歐亞茶房(ユーラシアのチャイハナ) <ЕВРАЗИЙСКАЯ ЧАЙХАНА> 

「チャイハナ」=中央ユーラシアの町や村の情報交換の場でもある茶店。それらの地域を含む旧ソ連圏各地の掲示板を翻訳。

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三度びの生存報告

2010-12-13 16:52:37 | 管理人より

お久しぶりです。

最後の更新から大分間が空いてしまいました。

ほぼ2ヵ月半か....新記録ですね。

というか、すみません。

別にネタが枯渇したわけでも管理人が死んだわけでもなく、個人的な事情であまり時間が無かったのです。特に最近は、中央アジアから大分西の方に引っ越したお陰で、何かとバタバタしていました。

今はこういう↓所にいます。一番最後写真の、戯画化されている男が大統領の国ですね。
















































 そういう訳で、しばらくの間、翻訳以外だとこの辺のネタが多くなりそうな感じですが、今後ともよろしくお願いします。

 ※この記事を更新したのは12/13なのですが、操作を間違ってずっと“草稿”扱いになっていたようです。何だかなあ。(2010/12/19追記)

 

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尖閣事件に対するロシア人の反応+“中華愛国烈士”がロシアの掲示板にも降臨している件(2)

2010-09-29 21:16:02 | ロシア関係
この種の微妙な対中感情は、結構普通の人たちの間でも共有されているようです。

ポータルサイト“Mail.ru”のニュース欄にあった“日本、中国トロール船の船長を釈放”の記事には、全部で133ものコメントがついていました。

全部は時間的に無理なので、とりあえずスパムと本筋から外れたレスを除いたものを40個ほど、訳してみましょう。

------------------------------------------------
「日本、中国トロール船の船長を釈放」
原題:Япония отпустила капитана китайского траулера
http://news.mail.ru/politics/4491218/

日中の激しい紛争の種となっていた、中国のトロール船の船長が釈放された。“ロシヤ24”の報じる所によれば、船長は既に空路にて帰国したとのこと。船長が逮捕されたのが、係争地であるセンカク(尖閣)諸島であったことに注意したい。激怒した中国政府は、閣僚級に至るまで日本側との交流をことごとく停止。船長の解放を要求し、それが容れられない場合は、まさに深刻な事態を招くことになると警告した。

沖縄で出された声明によれば、船長が勾留期限前に釈放されたのは、日本側の自発的な決定であると言う。しかしながら、専門家筋はそう考えてはいない。実はその前日に、中国では“日出ずる国”の国民4人が、軍事施設を撮影したとの容疑で逮捕されているのだ。



<ナロードのコメント>

論評ナロード1号
日本はほら、野蛮な国じゃないから。もしこれが中国だったら...日本人の船長を処刑してただろうな。


論評ナロード2号
>1号
まさに正しく処置しただろう。


論評ナロード3号
>2号
でもまさか、中国もそこまで変わったわけじゃないだろ。


論評ナロード4号
ああ、ただ、その代わりに日本の方は見違えるほど変わってしまったな...馬鹿であったお前が、愚者になるような感じか....


論評ナロード5号
中国は大きく変わったよ。前だったら一人に対してご飯は2杯だったのが、今では3杯になった。


論評ナロード6号
ピンドスィヤは犯罪者と売春婦の国。そして、日本はその忠実な子分だ。

※“米国”を意味する隠語。“ピンドスタン”とも。


論評ナロード7号
>6号
>ピンドスィヤは犯罪者と売春婦の国。そして、日本はその忠実な子分だ。
あなたはまったくもって正しい。これまで、日本がかくも卑屈に折れているのは、もちろん彼らの意志ではないだろうから。日本人への尊敬が増すことは無いだろうね!


