どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

AFCアジアカップ / 日本3-2カタール /なぜそこにいる?

2011-01-22 | Football
後半44分に逆転しての、薄氷を踏む勝利!
日本はこれでベスト4進出。
優勝まであと2勝となりました!

中東特有の自陣にこもって数人のカウンターではなく、カタールはピッチを支配する素晴らしいチームでした。
特に攻撃陣のスピードとボールコントロールは秀逸。
帰化組でウルグアイからのセバスチャン、ブラジルからのファビオの2人を主軸に、本来はSBのハミドをWBにあげて攻撃に専念。
日本SBが上がった裏のスペースをこれでもかと突かれ、後手後手に回ってしまった挙句の、吉田は2枚目イエローで退場。
さすがは日本と何試合も対戦しているメツ監督と言った感じで、日本が得意とするパスを縦に入れさせず、スピードダウンを図っていましたね。
ゲーム運びはカタールのものでしたが、日本はこの苦境でも焦りをピッチから感じませんでした。
結局香川の2得点と、粘った香川からこぼれたボールを最後は伊野波が流しこみ勝ち越しで勝利。
前3戦では薄く感じたピッチから“熱”も伝わり、日本にとって大会で流れをつかめるきっかけになったかもしれない、そんなカタールとのゲームでした。

鹿島ファン目線でいくと、クラブでも数回しかやっていなSBをつとめた伊野波に拍手!
抜群のスピードでスペースを消しカバーしていた守備面で評価したいです。
勝ち越し点は・・・なぜそこにいたって感じです。
セットプレー崩れでもなく、流れの中でSBが最前線にいるって(笑)
本人がゲーム前に「篤人をイメージしてプレーする」みたいな事を言っていたので、篤人ならここは最前線に上がるって思ったんですかね。
とにかく岩政も含め、勝利で終われて鹿サポとして大変嬉しい!

そうそう、篤人がいない事で、またその凄さを感じた試合でもありました。
攻撃に移った後、中盤の底で遠藤や長谷部が持つと、右のスペースが大きく開くシーンが何度もありました。
いつもならここで、画面に猛スピードで飛び込んでくる選手が篤人なんですが、この試合ではそのスペースは開いたままでした。
サイドバックの難しさは、攻撃に入る時のタイミングとリスクマネージメントだと思いますが、その判断において篤人は本当に素晴らしい。
休養十分で登場する次戦が本当に楽しみですな。



さて、食う軍活動。
相手がカタールって事で、あいつをやりましたよ。
カタールでよく食べられているデザート・・・ライスプリン。
今回の闘い、なぜかこのライスプリンを食べることで“漢(オトコ)”を表明する流れに。
司令のわたしも本当は及び腰でしたが、そう言われちゃ引けません。
どうだ、食らいやがれ!
   ↓
   ↓
   ↓



「プッチンプリンBIG(はちみつバター味)」
スーパーで発見した時、普通のカラメルではなく、あえてこっちを選ぶ自分にニヤッとした。


ホカホカご飯を器に入れ、プッチンプリンをのせて・・・


どーーーーーーーん!(ぷっりーん)


ご飯を発掘しつつ、プリンと混ぜて


パクリ


あのね。
ご飯と甘いものは基本合わないよね。
だけどね、もう3度目となると耐性が出来てきてるっつうの?
おはぎ感覚で、普通に食べられてしまった。
ただし、それも半分までね。
やっぱり半分を超えてからが辛い。
減らないし甘いし胃の方から何か拒否してくる。
もう嫌だな、ライスプリン。

後で気づいたんだけど、プリンに醤油かけるとウニ味になるよね?
だったら、ライスプリンに醤油かければウニ丼になるんじゃないの?
誰かやったら教えて!




次の相手は韓国とイランの勝者。
アルコールも食材も豊富な韓国とやりたい!
今宵深夜01:15キックオフの試合も要チェックや!


Twitterで食う軍参加者はつぶやくべし。
ハッシュタグ #ku_gun

鹿サポが、現日本代表を思う

2009-06-20 | Football
オーストラリア戦完敗。

中沢・俊輔・遠藤の主力3人を欠いたのは言い訳にならない。
個々の局面、気持ち、ゲーム運び。
久しぶりに全てで負けたという感じがしたゲームだった。
ワールドカップベスト4を目標に掲げる現代表。
いまのチームの成長で、その目標に近づけるのか?
近づくには何が必要なのか?

