い

から脱落します。


ポールスタートの【25】VivaC 86 MCがトップ快走を

する中、後方から雨の路面とタイヤがマッチしたブリジ

ストンストンユーザーの

 

 【51】JMS P.MU LMcorsa RC F GT3

    中山雄一選手


 【65】 LEON CVSTOS AMG

     黒澤治樹


がタイムを上げてきます。そして、65号車がベストラップを

連発しながら、一気にトップに立ちます。65号車のペースは

その後も変わらず、36周目には20秒近いマージンを後続のマ

シンに対して築きます。


 しかし、この時、GT500の【24】フォーラムエンジニアリ

ング ADVAN GT-Rがクラッシュ。これで2度目のセーフティ

カーランとなり、【65】 LEON CVSTOS AMGのマージンは

なくなります。

 そして、このセーフティカーランが終わった44周目に上位4


 【65】 LEON CVSTOS AMG

     黒澤治樹


 【51】JMS P.MU LMcorsa RC F GT3

    中山雄一選手


 【61】SUBARU BRZ R&D SPORT

     山内英輝選手


 【55】ARTA BMW M6 GT3

    高木真一選手


以外の有力チームはピットに向かいます。トップ4台もセ

ーフティカー直後の混乱を避け、間もなくピットインをす

るはずでしたが、その後わずか2周で


 【48】 植毛 GT-R

    高森博士選手

 【55】 ARTA BMW M6 GT3

     高木真一選手


が相次いでコースアウトし、この日3度目のセーフティカー

が導入されます。これで上位4台はポジションの優位どこ

ろか、必須のピットインをすれば後方に下がることが決定

的になるまさかの展開になります。

 3度目のセーフティカーが50周目に戻ってリスタートと

なるとピットインをしていない4台に続いていたのは、


 【50】Ferrari 488 GT3

 【11】GAINER TANAX AMG GT3


になります。先行する4台が51周目までにピットインする

と、【11】GAINER TANAX AMG GT3が【50】Ferrari

488 GT3を抜いてトップに立ちます。予選Q1敗退となっ

た11号車ですが、序盤の雨ではダンロップタイヤがコンデ

ィションに合い、ビヨン・ビルドハイム選手が6番手まで

ポジションを上げ、ピットイン前には一時8番手に下がるも

のの、2度目のセーフティカー明けにピットインし、素早い

ピットワークが功を奏しトップに浮上します。50号車も予

選16番手で、コントロール性の良いフェラーリ488GT3の

特性を新田守男選手がポジションを上げ、3度目のセーフテ

ィカー直前にピットインして、14ポジションアップを果た

しています。

 

 この後、しばらくは逃げる11号車に50号車が追いすがる

ものの、終盤に入るとジワジワと差が開いてしまいます。


 波乱の連続のSUGOですが、GT300でもとんでもない

事が起きており、この2台以外は周回遅れで、3番手走行

中の


【4】 グッドスマイル 初音ミク AMG

   谷口信輝選手


【25】 VivaC 86 MC

    松井孝允選手


は40秒以上後方となり、上位の二台は緊急ピットインが

発生するか、フルコースクォーションでも発生しないと、

縮まらない差が出来ていました。トップの11号車と50号

車は自らのペースを乱すことなく走行しますが、終盤に

なるとここでいきなり雨脚が強くなります。

 

 GT500ではトップ二台が絡む展開があり、激しいレー

スとなっていましたが、この二台は崩れる事はなく、

【11】 GAINER TANAX AMG GT3がトップチェッカー

を受けています。ドライブスル2人にとっては、2014

年の最終戦もてぎ以来3年ぶりの、メルセデスAMG G

T3では初の優勝となりました。


 2位の【50】 Ferrari 488 GT3も開幕戦岡山で大き

なクラッシュを喫し、第2戦を欠場してマシンを改める

アクシデントを乗り越えての2位表彰台を獲得となりま

した。

 

 GT300クラスの終盤は、激しい3位争いが勃発し、

 

【4】 グッドスマイル 初音ミク AMG

   谷口信輝選手


【25】 VivaC 86 MC

    松井孝允選手


が3度目のセーフティカー明けから接戦を繰り広げており、

64周目の1コーナーで25号車の松井孝允選手が、4号車の

谷口信輝選手を交わしてポジションを入れ替えます。


 しかし、その後は谷口信輝選手がのテールを脅かし続け

ますが、わずかに届かず、25号車が逃げ切って3位となり

ました。この3位で、【25】 VivaC 86 MCはドライバー

ズランキングのトップを堅持しており、ランキング2位に

はこのレースを優勝した【11】の【11】 GAINER TANA

XAMG GT3刃付け、同ポイントで【4】 グッドスマイル

初音ミク AMGが追う形となりました。


 GT300は大荒れの展開の中、予選で後方に沈んでいた

マシンが大逆転劇を演じる展開となり、ふたを開けてみ

ると、VivaC 86も3位フィニッシュとなっていました。


 雨のレースとなると、強さが出る初音ミクAMGですが

確実に相性の悪いSUGOでチーム最高ポジションの4位

フィニッシュとなりました。そして、トップとの差を6

ptとして8月の二連戦(というか、スパ24時間を合わせ

ると3周連続レースですが)へと向かいます。このレー

スではマザーシャーシ勢が速いとされていましたが、

【 近年稀に見るムリゲーさ 】のある、非常に難し

いレースでしたが、気が付くと86はしっかり3位フィ

ニッシュをしていました。


 



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