論評ナロード8号
>6号
ロシア人が北のならず者(?)に対するのと同じように、彼らは誰に対しても折れてないよ。日本や韓国にとって、米国の屋根は常に必要だろう。ロシアの脅威が存在する限りは。

※“庇護者”、“ケツ持ち”、“バック”の意。


論評ナロード9号
>6号
ロシアも17年間、米国の足元に這いつくばってた。何も食うものが無い時、また戦うにも戦いようが無い時、うちらは、自力で石油を掘ることなんてできなかったわけだ。だからこそ、米国や、また日本に投資を求めたんだろ。


論評ナロード10号
>7号
日本が折れてるって根拠は?


論評ナロード11号
>8号
屋根って何だ???今回は役に立たなかったのか???そろそろ、そんな屋根なんてクソだって言って良い頃なんじゃないか。


論評ナロード12号
>6号
あなたは正しくないと思う。子分はロシアの方でしょ!!!...いつも米国の前に跪いて、“人道支援物資”をお願いしてたじゃない。いや、いつもじゃないか.。全部で2回だったかなw。


論評ナロード13号
>6号
ピンドスィヤ(=米国)は島流しにあった売春婦と犯罪者が作り上げた国だ。


論評ナロード14号
>13号
ロシア人の売春婦と犯罪者はそれこそ世界中に散らばってるけどな。で、お前はロシアで米国人の売春婦って見たことあるわけ?


論評ナロード15号
>14号
クレムリンで見られるぞ.....毎晩。


論評ナロード16号
>6号
あなたの言いたいことは分かってる。日本は米国に指図されて、中国の出方を試してみたってことだな。彼らには、中国がどこまでやるか知っておく必要があった。で、現に知ることになった訳だ。中国は深刻な事態にあっても動揺しないってことをな。


論評ナロード17号
>3号
中国が膨張して台湾にほお擦りしようとすると、米国人たちは沖縄から空母を横付けするぞ。中国は、台湾の存在を完全に忘れてる。


論評ナロード18号
>17号
彼らは忘れてなんていないだろう....分かってるさ。


論評ナロード19号
グローバリゼーションの時代に、こうしたやり方は認められない。こんな攻撃的な反応をする国と、どうやって関係が築けるっていうんだ?ましてや、昨日起こったようなことは、直ちに経済的な推進力を圧迫するはずだ。中国は甘やかされすぎてる。もうすぐ米国みたいな国になるんだろう。


論評ナロード20号
中国に行きたいな!


論評ナロード21号
中国人よ、島はあなた方のものだ!まだ遅くない。取ってしまいなさい!現時点では、我々はあなた方を支持しましょう。取るのです!でもって、後で一緒に整理しようではありませんか。


論評ナロード22号
ピンドス人(=米国人)びいきは串刺しにすべし。で、中国は沖縄に侵攻しろ!ピンドス人を追っ払って、日本人を中国人に改造しないと!


論評ナロード23号
もっと黄色いペンキを塗ってか?


論評ナロード24号
>22号
>ピンドス人(=米国人)びいきは串刺しにすべし
まだ赤ちゃんだな、お前.....。


論評ナロード25号
中国と仲良くなるのはいいけど、ダマンスキー(珍宝)島事件を忘れてはいけないと思う。(単純に中露友好を訴えるのは)馬鹿げてるし、近視眼的。この先、中国とうちらとの関係がどんな風に形成されるかとか、その大国化がうちらに良いことをもたらすかなんて、未だはっきりしないんだから。ダマンスキー(珍宝)島事件を忘れるのはよくない。

文革真っ最中の1960年代、アムール河(黒龍江)上のダマンスキー(珍宝)島をめぐって発生したソ連と中国の国境紛争。当初は、中国軍の側に一方的に死傷者が出たかのように言われていたが、ソ連崩壊後に公開された資料によって、実はソ連軍の側にもそれなりの犠牲が出ていたことが明らかとなった。なお、この島は後に行なわれた中露間の国境画定事業により、正式に中国領となっている。