攻守切替の速さ、パス交換の速さ。
世界を戦う上で日本が選んだこの“速さ”
方向性は間違っていないと思う。
南米の個々の“技術”によるサッカーを打開するために欧州が選んだ方法がチームとしての“戦術”
その南米と欧州を相手にアジアが選んだ闘う方法、それが“速さ”だと思うし正しいと感じる。
しかしこの“速さ”が問題だ。
単にスピードを上げるだけでは世界には届かないのではないか。
スピードを調整できる中盤の核。
それが現代表には不足していると感じる。
遠藤が入るとこれが出来るが、いないとチームが変ってしまう。
オプションを増やす必要はないか?
中盤でチームを統率する選手で、鹿島の小笠原が呼ばれないのが不思議。
背中で選手を引っ張れる彼、現代表に足りないピースは小笠原ではないだろうか?

また、新戦力を探す、突然現れる救世主探しに見切りをつけ、広い視野での選手選考も期待したい。
ドイツ大会で批判が集中した柳沢。
その批判を覆すように昨年のJリーグ、日本人得点王とベスト11を獲得。
世界を知り、苦杯を舐め、そして結果を出した。
“スペースを作り、パスを引き出す事にかけて彼以上の選手は無し”
ヒデ、俊輔が揃って口にした上の言葉。
再び代表のユニフォームを着る資格がある。

そしてもう一人。
不調なチームが原因か、代表から外れている川口。
国際舞台で彼に助けられたのはサポーターも同じ。
再び代表のユニフォームを。
そして最後尾からチームを鼓舞する彼の声を。
川口の代表復帰、切に願いたい。



本大会まであと1年。
ベスト4を目指す。
本当に世界を驚かせたい。
チームに変化をつけ、ギアチェンジ・シフトアップする時。
いまがその時ではないだろうか?

鹿島2-1横浜FM

2008-04-01 | Football
鹿島開幕3連勝!
冷たい雨と風が吹くカシマスタジアムでしたが、内容の濃い素晴らしいゲームでした。
これで昨年から続けてリーグは12連勝!
ではこの試合を現地観戦しての感想を少し。

鹿島はバーレーンから帰国したばかりの田代・篤人も先発。
一方の横浜も中沢と山瀬がしっかりと先発。
特にこの2人は試合にも出場していて疲労は残っていただろう。

試合は両チームとも攻守が素早く切り替わり、気が抜けないスピード感溢れるプレーの連続。
鹿島は、満男にボールが入ると野沢・本山・マルキが激しく動いてマークを外す。
この動きに横浜の中沢・栗原もマークが外れるシーンがあった。
得点にはならなかったが左の新井場のセンタリングに飛び込んだ田代のプレー、そしてマルキへのスルーパスなど、大きなチャンスが二つあったが無得点。
最後のシーンで身体を張ってシュートを打たせない横浜DFはさすが。

一方の横浜の攻撃は、サイドがワンツーで裏を狙うシーンが目立つ。
このあたり、中央の満男を外そうとするような意思も見られた。
鹿島から見ると、ロニーとロペスの両外国人の動きがやっかい。
個人技に加え、連携で裏を何度かとられそうになったが、大岩のきわどいクリアで何度かシュートを枠には飛ばさせなかった。
ボランチに入っている山瀬は、前半動きは重かったように感じた。

先制点は鹿島。
ボランチ満男が右よりの位置から中央、そして左サイドへと横浜DFを引き連れて動いたところ、マルキが左サイドから満男の後ろから逆サイドへとラン、すれ違いざまボールを後ろに出す満男、一瞬前が空いたチャンスを逃さすマルキがミドルシュート。
GKの榎本が弾こうとするが、ボールはコロコロとゴールの中へ。
鹿島先制!
守備のイメージが強かった鹿島だが、昨年から熟成された感がある攻撃は迫力がありそして優雅。
マルキの好調は、中盤の調子のよさと相まってしばらく続きそうだ。

