人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

長谷川洋子『サザエさんの東京物語』(文春文庫)

2015-04-08 05:00:00 | 読書

『サザエさん』を描いた長谷川町子(1920-1992)の妹洋子さんが
書いた『サザエさんの東京物語』(文春文庫3月刊)をおもしろく読んだ。

初めの方の話は、長谷川一家の物語で、長谷川町子『サザエさんうち
あけ話』と重複している部分があり、母、姉二人、娘二人と女性ばかり
6人のかしましさに、思わずクスクス笑ってしまう。戦時中の話なども
貴重だ。

しかし、途中からシリアスな話になってくる。難しい言葉を使わない、
洋子さんの文章力にひきつけられていった。
もしかすると著者は本書の176ページ以降を一番書きたかったのか
もしれない。

・母の晩年 P.176
・別れ 186
・一人あるき 191
・国税局 209
・それからの七年 216

著者の長谷川洋子さんは、大正14(1925)年福岡生まれ。今年は90歳
になる。本書は初めての著作になるという(2008年朝日出版社)。


ちなみに、
S62(1987)母貞子死去(91)
H4(1992) 3女町子死去(72)
H24(2012)長女まり子死去(92)




長谷川洋子『サザエさんの東京物語』(文春文庫)

文庫解説は江國香織さんが書いている。

   -----------------------------------------

4月7日(火)





あざみ野2交差点





神田駿河台3  かなり花びらが落ちてきた。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3/28 新日本フィル第538回定期 | トップ | 「イタリアのマドリガーレ集」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事