アルコール依存症になって

20代〜アルコール依存症〜

パート

2017-11-16 12:18:46 | アルコール依存症
試験もひと段落して新しい土地にもう気づいたら半年…。

試験が終わったらパートにでも出ようかと思って
いた。

パートに出ようと思ったのは、

夫といる以上、将来が安泰とは言えない。
自分が食べていく分だけでも少しでも蓄えが必要。

夫の世話をする毎日、嫌でも夫が目につく。
夫の帰りを家で待つのがなんとも苦痛…。
ただの仕事帰りではなく、仕事帰り➕パチンコ
だから。


ただ不安もある。私は極度に上がり症。
人と接するのが苦手…
接客業しかしたことないくせに…。

なによりも不安なのはスリップしないかって
怖くて頭がジーンとくる。
仕事終わりの一杯から始まった私の飲酒。

嫌なことがあって飲んでしまわないか、
逆に達成感で飲んでしまわないか、
不安…
そんなこともあってなかなかパートでも
出れなかった。

母もパートに出ることに一瞬顔が曇ったのは
口には出さなくても私と同じ心配したからだろう。

明日が4時間だけのパート初日。
不安だけしかないけれど、やってみるしかない。

ただ、離脱症状のあの苦しみを思い出して
頑張れ私。

再チャレンジ

2017-11-06 13:18:41 | アルコール依存症
あんなにきつかった試験、
もう正直二度と受けたくない。
また勉強したくない。

これが本音だった。

勉強する私の横で夫は仕事帰りに、
せっせとパチンコに通う。休みの日は絶対的な用事がない限り朝ご飯を自分で作りしっかり体力つけてパチンコに向かう。

こういう情熱が私の勉強にあればと夫のパチンコ情熱を羨ましいと思ったり
何時に帰ってくるんだよー、全部夕飯の支度の後片付けもお前がしてくれよ。とか思ったり


実際は夕方5時半上がりの夫が帰ってくるのは
10時前…この間、問題集を見ながらシャーペンを走らせる私は実際イラついて少しも進まない。
心中穏やかではない。


こんな環境の中勉強するのももう嫌だ。

それでも、再チャレンジしようと思えたのは
後一歩ということあったけれど、
試験当日、試験が終わった日に
私は決心した。

試験中、どこからか鉛筆を落とす音が聞こえて同時に「クソっ」と男の人の声が聞こえた。

それから何度か試験官を呼び「すいません、すいません」と 本当に申し訳なさそうな声がした。

試験中は顔を上げることはなかったから分からなかったが試験が終わりあれはなんだったろうかと思っていたところ私の一つ前の人が声の主だった

60代くらいのおじさんだった。
左半身が麻痺していた…
椅子を引くのもやっと…

だから何度も鉛筆を落としてしまったのか、
限られた時間で全部埋められたのかな…

リハビリだけでもきついんじゃないだろうか。


人は何度でも立ち上がれるんです。自分がアル症になり教えられた事です。自助会グループである人がそう一言だけ話してた人の事を思い出した。

あの時は分かってる、分かった気がした。

今目の前の人を見てその意味がちゃんと分かれた

どこかで誰かがちゃんと私に見させるように
同じ教室にさせ、前の椅子に座らせた気がした

またまだ私はあまちゃんだよって。
まだまだやれるよって。

そう、いろんな意味では夫には感謝してる。
皮肉ではなく、夫に出会わなかったらまた
この機会もなかっただろう。
自分という人間を改めて見つめる事が出来て
少しだけ成長出来た気がした。

資格試験を通して

2017-11-06 12:20:04 | アルコール依存症
資格試験は無事終了。

結果は悔しい結果に。

通信講座を頼んではみたけど、
「これ全部こなせる?」とかより
「これ全部読める?」から始まった。


気づいたことは自分は生きてた中で
「勉強」というものは知らなかった。

最初は、
机に向かってじっとするだけで苦痛…
30分と向かえない自分に情けなくなって
どれだけ勉強してこなかったか思い知らされた。

それでも試験の1カ月前は
できるだけ机に向かって


直前期はもう精神も身体もぼろぼろ。

それでも来年もチャレンジしようかと思う。

試験の翌日夫は仕事で山奥に1週間研修に…
送っていきながら
「夫がいなかったら、もっと勉強できてたよね。確実に。そしたら合格出来たかもしれない…
てか、こんな山奥に研修にきてちゃんと寮長がいてってパチンコはどうやっても出来ないし、
ずっとここに住めばいいのに」と夫を送り出して漠然と思ってしまった。

でもなんで、大人になってきつい勉強して資格を取りたいって思ったんだっけ?
なんでこんなに頑張れたっけ?

試験の熱も冷め止まないうち、
少し忘れてたことを思い出した。

人は変わらないなら自分が変わるしかないと思い断酒を始めた。

断酒を始めたら冷静に少しずつ物事が見えてきて
夫の前だと自分に自信がないのが全て悪循環になってしまうと思えてきた。
この人といるとやっぱり将来不安だからだと、何か資格を取って少しでも自信をつけたいからと思ったからだ。

私の資格を取りたいという強い気持ちは
この夫と結婚しなかったら…
夫のパチンコがなかったら…
また資格試験を受けようなんて夢にも思わなかっだろう。

全ての始まりはこの夫だったコトに気付いた。

勉強を通して色々な事を学べたし、
アルコールに年中浸ってた脳がどれだけ回転
できたか確認もできた。笑

そしてどれだけ自分は頑張れるか…
それをはかる試験でもあった気がする。