一方、前半から気になるのが篤人の動き。
ACLのナムディン戦あたりから一人調子に乗れていない。
昨年からU-19・U-23・フル代表と3つの代表を掛け持ち、それに加え、鹿島でのACLも含めた連戦と、さすがに疲労が見え始めていた。
バーレーン戦での遠征前から、大丈夫だろうかと不安視していたらやはりベンチ外となっていた。
伊野波そして笠井と、右SBにいい選手が入っている事もあるが、一度鹿島もチームとして休養させる手もあるかもしれない。

前半を終って鹿島1点リード。
後半、両チームとも選手交代なく始まった。

雨に濡れたピッチ、その中でもミスが少なく白熱の攻防。
ボールを持った選手を後ろから追いかけ、そしてファール無しでボールを奪う満男にゾクゾクときた。
イタリアでの一年は、彼を大きく成長させた。
この日、満男を見ていたら、ジョルジーニョのプレーが重なった。
言葉ではなく、背中でチームを引っ張る満男。
この日の中盤でひときわ目立ったのは間違いなく彼だったように思う。

堅い守備でシュートを枠にいかせていなかった鹿島だが、後半20分過ぎ、左から上がった小宮山が篤人をフェイントで交わして中に切れ込み、そこからミドルシュート。
雨で濡れたピッチを計算に入れた地を這うボールが、曽ヶ端に触れさせずにゴール。
シュートもよかったが、曽ヶ端なら弾けたように思う。
ミスと言えなくもないシーンだったが、これは小宮山を誉めるべきだろう。
鹿島は新井場のスローインが遅延行為となりイエロー。
そのプレーから流れは一気に横浜に動いたように思う。
更には満男のPK失敗。
雨で足が滑ったボールは、クロスバーの上を越えた。
これで満男は2回連続PK失敗。
嫌な流れを感じつつ、横浜の攻勢が続く。
後半になり動きがよくなってきた山瀬が、豪快にミドルシュート。
曽ヶ端が動けなかったのは、ボールがバーを越えたと見たか、それとも動けなかったか。
観客席からみていても、ボールは上に大きく外れると見えたが、そこから急激に落ちたボールがバーを叩いたシーンには肝を冷やした。
やはり山瀬は危険なプレーヤだ。

ドローが頭をよぎり始めた残り5分。
この日もスーパーサブで野沢に代わり出場したダニーロが中沢のクリアミスのボールを拾うと、豪快に左足シュート!
勝ち越した鹿島は伊野波を篤人に代えて守備固め。
そのままゲーム終了、鹿島の開幕3連勝となった。



鹿島の選手、10点満点で評価してみます

 曽ヶ端:5.5 失点のシーンが悔やまれるが その他は安定
  内田:4.5 攻守に精彩なし 連戦の疲れが出ているか
  岩政:5.5 高さで負けたシーンなし 安定感抜群
  大岩:6.0 抜けれれば危険なシーンでの踏ん張りは特筆もの
 新井場:5.5 好調維持もスローインの遅延行為 流れを失なう転機となった
  青木:5.5 満男が上がった後のカバーなど守備で抜群の信頼感
 小笠原:6.0 この日の満男は攻撃にも顔を頻繁に出した 中盤の存在感は抜群
  野沢:5.5 攻撃で横浜を混乱に陥れるプレー連発も、得点にからめず 
  本山:5.5 この日のバランサー 守備でもスペースを消す動きでチームに貢献
 マルキ:6.5 思い切りの良さがこの日も光る 連続得点試合を今後も期待
  田代:5.5 ポスト役のターゲットとして光る 栗原との高さ対決にも勝利

ダニーロ:6.0 決勝点でこの日の主役となる 遅いドリブルなのに不思議な程抜いてく
  興梠:5.0 スピードは完全復調 残り時間5分では得点は厳しいか
 伊野波:5.0 ロングボールの処理で危ないシーンがあった


満男vs山瀬の(元々攻撃選手・いまボランチ)対決が面白かった。
前半は満男の圧勝、後半に入りドローというところか。
この日観戦した岡田日本代表監督の目にはどう映ったかな?


