今回は釣りの本をご紹介します。
著者シャルル・リッツ1953年 訳者 柴野邦彦 発行ティムコ
350ページ以上のボリュームで1週間では最後まで読みきれないような本です。
釣りの基本からキャスティング、ロッドアクション、トラウト、サーモンフィッシングまで
フライフィッシングについて満遍なく書かれてます。
この本のフライキャスティングのメカニズム、ハイスピード/ハイラインのキャスティングテクニックや練習方法などは
有名ですね。実践された方も大勢いらっしゃるでしょう。
またフライロッド作りをしている人にとってなかなか勉強になる記述もあります。
第3部 研究と技術 です。
・スプリット・ケーン・ロッド
・私が良いフライロッドに要求すること
・五十年間の研究とロッドデザイン
この3つの章はリッツがバンブーロッドを選ぶときの基準とか検査方法、アクションについての考察等が
書かれていて、なかなか読み応えがあります。
アクションについては現在でもよく使われる言葉「パラボリック・アクション」についての言及があります。
パラボリックアクションっていわれてもまあ曖昧でよく分からないですよね。
これについてパラボリックとはリッツにとってどういうアクションなのか説明(これまた曖昧なんですが)言及があります。
またいろいろなアクションパターンを図を使って解説したりしてます。
これ以外の内容については
釣りのテクニックなんかは内容が古いので参考になるかどうかは微妙ですが、、、
サーモンフィッシングの部がサクラマスの釣りで少し参考になった程度です。
本の値段も¥5,200とお高いですのでお勧めとは言えませんが、図書館などで機会がありましたら読んでみてください。