自分の愚かさ

2度目の入院は最悪だった。
病室は最初と同じ病室。

入院初日、吐き気が止まらずずっと吐きぱっなし

最初と違いご飯が食べれない

情けなさと罪悪感でいっぱいになり
孤独でいっぱいになった

病棟には皆何かしら肝臓の病を抱えてる人達が
入院していた、若い人も勿論居なかった

トイレに行くにも自分が恥ずかしく自分のベッドからも顔を出したくなかった

若い私が居るのが珍しいのかおばちゃん達がよく話しかけてきた。肝臓病棟での会話の挨拶みたいに必ず聞くＢ型？C型？と聞く。

なんの型で肝臓を悪くしているのか聞いてくる

ある日入浴が一緒になった人は50代後半だっただろうか、出産の時に出血が酷く輸血をした際
ウイルスに感染し長い間闘病をしていて定期的に検査をしにこの病院に通っていたという

入院する前に体が具合悪かったらしい。
トイレも這いつくばり行ってたと、もう自分は癌にまでなったのではないかと思いながら検査をしたのだけれど期待は悪い事に裏切らず
先生から癌になってる事を告知をされて1週間。
旦那さん以外誰にも会いたくなかったけれど
少しずつ病院を歩こうと思えるようになったと


誰にも会いたくないは一緒だけれど会いたくない理由が全然私とは違う。

ここにいる人は皆、自分は一つも悪くないのに
体に病を抱えてる。
私は健康な体を与えてもらいながらそれを自ら
壊している…なんて不公平だと思われるだろう

自分の健康な体をあげたいのと
自分が恥ずかしいのでいっぱいになっていた

2度目の入院

肝機能の数値は少し正常に戻りつつあったが、
まだまだ本調子ではない体。

そして入院中だけ旦那のパチンコ問題が忘れられたが根本はまだ何も解決してない。


入院中は食事が出来たのにまた出来なくなった。

そしてまたお酒に手を出した。
まだ肝機能が戻らないまま。

当然具合が悪くなり入院してた病院に。

退院したころより良くなってると言われたが
先生に
「入院するか？」聞かれ
お願いしますとすぐに答えた。

退院から一カ月でまた入院となった。

自分だけが分かるこれはお酒のせい

姉は専業主婦とはいえ二人の男の子のお母さんでもあった。

甥っ子達が気がかりで甥っ子が学校から帰る前に家に帰るようにお願いした…。


姉は最初からそのつもりだったようでホッとした。

肝臓を得意とする病院へすぐいくように
言われ紹介状を持ちその日のうちへ病院へ。

またさらに詳しい検査が始まった。

今日中に入院ということに…。
なぜか入院できると聞きホッとした自分もいた。
心配事がなくなる場所へいける。と

診断は急性肝炎。

お酒をやめたときの方が肝臓の数値が引っかかるもんなのか？疑問はあった
専門医の先生の説明は簡単に終わった。
心療内科の薬が多すぎて肝機能がどうもないはずないので3週間の入院予定を言われた

が、自分の体は自分が1番分かるというのか
お酒のせいだと自分では確信していた


心療内科の減薬と点滴と服薬で肝機能がすぐよくなり予定よりもあっけなく早く4日で退院となった

肝機能や他の数値が全て正常になったわけではないが肝機能の薬を服薬だけで大丈夫だという事で
自宅で治療ということに。

検査結果

実家にいたことから先生からの電話にでたのは母だった。

母は顔色を変え急いで私を病院に連れて行った

お酒を止めるためにどうすればいいか考えたのは
一人にならない事。

家から車で10分の実家に行き、旦那が夜いないときは実家に泊まりに行った。


実家に居ると自然にお酒を飲みたいと思わず実際に一滴も飲まずにいられたからだ。


病院につくと血液検査と詳しいホルモン検査を
したが母はパートの時間になり検査結果は聞けず

肝機能が悪いのか、情けない…。一人病院で待ちながら私は病院で治療するに値しない人間だとずっと頭を廻らせると姉が目の前に立ってた。

驚いた顔をすると、
姉
「あんたに私が来る事知らせたら絶対嫌がるからお母さんが内緒でくる様に電話がきたんだよ。
検査結果はまだ出ないの？どれくらいかかってる？」
私
「1時間半は確実に待ってるかな。一人待てるから帰っていいよ。体も2日前と違って何ともないし、入院とか大袈裟だよ、絶対入院とかならないから」実際に体は嘘の様に
なんともなかった。

姉
「いや、悪いね。2日前より悪くなってるよ」


姉は私の顔色とかで言ってるのではない、
検査追加項目を聞き検査結果の時間と確実に悪くなってると勘付いたのだ。姉自身も姉の旦那さんも医療に詳しい職業に就いてる…。

先生に呼ばれ、説明が始まった。
2日前の検査よりさらに悪くなってると、
肝機能、甲状腺、だが一カ月前の血液検査は異常はなしだったと言われ今日中に入院が必要だと
言われた。入院が必要だけど専門の先生に診てもらいそこで入院する必要があると言われた。

やはり姉の言うとおりだった。

体の悲鳴

病院では大きな総合病院に行き症状をいうと
血液検査、胃カメラ検査をした。

血液検査は特に異常はなし、
胃カメラは胃の色？が所々よくないと言われ
ピロリ菌除菌の為の抗生物質と胃の粘膜を保護する薬を貰った。

眠れてるか？聞いたところ、眠れてないと伝えると心療内科に行くように言われ後日心療内科へ。

心療内科の先生に心の不調を訴えるというより
体の症状を言うだけで終わり、
安定剤と眠剤を貰った。


ピロリ菌を殺すという薬が合わないのか
ただ旦那のパチンコ通いにストレスを感じたのか
もっと吐き気が増し何も口に出来なくなくなった。

体がきつく食欲がないわりに顔や手足が腫れぼったくなりだし心療内科の先生に相談しにいくと血液検査をしてみようといわれ抗生物質は辞めるように言われその日から中止した。

後日心療内科の先生から電話があり
今すぐに総合病院に行くようにと、検査結果は
そこの総合病院にFAXすると。
甲状腺の数値と肝機能が異常だと、そのまま入院だと思うので自宅近くの詳しい検査もできるよう大きな病院に行くように言われた。

それなら一カ月前に行った総合病院に行きますと
FAXをそこに送る様にお願いした。