最後に。
横浜FMは今期早野監督から元磐田監督の桑原監督に移行。
サッカーが目に見えて変ったかも知れません。
まるで好調なときの磐田を見ているようで、これは横浜は強いぞと感じました。
この日、4バックをとったように感じたが、サイドを抉るプレーは脅威。
今年一番のライバルは、横浜になるのかと感じました。
特に・・・後半の田中隼磨の存在は怖かったね。

鹿島が勝ったから言うんじゃないけど、レベルが高い、ピッチから緊張感が伝わってくるいい試合だった。
こんな試合が見たいんだよ!
Jリーグ最高って思いました。

長文、失礼(笑


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鹿島開幕戦圧勝!

2008-03-10 | Football



Jリーグ08シーズン開幕!
チビを連れて鹿島に馳せ参じてきました。
ウヒヒ♪
最高の気分で帰ってくる事が出来ましたぞw

キックオフ前、11冠を記念してクラブからサポーターにビックフラッグのプレゼント。
新チームカラーの横縞を使ったフラッグ、
<JUST BRING IT!>(かかってこいや!的な意味)
いやー、なかなかカッコいいですよ。



試合は、前半札幌がよく走ってスペースをつぶしてまして、0-0で折り返し。
あのペースで札幌は後半持つのかなって思ってたら、やっぱり後半始まって15分ぐらいで、
鹿島がボールをまわし始めると、札幌の足が止まり一気に流れがやってきました!
結果4-0
いやー、ゼロックスを忘れるには最高の結果でしたね。
試合後、スタジアムはちょっとした祭り状態でしたw

前半ちょっとドキドキした中後・伊野波のCBコンビも、後半になるとチームにフィット。
特に伊野波の攻撃参加と正確なロングボールコントロールには目を見張るものがありましたぞ。
CBのポジションにいる選手が、サイドを駆け上がったりするのを見るのは、鹿島戦術からすると本当に真新しい感じ。
控えに入った右SB笠井と共に、面白い選手が入ってきたなと感じました。

さて喜びをかみしめる時間も少なくACL予選もスタートって事で、チームはタイへ出発しました。
BS朝日で生中継がありますので、しっかりテレビ前で一人食う軍もやりますよ!



あのチームが引き分けたり、あのチームは負けたり。
そんな開幕戦を鹿島が順当に勝てて気分良し。
横浜FM、誉めて遣わすぞ。
(ニヤリ)

鹿島に始まり鹿島に終わる

2008-01-02 | Football
と言う事で、2008年の始まりは、鹿島の天皇杯優勝となりました!
パチパチパチ♪

寒かったけど、
先制後守備的だったけど、
田代が決定機を外したけど、
ヤナギ投入が遅かったけど、
とにかく全てよし。
勝利に勝るものはないのだな。

2冠です。
来年のレプリカには、11個の星と天皇杯優勝の印、ヤタガラスマークがプリントされます。
あー嬉しい。
言葉になりません。


今年もみなさん、よろしくお願いいたします。

鹿島vs大分 台風スタジアム2

2007-10-29 | Football
夏にも味わったが、再び大分戦でカシマスタジアムで台風直撃を味わいました。
長いサポ暦の中でも、最悪の条件だったね。
風・・・寒さ・・・雨
全てが超一流でした。

2点差をつけた時点で勝利を確信。
スタジアムを後にしようと席を立ったのだが・・・
通路に出たところで凄い風に煽られ、チビケロ子の身体が浮いたよ!
浮いたところがスタジアム4階の通路・・・いま思いだしても背筋が凍るね。
チビケロ子、通路を10数メートル滑っていったな。
転んで何とか床に貼り付いて静止。
向かい風に飛ばされそうになりながら、這いつくばって戻ってきた。
恐怖に慄いているかと思いきや、本人、風で飛んだことにバカウケ。
俺は怖いシーンだったけどなw

まー、3-0で勝ったので全てよし。
鹿島の勝利で、何でも許します。
夏以降ならJ最強だな!w

【鹿島】3/11G大阪戦観戦レポート

2007-03-12 | Football
<鹿島0-1G大阪>
現地観戦の感想をポツポツと。

鹿島は、ほぼ毎試合のようにスタジアムを訪れるとステッカーが貰える。
試合日の日付が入った、現地でしか手に入らない一品。
特にホーム開幕の時には力が入ったものが貰えるので、
楽しみにしていたのだが・・・



