人生ブンダバー

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12/27東京工業大学混声合唱団コール・クライネス第49回演奏会

2014-12-28 14:04:57 | 音楽

OB合唱団の須田さんからチケットを購入、昨年に引き続き、年末にコー
ル・クライネス定期演奏会を聴いた(12/27[土]すみだトリフォニー)。

<プログラム>
団歌「われらうたう」
1.ブラームス リーベスリーダー(「愛の歌」)より
 指揮;松尾博史
 ピアノ;山部陽子、岩本晃子
2.ベートーヴェン ミサ・ソレムニス
 指揮;大谷研二
 オルガン;大竹くみ
 ソプラノ;松井亜希
 アルト;北條加奈
 テノール;鏡 貴之
 バス;松平 敬
 オーケストラ;横浜シンフォニエッタ

団歌「われらうたう」
 歌いなれているからか、ユニゾンから始まってハーモニーに広がってい
 くところで、「これは!発声もよくて、うまいね~」、となる。
 明るい声で「暗いね~、暗いね~」?と聞こえると一人おかしくて笑っ
 てしまった。

1.ブラームス 「リーベスリーダー」(「愛の歌」)より
 指揮;松尾博史
 ピアノ;山部陽子、岩本晃子
 ブラームスの「リーベスリーダー」より1,2,3,4,5,6,11,12,13,14,15,16,
 18の13曲を演奏した。1台のピアノによる連弾だった。

 人数的には女性50人、男性70人くらいだろうか。混声の人数からすると、
 女性と男性の比率が逆かもしれないが、それだけに男性は無理せず、パ
 ートのピッチを合わせて歌っていた。

 学生指揮者で、ドイツ語で、ブラームス、失礼ながら大丈夫かしらん?と
 思ったが、指揮者、合唱ともに暗譜の演奏で、オーソドックスな演奏、よく
 歌っており、すばらしかった。

 オリジナルの混声で聴くと、音色の違いもあり、おおいに楽しめた。独語
 は部分的にカタカナだったかな・・・・・・。

2.ベートーヴェン ミサ・ソレムニス
 指揮;大谷研二
 オルガン;大竹くみ
 ソプラノ;松井亜希
 アルト;北條加奈
 テノール;鏡 貴之
 バス;松平 敬
 オーケストラ;横浜シンフォニエッタ
 ベートーヴェンの大曲ミサ・ソレムニスは、1823年に完成。ベートーヴェン
 晩年の傑作である。完成までに5年間かかったという。「第九」が1824年
 完成、初演だから、ほとんど同時期の作品といえる。

 この曲はベートーヴェンの最高傑作(の一つ)であり、単なるカトリック・ミサ
 というよりも普遍性をもって歌い上げた作品といえるのではないだろうか。
 普遍性をさらに進めたものが「第九」となる。
 心に染み入る音楽というよりは、心に強く訴えるものといえるだろうか。

 1.Kyrie(10分)
  出だしの合唱「Kyrie」が感動的で見事な声(アインザッツ!)を出した。
  2.Gloria(15分)
  3.Credo(20分)
  フーガの「熱唱」がすばらしかった!
  4.Sanctus(16分)
  5.Agnus Dei(12分)
  最後の「pacem pacem」の大合唱にグッと来た。

 ( )内にこの日の大体の演奏時間を記したが、これでも分かるように1曲
 1曲が通常のワン・ステージ並みの曲である。合唱は75分立ちっぱなし。
 これだけの長時間立ちっぱなしということが還暦を過ぎた私には信じられ
 ない(笑)。しかも、何事もない顔をして歌っていたが、全員暗譜だった。
 (--10/4新日本フィル定期の栗友会は、この曲、譜面を持って歌って
 いた)。

 こんな大曲は歌ったことがないが、テンポも次々に変わる曲で、合唱団は
 フォームを崩さず、よく歌っていた。

 人数的には、女性50人強に男性70人強。これだと、普通は女性が負け
 てしまうが、男性が無理しないでちょうどよかった。

 フォーメーションは、前列にソプラノとアルト、後列にバスとテノールとい
 うおもしろい並び方で、変わった響きが聴こえてきた。

 ソリストは、私は不勉強でお名前を存じ上げなかったのだが、4人とも最
 終学歴が芸大または芸大大学院で、お二人がバッハ・コレギウム・ジャ
 パンのメンバーであり、宗教曲が得意な方々が選ばれており、サスガだ
 った。

 オーケストラは、山田和樹さんを中心に芸大で結成されたTOMATOフィ
 ルが前身である。聴くのは初めてだったが、この日の弦は10型といおう
 か1stヴァイオリン10~コントラバス3というフォーメーションだった。こち
 らもさすがプロ!

 それにしても、オーケストラ伴奏付きで、このような大曲を歌える機会など
 一生にそうそうないだろう。大谷先生に感謝!かな。


クレンペラーの名盤(CD)と、この日の生演奏と比べたら?--やはり生
演奏はすばらしいですね~。


ベートーヴェンとブラームスという二人の天才の合唱曲を堪能した、今年
最後の演奏会だった。



演奏会前にたまプラーザに立ち寄る。


國學院大学陸上競技部 箱根駅伝出場!!おめでとうございます。


たまプラーザ駅前


湾曲しているたまプラーザのプラットホーム 











座席は1F-27-27 お隣もワグネルOB


プログラム冊子



LEDが大活躍


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