川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
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アジアからの観光客、奈良でも京都でも大阪でも見ました

2015-01-16 17:09:54 | Weblog



1月14日の午後、奈良市に所用があってJR奈良駅で降りました。改札口を出て案内板を見ていると、高校生のようにも見える3人組が、にぎやかにおしゃべりしながら通り過ぎました。彼女たちのことばは韓国語。旅行客かな? だとしたら高校生でなくて二十歳前後かなあ。そんなことを思いながら行先ホテルのシャトルバスに乗りこみました。

ちかごろアジアから大阪を訪れて買い物をする観光客が増えていると、テレビなんかで伝えています。観光客がドンキホーテのような店やドラッグストアなんかでたくさん買い物をしています。ビニール袋を2つ3つ下げている姿を映像で見ました。買い物をしている表情もビニール袋を下げている姿も、楽しそうでいきいきしています。

昨年歳末の昼間。大阪・道頓堀で忘年会がありました。地下鉄駅から目的の店に向っていると、通りは若い人たちでいっぱい。店によっては人だかりがしています。ときおり、ビニール袋を下げた人とすれ違います。1人の人もいますが、おおかたは2人か3人組。あ、観光客? そう思ってすれ違うと中国語を話して行き過ぎていきます。中国からの観光客なんだ。それから目的の店、かに道楽本店に入ってエレベーターに乗ろうとしたら、待っている女性2人が中国語を話しています。忘年会の途中でトイレに立ったとき、トイレの入り口でまた中国語を話す女性とすれ違いました。

やはり昨年11月中旬、もみじの季節のこと。久しぶりに故郷京都へ行き、三千院と金閣寺を訪れました。三千院と詩仙堂は大好きで、学生時代には数知れず季節を問わずに訪れたものです。金閣寺にはそこまでの魅力を感じませんが、三千院のあとで時間にゆとりがあったので足をのばしました。

車で金閣寺の近くに達すると、観光バスが何台も入っていきます。降りてくる人は中国人の団体さん。まあにぎやかなこと、にぎやかなこと。私たち日本人だってそうでした。団体さんで外国に行くと、日本の旅行会社添乗員が世話をしてくれるうえに現地ガイドがつきます。同じ国の仲間も20人、30人といて心強い。おしゃべり盛ん。声も自然に大きくなります。バス1台分の中国人観光客のうち数人が、数十センチくらいの柄のついたデジカメを持っています。何をするんだろうと見ていると、柄つきカメラを前に突き出して自分たちのツーショットを撮っています。楽しそう。

しかし彼らは遠慮がありません。金閣寺の記念撮影スポットはきわめて限定されていて、そこには観光客が重なります。そこを中国人観光客が一度占領すると、順番がなかなかまわってきません。同じ団体バスの仲間内で次々交代して撮影します。待っている日本人観光客に譲ろうとする気配がありません。やっと順番が来て私が金閣寺のいいショットを撮ろうとしてもたついていたら、待っている中国人が真横に張りついて写真を撮ってもらい始めました。そしてズズッと私を押し出していきます。まあ、ほんとに遠慮のないこと。ずうずうしい。そう思って早々とそのスポットを離れました。でも、彼らの無邪気に楽しんでいるありさまを見て、それほど気を悪くしたわけではありません。

年の終わりと年の始めに、こういう3つの光景を経験しました。テレビを見ていますと、中国、韓国だけでなく、台湾やタイからも観光客がたくさん入国しているそうです。そういえば昨年、いつだったか宇治平等院へ行ったときも、アジア観光客の団体バスが到着していました。

観光客の往来が盛んになって、アジア人同士おたがいの心に、国と国のいさかいや憎しみに代えて、親しみの温もりが大きく広がっていくよう願っています。

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<私のアピール>
2012年末の安倍政権成立以後の短年月、武器輸出3原則を廃し、特定秘密保護法の新設、憲法9条解釈変更の7・1閣議決定(集団的自衛権ほか)と、先行き不安な政策ばかり急激に推進されています。第2次大戦後の日本において安倍政権は最も危険な政権です。安倍内閣が倒れるまで、来夏参議院選挙で自民党に“No”を。

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