有田焼で白磁・青磁を作っています。
佳秀窯日記



 

お花が大好きだった義母は

小さな背中を まあるく かがめて

川辺の小さな畑で よく お花を育てていました

今年も 義母が植えた ダリアの花が

鮮やかな色で 花開きました

 

 

ここのところ ずっーと忙しく お墓参りもしていませんでした

「お~い! サトちゃん ショウチューは まだか~い」と

首を長くして 義父が待っているに違いありません

お彼岸の一日 仕事を休んで 夫とお墓参りに・・

 

「ハイハイ!忙しくて来れなくてゴメンね!」

今日は お彼岸だから 

「飲みすぎないでね!」なんて 野暮な事は言いませんよ

お気のすむまま ごゆるりと・・・ 

コップに波波の 大サービス!

 

それから ひと山越えて 彼岸花に囲まれた

収穫前の稲穂を 眺めながら

両親のねむるU市へ

 

 

お参りを済ませた帰り道 母の友人のお家のお庭が

お花でいっぱいに・・・ 

思わず立ち止って 見とれていると

「あら~っ、お参りですか?」 と

声を掛けて下さったのは若奥様

 

 

次々と お花の名前を教えてもらうけど

長いカタカナの洋花の名前は

記憶する力も 気力もなく ただ うなずくばかり・・・

 

唯一 このお花だけは 

あまりの珍しさに 記憶にしっかりと

留めることができました

 

 

これは「酔芙蓉(すいふよう)」という名前です

午前中 白く咲いているお花が 

午後からは 赤く変色していく お花だそうです

お昼少し過ぎた頃でしたので

まだ、 白いお花が 残っています

柔らかくて とても 優しい花びらでした

 

 

久しぶりに お参りが出来て ホッと したところで・・・

お彼岸と言えば やはり これですね!

「いただきまーす!」

 



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お彼岸に入った日曜日の早朝

地区の天満宮で 彼岸願成就のお祭りが

開催されました

 

有田と言えば「焼き物」ですが 地区には

「五穀豊穣」 「家内安全」 を願うお祭りも数多く残っています

このお祭りも その一つです

私達女性は 早朝から 「おなます」を作ったり 

豆ご飯を炊いたりして いつもの炊きだしで大忙し!

 

その間 男性は 樫の葉を 1年分 365枚採取します

 

今回 当番になることで 初めて知った行事でした

この葉を 5枚ずつ渡されて それを 天満宮の周りを

ぐるぐる このように順番に回りながら 

中央に座る3人の男性に 渡していきます

 

 

受け取った 葉を 「うらじろの茎」に 挿しこんでいきます

 

 

なんだか トトロの世界にいるようで

楽しくてなりません

皆 うふふ・・・笑顔のお祭りです

 

 

「ちゃんと 皆 願いをこめて渡しているね?」

冗談も飛び交う中 

樫の葉が無くなるまで回り続け

最後の一枚が渡されると

神棚に祀られます

 

 

そっーと 天神様を拝んでみたら

幕には 見覚えのある

梅の紋があしらわれています

長老いわく 

菅原道真公が祀られている 太宰府天満宮に

縁のある天満宮だということでした

 

 

ならばと

 そっと ひそかに 手を合わせました!

 

人の名前 物の名前 すぐに出てこない

もどかしさを感じつつある 昨今・・・ 

「どうか 少しでも良くなりますように・・・!」 

 

 

 



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関東にお住まいのさんから

久しぶりのお写真を戴きました!

「自然光で撮ってみました・・・」と さん

窓から入るやさしい陽の光の中で

素敵な秋をのせた 

白磁鉢が 楽しく遊ばせてもらっているようです

 

 

ふふふ!と 優しく微笑んでいる 

さんの笑顔が浮かんできて 

うふふ! こちらも和ませてもらいました

ありがとうございました!

 

 

お彼岸が近くなると 時季を告げるように

川沿いには 曼珠沙華が

咲き始めます

 

 

線路のそばにも 鮮やかな赤い色を敷きつめ

車窓からの旅愁を誘っているようです

 

 

 

 

 



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今日も爽やかな秋空が広がりました

 

近くの小学校の校庭には

すくっと 三本の杉の木が

空に向かって 寄り添うように 

仲良く伸びています

 

 

今日は 嬉しいことがありました

思いがけず 関東からさんが ご来店になりました

長崎に仕事でお見えになり その帰り道

「有田だけど どこなのかな?と 車で走っていたら

偶然に 看板が目の前にありました!」と

笑顔あふれるさんと ご友人のお二人連れです

 

 

個展の度に ご来場いただく さん

窯を見たり 轆轤の作業場を見たりして

ひととき 楽しんでいかれました

 

 

「来年の個展には また 伺いますよ!」と

笑顔で 空港へと 向かわれました

 

長年 ご一緒にお仕事されている お二人の

あ・うん の呼吸の明るい会話も弾んで

思いがけず 楽しい時間を過ごさせてもらいました

 

 

お立ち寄り下さいまして 

ありがとうございました

また お会いする日まで・・・・

 



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夜空に ぽっかり浮かんだ

まんまる 十五夜お月さんを

今年は ありがたいことに

自宅で 眺めることができました

 

今日も 秋晴れの

清々しい青空が広がっています

 

 

水ぶきの仕事が 一段落して 

今日は ちょっと

みなさんとご一緒に 散歩でも

いかがでしょうか?

我が家のすぐ近くの公園の片隅には

キリンさんが のどかに遊んでます

ふふふ・・・

窯業大学の卒業生さんが制作された作品のようです

きっと 動物がお好きな優しい方でしょうね!

 

 

そして その先の橋の欄干には

各窯元の特徴を出した

美しい絵柄と形の

陶板が埋め込まれ 道行く人の目を

楽しませてくれます

 

 

また、図書館の近くの橋の欄干には

立派な壺も飾られています

どんな風雪にも耐える 丈夫な壺です

 

 

間もなく 有田の町に日本磁器が誕生してから

400年の歴史が 刻まれようとしています

 

 

これからも 折々に ご紹介していこうと

思います

 

 



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