韓国“ネチズン”の大集団が一斉“F5キー16連射”で2chを攻撃してみたら、その被害は同じ在米のサーバを使っていた(米国の某政府機関を含む)各方面に及び、被害総額2億円以上。遂にはFBIまでが登場するに至るとか....
色んな意味で日本のネット界を震撼させた“3.1サイバーテロ事件”から2週間あまりが経ちましたが、ロシアのメディアは、この件について一体どう報道したのでしょうか?
テロが発生した日と同日、2010年3月1日付けの、ロシアの新聞“ガゼータ”紙の記事は、以下↓の通り。
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「日本の娯楽サイト、韓国ハッカーの攻撃を受ける」
原文:Японский развлекательный сайт был атакован хакерами из Южной Кореи
http://www.gazeta.ru/news/lenta/2010/03/01/n_1464100.shtml
2010年3月1日
日本の人気ポータルサイトが、韓国のネット民によりサイバー攻撃を受けた、と“レンハプ”通信が報じている。それによると、この行動には、一万人を超える韓国ネット民が参加したとのこと。
彼らの言い分では、攻撃の対象となったサイトは、韓国についてネガティヴな情報を広めていたという。
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.....これだけ?
本当に最低限の情報だけって感じですね。
しかも情報ソースは韓国メディアのみで、その攻撃がもたらしたオチについては何の言及もない。
何だかなあ。
他にどこか取り上げた所はないのか?と検索したら、通信社“ノーヴィ・レギオーン(Новый Регион)”のサイトにもう少し詳しいものがありました。
事件から3日後、2010年3月3日付けの記事です。
しかし、この↓怪しいイメージ写真は何だろう?w
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/c3/98b6317eaa1b93c469c2ab5a4ff91991.jpg)
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「日韓の間で情報紛争に火が点いた」 2010年3月3日
原文:Между Японией и Южной Кореей разгорелся информационный конфликт
http://www.nr2.ru/fareast/272803.html
3月3日、ソウル発(ノーヴィ・レギオーン、イーゴリ=シチェルバコーフ記者)
ここ何日かの間に、日韓の間で突如として情報紛争に火が点いた。 報じたのは“東亜日報”(韓国の新聞。翻訳事務所“レイステイト”による朝鮮語からの露訳はこちら。)
韓国における、反日抵抗運動を記念する祝日である3月の1日、両国のネット民たちは“インターネット戦争”を宣言し、互いに“敵性”サーバの正常運営を妨害しようと努めたという。
3月1日の正午ごろ、韓国の人気掲示板“DC Inside”日本の有名サイト“2ch”攻撃の呼びかけが現れるや、その後僅か2分にして、双方のサイトに“アクセスが集中しすぎてサイトが開けない”という表示が出たのだった。
韓国人たちは、この紛争は日本側が挑発したものだと確信している。というのも、最近、韓国人の留学生がロシアで惨殺された後、日本のサイトではこの事件への反応として、“ロシア万歳”という書き込みがあったというのだ。
他にも、韓国人のフィギュア・スケートの選手キム・ユ・ナ(原文ママ)がオリンピックで金メダルを取ったのは、審判を買収したからだと主張する記事が日本語のネット上に広く出回ったことも、韓国ネット民による、3月1日の日本サイトへのサイバー攻撃を誘発することになった。
報復行動の準備に際して、諸々の著名な韓国サイトでは“サイバー義勇軍”、“愛国者”などのグループが結成された。彼らによって活発なプロパガンダが行われた結果、その後三日間の間に8000人からなる軍勢が集まったのだった。そして決行日には、何と1万2千もの韓国ネット民たちが、2ch各板への攻撃を開始したのである。
韓国のIPからのアクセスが禁じられた後は、グーグル翻訳を経由して再度攻撃が行われた。結果として、日本側のリソースは長期間麻痺することになったのだ。
同紙(東亜日報)が指摘するには、攻撃に参加した韓国のネット民たちは、この行動を
“韓国人を侮蔑する日本人に対する相応の罰にして、韓国ネット民によるネット民族主義と愛国主義の発現”
だとみなしているとのこと。
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記事がソウル発だからか、こちらも韓国の新聞記事をただ露訳しただけ、みたいな出来ですね。テロを起こした当事者側の手前勝手な動機ばかりが語られて、それが2chとは無関係な人たちに与えた被害についての記述は一切無し。世界的に見ればもはや先進国の側に属するにも拘わらず、単に“反日”のお題目が付くだけで、こんな下らないことに一万以上の人間が動員されてしまうような、そういう奇妙な社会背景についての分析もありません。
というか、この記事を読んだロシア人は、“日韓双方で一万人同士が一生懸命F5キーを連打し合った”と考えるのではないですかね。
勘弁してくれよ.....。
それと、訳していてつくづく思ったのですが、何とも安っぽい“民族意識”にして“愛国心”ですね。
91年前の“3・1運動”の参加者たちは、日本の軍や警察に対し、死を賭して徒手空拳で立ち向かったというではありませんか。
たかだかF5キーを連打した程度で、そうした勇気ある先人たちと同じ“愛国者”を名乗るのは、不遜に過ぎるというものです。
大体、2chにどれほどひどいことが書かれてあったとしても、あれは日本語の掲示板なのです。基本的には韓国人や、他の外国人に向けたものではない。たまたま日本語が読めて気を悪くするだけならまだしも、それでサイバー攻撃をかけようなんていうのは、筋違い以外の何ものでもない。
実社会に置き換えれば、
庭をウロウロしていたら、隣家の親子が、我が家の娘はブスだと話しているのが聞こえてしまった。
↓
彼らは親子電話(古いか....)で話していたようだ。
↓
実をいうと、隣家の主人(元ヤン)には子供の頃苛められていて、よくパシリとして使われていた。故に、もともと隣の一家全体が嫌いなのだ。
↓
そういえば、今日は30年前に隣家の主人からパンを買いに行かされるのを最初に断った、記念すべき日だ。
↓
こんな日に、彼らが娘の悪口を言うのは許されない。それが彼ら同士であってもだ!これ以上けしからん会話をさせないためにも、電話を使用不能にする必要がある。正義は我にあり。
↓
どうやったかは分からないが、電話線を掘り出して破壊。
↓
ざまを見ろ!これが愛の力だ!相応の罰なのだ!ウラー!
