お花が大好きだった義母は
小さな背中を まあるく かがめて
川辺の小さな畑で よく お花を育てていました
今年も 義母が植えた ダリアの花が
鮮やかな色で 花開きました
ここのところ ずっーと忙しく お墓参りもしていませんでした
「お~い! サトちゃん ショウチューは まだか~い」と
首を長くして 義父が待っているに違いありません
お彼岸の一日 仕事を休んで 夫とお墓参りに・・
「ハイハイ!忙しくて来れなくてゴメンね!」
今日は お彼岸だから
「飲みすぎないでね!」なんて 野暮な事は言いませんよ
お気のすむまま ごゆるりと・・・
コップに波波の 大サービス!
それから ひと山越えて 彼岸花に囲まれた
収穫前の稲穂を 眺めながら
両親のねむるU市へ
お参りを済ませた帰り道 母の友人のお家のお庭が
お花でいっぱいに・・・
思わず立ち止って 見とれていると
「あら~っ、お参りですか?」 と
声を掛けて下さったのは若奥様
次々と お花の名前を教えてもらうけど
長いカタカナの洋花の名前は
記憶する力も 気力もなく ただ うなずくばかり・・・
唯一 このお花だけは
あまりの珍しさに 記憶にしっかりと
留めることができました
これは「酔芙蓉(すいふよう)」という名前です
午前中 白く咲いているお花が
午後からは 赤く変色していく お花だそうです
お昼少し過ぎた頃でしたので
まだ、 白いお花が 残っています
柔らかくて とても 優しい花びらでした
久しぶりに お参りが出来て ホッと したところで・・・
お彼岸と言えば やはり これですね!
「いただきまーす!」