有田焼で白磁・青磁を作っています。
佳秀窯日記



 

ここ数日 暖かな気候が続き

一気に 春が近づいた感じがします

 

クルクルと 削り粉が 舞い踊るろくろ場の

窓からは ぽかぽかの 春の陽射しが

差し込んでいます

 

 

 気が遠くなるような 削りの作業は

一つ ひとつ 丁寧に 厚みを測ったり

やさしい線を生みだしたりしながら

続けられます

 

 

高台は 直径を このようにして測って

決めていきます

 

時々 お客さまから

「手造りなのに よく同じように できますね」と

たずねられることがありますが

手の感覚と このような道具を使ったりしながら

食器は ほぼ同じ寸法に 出来上がっていくのです

 

このように 時間と労力をかけて作る 過程の中で

一つ ひとつに 思いをこめ 命を吹き込んでいきます

 

地道な作業ではありますが 

「ホッとします」 「やさしい気持ちになります」と 言って頂けて

夫も うれしく 感謝しながら

「また 頑張らんとね~」と 日々の作陶に 励みがつくようなのです

 

 

今日は 隣町の 道の駅で 梅と ツバキが

出ていました

ポイッと 白磁の花入れに 挿したら

ほんわかと 春を運んでくれました!

 

佳秀窯

http://www.nishiyama-tadashi.com/

 

 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする



«  春いちばん! 日記・・・ »