愕然。

なんでしょうこの安っちさ。
紙ステッカーで、使ってる色も少ない・・・明らかに予算削減。
クラブ経営の苦戦ぶりが、こんなところからも見えてしまった感があり。

天気が悪く、凄く寒い一日だったのだが、
観客の少なさに気持ちも更に寒くなる。
ホーム開幕戦で、1万8千人程度。
3冠達成した年の磐田戦とか、鹿島サポで全席が埋まったような、
あんな熱いスタジアムは帰ってこないのかね?
原因はわかってるのだ。
鹿島が弱いからだ。
我ながら、よく毎試合足を運ぶ物だと感心する。

さて、その弱い鹿島のレポを。

前日練習でFW田代が負傷。
全治1ヶ月。
FW柳沢の体調不良、MF野沢の長期離脱(全治3ヶ月)、DF大岩・新井場の昨年から引きずる怪我。
開幕したばかりのチームとは思えない、既に満身創痍な状態が現状なのだ。

G大阪戦の先発は

GK曽ヶ端
DF内田・ファボン・青木・新井場
MF中後・吉澤・増田・本山
FWマルキーニョス・ダニーロ

DFでは開幕で退場となった岩政が出場停止。
センターバックが不足したため、本来ボランチの青木がバックラインへ。
青木が下がったボランチのポジションには、本田2世の呼び声もある吉澤が初出場。
攻撃陣では、キャプテンでもある柳沢がガックリのベンチスタート。

G大阪も昨年までの強さは感じなかったが、
それ以上に鹿島の出来の悪さに愕然とした。
選手が揃っていないのは言い訳にならない。
とにかく、鹿島のサッカーがどこに行ったのかと言うほどの凡チームに成り下がった感じ。
新加入のマルキーニョスが盛んにボールを呼び込もうと誇示するが、
チームはまったく違った動き。
これはマルキーニョスが、まだ鹿島のサッカーを理解していないところが原因と見た。
ダニーロは嫌な予感が頭をよぎる・・・
本当にサンパウロの10番を背負ったのか?
遅い・・・遅すぎる。
現状、ポスト役にもなっていない。
DFファボンのプレーは問題外。
挑発に乗って一発レッドは情けない。
2試合連続でセンターバックが退場とは。
監督が頭を抱えるのもわかる話だ。

ゲーム全体的な面からポイントを。
G大阪の得点源、マグノアウベスのマークを命じられたボランチの吉澤が、どうしても引き気味になりディフェンスラインに吸収。
実質5バックのような形となり、その前のスペースがポッカリと空き、そこを自由にG大阪に使われてしまった。
押し込まれた後、ボールを奪ってもカウンターのスピードが足りない。
90分間で、スピードに乗った展開は2度程度。
こんなにワクワクしないゲームも珍しかった。
期待していた内田も、仕掛けが少なくなり寂しい。
大人のプレーではなく、若い、挑戦的なプレーが見たいのだよ俺達は。

昨年後半に見せた、華麗なるパスワークで相手を翻弄。
客席から“オオッ”と言う声が漏れるプレーの連続・・・遠い過去になってしまったな。
野沢がいないとそれが出来ないなんてのは論外だ。
一人に頼るチームなんて、そんなの鹿島じゃないからな。

良かった点を無理やりあげると・・・
ボランチの中後が相変わらずいい。
中盤の守備では信頼感抜群だ。
今年一番期待の選手になるかもしれない。
それと、ゲームを見て苦しい場所に必ず現れる本山。
攻撃的MFのポジションに復活した誓志。
この二人は安定して好調のようだ。
前線のマルキーニョスとプレーが噛みあい始めるのが楽しみではある。
ただ・・・それを待ってる時間は少ないのだよ。

開幕前、調整試合の少なさが気にはなっていた。
J1勢との試合をもっとして、連携を深めていく必要があったのではないかな。
チーム戦術は開幕前の状況・・・選手の体調はシーズン終盤のボロボロ。
それがいまの鹿島だ。
やっかいな年になりそうだ。
“優勝”と言う言葉は、しばらく封印して現状を見つめよう。


