かとう整骨院 よもやま話

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【剣道】腱鞘炎でお悩みの方は必見です!!【かとう整骨院 香里園】

2016-10-21 16:00:47 | 剣道
昨日はプロ野球のドラフト会議でしたね。この時期になると毎年『指名されたらどうしよう・・・』などと、野球歴は小学生の時に三年間のみであるにも関わらず、図々しい妄想に毎年ふける私です。

それはさておき、今回は腱鞘炎についてお話してみたいと思います。剣道をされている方にも腱鞘炎で悩んでいる方は多いのです。そこで、腱鞘炎とはどのようなケガで、どんな人がなりやすいか、そしてその対策について触れていきたいと思います。

・腱鞘炎になるのは使いすぎ??

私たちの身体はいろんな組織でこうせいされていますが、関節を動かすのに重要な役割を果たしているのが筋肉です。そして、筋肉が骨に付着する部分を腱といいます。指を動かす際に、腕の筋肉が動くことで指の骨にくっついている腱が引っ張られます。指の腱は浮き上がらないようにするために筒の中を通っています。この筒のことを腱鞘といいます。腱鞘炎とはこの腱鞘と腱がこすれあうことで発生するのです。ですので、細かい手作業など指先をよく使う人が腱鞘炎になりやすいといえます。しかし、指先をよく使う人でも腱鞘炎になる人とならない人がいます。それは、なぜなのでしょうか?原因は様々ですが指の使い方にその大きな要因があります。

・腱鞘炎になりやすい指の使い方
この記事を読んでいただいている皆さんが、腱鞘炎になりやすいかどうかを見極める方法を伝授したいと思います。まずは、紙を一枚用意していただきその紙を人差し指と親指でつまんで下さい。

大体2通りの形になると思います。一つが親指を伸ばしてつまむ形。


もう一つが親指を曲げてつまむ形


このつまむ形で、腱鞘炎になりやすいかどうかが判断できます。
ちなみに正解は・・・・・








一枚目の指を伸ばしてつまむ形です!




う~ん、あまり盛り上がりませんね(^^;
気を取り直して解説しますと、指を伸ばしてつまむ方は指の腱がひっぱられた状態で指を動かすことになります。

腱はヒモのようなものですので、ひっぱられた状態だと硬くなります。その状態で腱鞘とこすれあうと炎症が発生しやすいのです。

それに対し、指を曲げてつまむ方は

円で囲った部分で腱にたるみができるので、炎症が発生しにくいのです。

これが全てではありませんが、腱鞘炎で悩んでいる方で指を伸ばしてつまむ方は大変多いです。また、指の使い方を変えるだけで治る方もたくさんおられます。腱鞘炎でお悩みの皆さんは一度ぜひお試しください!

・剣道家で腱鞘炎にお悩みのかたへ。

剣道をしている方で腱鞘炎にお悩みの方も非常に多いです。その原因と対策について触れてみたいと思います。
原因:

原因として考えられる動作として構えの時点で、竹刀を落としたくない、攻めを効かせた、中心をしっかりと攻めたい、打突に冴えを出したいなどの理由でつい竹刀を握り込む事が挙げられます。この際に五本の指で竹刀をギュット握ってしまうのです。しかし、竹刀に限らずバットやラケットなどを握る際は薬指と小指が中心になります。五本指で握り込んでしまうと手首が上手く使えないからです。剣道に於いても、五本指で握り込むことでコック(手首の動き)が上手く使えない状態で無理に手首を使おうとすると腱鞘炎になる訳です。この現象は、握力の弱い女性剣士や、男性でも腕力が弱い方にみられます。

対策方法
一番の対策は、竹刀の握りを変えることです。先にも述べたように握りの中心は小指と薬指です。これを変えるだけで指への負担をかなり減らすことができます。また、剣道では最初に竹刀を振るときにぞうきんを絞るように・・・と指導された方も多いと思います。これは、打突時に技の冴えを出すのに有効だからです。これは間違いとはいいません。しかし、技の冴えや強さは腕で調整するのではなく、足でするのです。足さばきがただしく打突時に自分の体重をしっかりとのせる事ができれば技の冴えや、力強い打突は可能です。それは、ご年配の高段者の先生方を見れば一目瞭然です。

今までの形を変えるのはとても勇気がいる事です。しかし、これは全てのケガに言える事ですがケガには必ず原因となる動作があるのです。それを改善しないことにはいつまでも同じケガに悩まされるばかりか、最悪の場合は他のケガの原因にもなります。そして、それは上達の妨げになります。私自身も剣道で様々なケガを経験してきました。そして、その度に自分の動作を見直してきました。剣道で腱鞘炎にお悩みの皆さんにも必ず原因があります。今回の内容を一つの参考にしていただけましたら幸いです。相談はいつでも受け付けておりますので、いつでもお申し付けください!

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