↓
隣家のみならず、近隣一体の電話が麻痺。
↓
そして警察へ .......
.......駄目だろう、これは。
“ネチズン(Netizen)というのは“Net(ネット)”と“Citizen(市民)”をかけ合せた造語だといいますが、感情の赴くままに公的インフラを叩き壊すような輩は“市民”の名に値しない。テロに参加した連中は、“ネチズン”ならぬ“Net”+“Mob(暴民)”=“ネトモブ(Netmob)”とでも呼ばれるべきですね。
まあ、そういうのはどうでもいいとして(セルカン氏風に)、結局ネット上で見つかったのはこの二つだけでした。
コメント等は無し。
他にこのネタが取り上げられた掲示板などが見当たらない所からしても、ロシアではまったく話題になってないと考えてよいのではないでしょうか。
→(2)に続く
色んな意味で日本のネット界を震撼させた“3.1サイバーテロ事件”から2週間あまりが経ちましたが、ロシアのメディアは、この件について一体どう報道したのでしょうか?
テロが発生した日と同日、2010年3月1日付けの、ロシアの新聞“ガゼータ”紙の記事は、以下↓の通り。
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「日本の娯楽サイト、韓国ハッカーの攻撃を受ける」
原文:Японский развлекательный сайт был атакован хакерами из Южной Кореи
http://www.gazeta.ru/news/lenta/2010/03/01/n_1464100.shtml
2010年3月1日
日本の人気ポータルサイトが、韓国のネット民によりサイバー攻撃を受けた、と“レンハプ”通信が報じている。それによると、この行動には、一万人を超える韓国ネット民が参加したとのこと。
彼らの言い分では、攻撃の対象となったサイトは、韓国についてネガティヴな情報を広めていたという。
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.....これだけ?
本当に最低限の情報だけって感じですね。
しかも情報ソースは韓国メディアのみで、その攻撃がもたらしたオチについては何の言及もない。
何だかなあ。
他にどこか取り上げた所はないのか?と検索したら、通信社“ノーヴィ・レギオーン(Новый Регион)”のサイトにもう少し詳しいものがありました。
事件から3日後、2010年3月3日付けの記事です。
しかし、この↓怪しいイメージ写真は何だろう?w
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/c3/98b6317eaa1b93c469c2ab5a4ff91991.jpg)
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「日韓の間で情報紛争に火が点いた」 2010年3月3日
原文:Между Японией и Южной Кореей разгорелся информационный конфликт
http://www.nr2.ru/fareast/272803.html
3月3日、ソウル発(ノーヴィ・レギオーン、イーゴリ=シチェルバコーフ記者)
ここ何日かの間に、日韓の間で突如として情報紛争に火が点いた。 報じたのは“東亜日報”(韓国の新聞。翻訳事務所“レイステイト”による朝鮮語からの露訳はこちら。)
韓国における、反日抵抗運動を記念する祝日である3月の1日、両国のネット民たちは“インターネット戦争”を宣言し、互いに“敵性”サーバの正常運営を妨害しようと努めたという。
3月1日の正午ごろ、韓国の人気掲示板“DC Inside”日本の有名サイト“2ch”攻撃の呼びかけが現れるや、その後僅か2分にして、双方のサイトに“アクセスが集中しすぎてサイトが開けない”という表示が出たのだった。
韓国人たちは、この紛争は日本側が挑発したものだと確信している。というのも、最近、韓国人の留学生がロシアで惨殺された後、日本のサイトではこの事件への反応として、“ロシア万歳”という書き込みがあったというのだ。
他にも、韓国人のフィギュア・スケートの選手キム・ユ・ナ(原文ママ)がオリンピックで金メダルを取ったのは、審判を買収したからだと主張する記事が日本語のネット上に広く出回ったことも、韓国ネット民による、3月1日の日本サイトへのサイバー攻撃を誘発することになった。