書き足し。
ゲーム中、不安定な主審の笛には泣かされた。
しかしそれはG大阪にも同じ事だ。
鹿島ゴールの2つのプレーが取り消されたのが謎だけど、サポ席から飛んでいたオフサイドのプレーへの批判は間違い。
バックスタンドで見ていたからよくわかったのだが、全て正統な判定だったよ。
トップのダニーロが戻るが遅く、G大阪のDFラインに置いていかれてオフサイドポジションになってた。
してやられたのだよ・・・ダニーロの遅さを大阪DFに突かれていたのだ。
去年のミネイロが懐かしい。
あんなに頑張って走っていた選手が懐かしいよ。


愚痴いっぱいの観戦レポ。
長文。
正直スマン。

※キムカツサンド、ウマかったが気温で冷め切ってました(涙
 持って帰って、温めて食べればよかったな。


ヒデ、現役引退発表

2006-07-03 | Football
代表引退どころか、現役選手の引退を中田英寿が自信のHPにて発表した。

なぜと言う気持ちが大きかったが、HP内容を読んで納得した。
ただただ、泣けた。

Jのピッチで、世界で、代表で。
生意気で決して心から好きではなかったが、心底頼りにしてた。

多くのサポーターの気持ちが伝わっていて良かった。
サッカーが嫌いになったんじゃなくて良かった。


ヒデの闘ったハートをしっかり伝えなくては。
選手も、サポーターも。

今夜だけ・・・感謝を込めて・・・ヒデに乾杯。

日本代表23人発表!プチサプライズあり!

2006-05-15 | Football
ドキドキの代表発表でした。
仕事の手を休めて、NHKの中継に見入ってしまった。
川淵キャプテンの話の後、ジーコ監督が選手を発表。
ボソボソだが、以外に発音がいい感じ。
そんな事を気にしながら、発表に耳を澄ます・・・

▽GK
土肥洋一(FC東京)
川口能活(磐田)
楢崎正剛(名古屋)

▽DF
田中誠(磐田)
宮本恒靖(G大阪)
三都主アレサンドロ(浦和)
中澤佑二(横浜M)
坪井慶介(浦和)
加地亮(G大阪)
駒野友一(広島)
中田浩二(バーゼル)

▽MF
福西崇史(磐田)
稲本潤一(ウェストブロミッチ)
遠藤保仁(G大阪)
小野伸二(浦和)
中田英寿(ボルトン)
中村俊輔(セルティック)
小笠原満男(鹿島)

▽FW
高原直泰(ハンブルガーSV)
柳沢敦(鹿島)
大黒将志(グルノーブル)
玉田圭司(名古屋)
巻誠一郎(千葉)


正直に言おう。
最後の巻のところで、音声が途切れて聞こえなかった。
事務所のテレビ端子が接触不良のためだ。

同僚と、
「最後聞こえなかったね。
   ただ、2文字だってのがわかったから、クボ・・・だね」

席に戻ってネットでサンスポを確認。

あっ・・・

マキか!

驚いた驚いた。
FWを5人選ぶと勝手に予想してましたが、それはあくまでも久保選出を確定として。
怪我で調子の上がらない久保を、もしかしたら・・・本当にもしかしたら巻に代えるかもと。
そのもしかしたらを、ジーコ監督は選びましたね。
久保を選んでおいて、それで腰痛再発があった場合、ポスト役が出来るFWが一人もいなくなる状況を避けたのかもしれません。
可能性がとても低いと思われながらも、選ばれるたびに前へ前へと進んだ巻。
その頑張りに結果がついてきましたね。
ジーコ監督の英断といいたいです。

もちろん、久保の落選は本当に残念。
あの鷹が舞い降りるような豪快なシュート。
あれを全世界に見せ付けたかった。
惜しいな・・・


ジーコ監督、選考には本当に心を痛めたでしょう。
選手名をあげる時、選考からもれた選手への言葉から始めた。
あの辺りにも、ジーコ監督の誠意を感じました。
正直すぎる発言から、その語尾をとられて非難を受けることがありますが、
誠意と言う面では、誰も文句を言えないでしょう。
メンバーに名前を連ねた選手に、代表の価値がない選手はいません。
万人が納得する選考はありえませんが、選ばれた選手には全ての代表サポから声援を受ける価値があります。
さあドイツは目の前。
後は走り始めるだけです。
思いをひとつに。
選手も、代表を応援する全ての人達も・・・。

2005年フットボールを振り返る

2005-12-31 | Football
気が着けば2005年の大晦日。
あっと言う間の一年でしたね。
何があったのか、サッカーの面から振り返って見ましょうか。


【日本代表編】
2月から8月にかけ、イラン・バーレーン・北朝鮮の3カ国と6戦、W杯アジア最終予選を闘いました。
結果は5勝1敗と他国を圧倒する戦績で首位通過。
3大会連続のW杯出場を決めました。
結果だけをみると軽く突破したような感じですが、試合内容は拮抗したものが多かった。
その中で強さを発揮したのは、選手一人一人が強さを獲得してきたからかな。
チームとしての粘りは、日本代表のカラーとなったかもしれない。
まだ弱さを持ったチームではあるが、2006ドイツ本番には期待したいな。

W杯アジア最終予選以外では、コンフェデ杯での闘いが印象に残ってる。
残念ながら予選グループで敗退となったかが、ブラジルとの一戦は今年一番の試合だったと思う。
守りには定評がある日本だが、あのブラジルと互角に打ち合ったという事実は爽快な気分だったな。
惜しむらくはあの試合を勝てていれば・・・その一線を越えるような勝負強さを勝ち得ていく事がドイツ本番までの課題かな。
時間はないから、その点は強い気持ちでカバーと言うところか。
ジーコの作りたいサッカーが形になった一年。
そう言ってもいいのではないだろうか。


【鹿島編】
今年から1シーズン制に移行したJリーグ。
愛する鹿島だが、夏の折り返し時点での首位独走の時点で、今年無冠に終るとは予想出来なかった。
最終戦までもつれた優勝杯の行方だったが、結果は3位。
ナビスコや天皇杯も落として結果は無冠となった。

中田浩二の移籍により当初から不安があったボランチ。
結果として安定を欠いてしまったのが要因であった事は拭えないだろう。
シーズン当初から安定の面で不安があったボランチの青木。
勝ち星を重ねる事で自信から安定を生んだかに見えたが、それもチームの流れが悪くなると比例するかのように不安定化。
終盤はボランチの座を小笠原が下がる事でカバー、青木は名良橋の控えとして右サイドバックをやる事になってしまった。
堅守を誇った鹿島DFに大事な場面で失点が増えた事も、この布陣からの不安定化が生んだと言ってもいいか。

今年頭角を現した選手を。
まずは岩政。
入団2年目の選手だが、今年は完全にレギュラーを確保。
最終的にはJリーグ優秀選手として表彰を受けるまでの活躍を見せた。
強いフィジカルに得点力。将来的には代表入りの予感もする。
また、野沢、深井、増田の攻撃3選手についにスポットライトが当たった年でもあった。
特に野沢と深井は、期待されながらも先発を掴むところまでいかなかった昨年と違い、準レギュラーとして今年は活躍。
小笠原や本山の海外移籍が実現しても、この3選手がいれば何とかなるのではとの期待も大きい。
2006年はタイトルがどうしても必要な一年。
2005トヨタ杯優勝のサンパウロ監督、アウトゥオリ氏の来期監督が決定。
必ずやタイトルを取るのだという気持ちで、2006年を迎えたいな。


【食う軍編】
日本代表の活躍の影に食う軍あり。
本当に一年を通して色々なものを食わされ・・いや、食った。
一番印象に残っているのは、アンコーラ。
印象と言うか、あれは悪夢だった。
二度と食いたくないと思った食い物は少ないが、アンコーラはその中の一番手を獲得したのだ。

春に食う軍オフィシャルラジオと認定されているJ-WAVEで、私ことkawakero司令が電話生出演。
大緊張の放送を聴いたkissh参謀長を笑いの渦に巻き込む結果となった・・・。
隊員は順調に増え続け、2005大晦日現在、北は北海道から南は九州長崎まで隊員総数は34名。
「いつか日本サッカー協会に表彰される」の目標に向け、また一歩前した年となった。

また、2006ドイツW杯では対戦相手がオーストラリア・クロアチア・ブラジルと決定。
食う軍的には食いやすい相手となったのだ。
楽しみだね♪




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ちょっと更新が滞ってるけど気にしない(笑)
来年は、もっともっとこのブログから発信をしていきますぞ。
2005年をお付き合いくださった皆様、来年もまたよろしくお願いいたします。
来年も変わらず・・・フットボールは最高だ!!!!