報復行動の準備に際して、諸々の著名な韓国サイトでは“サイバー義勇軍”、“愛国者”などのグループが結成された。彼らによって活発なプロパガンダが行われた結果、その後三日間の間に8000人からなる軍勢が集まったのだった。そして決行日には、何と1万2千もの韓国ネット民たちが、2ch各板への攻撃を開始したのである。
韓国のIPからのアクセスが禁じられた後は、グーグル翻訳を経由して再度攻撃が行われた。結果として、日本側のリソースは長期間麻痺することになったのだ。
同紙(東亜日報)が指摘するには、攻撃に参加した韓国のネット民たちは、この行動を
“韓国人を侮蔑する日本人に対する相応の罰にして、韓国ネット民によるネット民族主義と愛国主義の発現”
だとみなしているとのこと。
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記事がソウル発だからか、こちらも韓国の新聞記事をただ露訳しただけ、みたいな出来ですね。テロを起こした当事者側の手前勝手な動機ばかりが語られて、それが2chとは無関係な人たちに与えた被害についての記述は一切無し。世界的に見ればもはや先進国の側に属するにも拘わらず、単に“反日”のお題目が付くだけで、こんな下らないことに一万以上の人間が動員されてしまうような、そういう奇妙な社会背景についての分析もありません。
というか、この記事を読んだロシア人は、“日韓双方で一万人同士が一生懸命F5キーを連打し合った”と考えるのではないですかね。
勘弁してくれよ.....。
それと、訳していてつくづく思ったのですが、何とも安っぽい“民族意識”にして“愛国心”ですね。
91年前の“3・1運動”の参加者たちは、日本の軍や警察に対し、死を賭して徒手空拳で立ち向かったというではありませんか。
たかだかF5キーを連打した程度で、そうした勇気ある先人たちと同じ“愛国者”を名乗るのは、不遜に過ぎるというものです。
大体、2chにどれほどひどいことが書かれてあったとしても、あれは日本語の掲示板なのです。基本的には韓国人や、他の外国人に向けたものではない。たまたま日本語が読めて気を悪くするだけならまだしも、それでサイバー攻撃をかけようなんていうのは、筋違い以外の何ものでもない。
実社会に置き換えれば、
庭をウロウロしていたら、隣家の親子が、我が家の娘はブスだと話しているのが聞こえてしまった。
↓
彼らは親子電話(古いか....)で話していたようだ。
↓
実をいうと、隣家の主人(元ヤン)には子供の頃苛められていて、よくパシリとして使われていた。故に、もともと隣の一家全体が嫌いなのだ。
↓
そういえば、今日は30年前に隣家の主人からパンを買いに行かされるのを最初に断った、記念すべき日だ。
↓
こんな日に、彼らが娘の悪口を言うのは許されない。それが彼ら同士であってもだ!これ以上けしからん会話をさせないためにも、電話を使用不能にする必要がある。正義は我にあり。
↓
どうやったかは分からないが、電話線を掘り出して破壊。
↓
ざまを見ろ!これが愛の力だ!相応の罰なのだ!ウラー!
↓
隣家のみならず、近隣一体の電話が麻痺。
↓
そして警察へ .......
.......駄目だろう、これは。
“ネチズン(Netizen)というのは“Net(ネット)”と“Citizen(市民)”をかけ合せた造語だといいますが、感情の赴くままに公的インフラを叩き壊すような輩は“市民”の名に値しない。テロに参加した連中は、“ネチズン”ならぬ“Net”+“Mob(暴民)”=“ネトモブ(Netmob)”とでも呼ばれるべきですね。
まあ、そういうのはどうでもいいとして(セルカン氏風に)、結局ネット上で見つかったのはこの二つだけでした。
コメント等は無し。
他にこのネタが取り上げられた掲示板などが見当たらない所からしても、ロシアではまったく話題になってないと考えてよいのではないでしょうか。
→(2)に続く
海外の反応見ても、お前ら日台中韓の誰かだろ!的なコメしか無かったですし…。
こんなもんですよ。
韓国なんて知らない、興味ないって人の方が多いでしょうし。
それで、スケート関連はどんな具合なのでしょうか?
プルシェンコのことや浅田選手、川口スミルノフペアのことについてですが。
それで韓国のサイトにサイバーテロを仕掛けようとは別に思わないしなぁ
逮捕覚悟で「怒りの日」などという全国一斉デモが起きるほど切羽詰まった状態のようだし、
他国の、それもネットの事なんぞ、現実に飢死しようとしている国の人にとっては、
なんて平和な連中だろうとしか思えないのでは?
歴史改ざんしまくり。