論評ナロード26号
>25号
あの、俺、ダマンスキー(珍宝)島事件の当事者なんだけど。部隊が到着したのは2月の半ばだった。テントを設営して、戦場に向かったのは3月の3日だったな。俺は戦闘には参加しなかったが。 南京協定は調印されたか?-調印された。 ダマンスキー(珍宝)島は誰の島か?-中国の。 君はフンベイビーン(紅衛兵)が何者かなんて知らないだろ。しかし!彼らをあそこで、一つ揉んでやったのはすばらしいことではないか?君は何だ?怖がってるのか?彼らはあの戦いを、末永く覚えているだろうよ。


論評ナロード27号=25号
>26号
中国が世界で最も強大な国家になる日は遠くないし、それから逃れることもできないの。ダマンスキー(珍宝)島での言葉の上での勝利者として、中国と交渉できる時期はもう過ぎてる。私たち(ロシア)は、中国や、その既に始まっているロシア極東への拡大に関して、行動上の戦略を見定める時期に来てると思う。


論評ナロード28号
ここの書きこみを読む限り、みんな東洋の歴史を全然知らないっぽいな。“日本は野蛮な国じゃないから...”とか、”攻撃的な反応をする国と、どうやって関係を築くのか….”とか。だったら、第二次大戦時にヒトラーと一緒にファシストやってた日本と、一体どういう関係を築くっていうんだ?過去において、何度と無く中国を攻撃し、略奪した日本がどうして野蛮な国じゃないんだよ?ポンニチは、多くの民族に対して行なった悪行について反省しなければならない。で、チャンコロはいつの日か連中に復讐することだろう

※情報ソースが中国発のものに偏っている気配が濃厚。“中国は歴史上一度も外国を侵略したことが無い”みたいな与太話を本気で信じてそう。


論評ナロード29号
>28号
それは政治家次第でしょう。どこの国でも、権力の座にあるのはならず者だから。


論評ナロード30号
>28号
政治家というのは、人民の意志の担い手だ。つまり、政治家たちには国民のメンタリティが如実に現れるってことになるが。


論評ナロード31号
>28号
 5年生レベルの見解だな。もっと本を読んで、精進しろ。


論評ナロード32号=28号
>31号
そう言うお前の見解は、1年生レベルだ。ところで、東方地域の歴史に関する本は、読んでおいて損は無いと思うぞ。


論評ナロード33号=27号=25号
>32号=28号
聞きなさい、お馬鹿さん!あんたの理屈で言ったら、うちらは今、ドイツと同盟を結んでいた人たちを誰でも憎まないといけなくなるの!特にイタリア人とかは...ファシズムを生んだ国だしね。あと、ルーマニア人とかハンガリー人とか.... “無原則中立”の件では中立国民もそう.....。

※スペイン人のことか?


論評ナロード34号=32号=28号
>33号=27号=25号
よく聞け、馬鹿女!俺の書いたことが全然わかってないんだな。でもこれでおしまいだ。このスレのテーマから完全にずれてるからな。まずは、東方諸国同士の関係を認識し、それから判断を下せ。そうすれば、馬鹿だと思われないぞ。参考までに言っとくとだな、日本は今に至るまで他民族に対して行なったことについて、間違いを認めてない。ドイツやイタリアとは違うんだ。分かったか?

※単にファシストに責任を押し付けてないだけで、間違いは認めていると思うけど...。


論評ナロード35号
日本は面目を失ったな。奴らは今後もうちらから島々を要求するだろうけど、自分らのは、これ以上は一島たりとも渡さない、みたいな感じで渡してしまうんだからな。


論評ナロード36号
>35号
奴らはロシアから、クソの山を受け取ることになるだろうさ。


論評人民1号
あれはうちらの島だ!中国はジャオユーダオセンカク=尖閣諸島に対し、確固たる主権を有している。

※プロフィールによれば、北京出身の32歳の男性。中国から書き込んでいる模様。


論評人民2号

中国とロシアは永遠の兄弟国だ!中国は、ロシアに対しては常に誠実に接してる。そして日本と米国は、中国人民にとっては未来永劫の敵国。何故なら、奴らは不誠実で厚かましいから。

※こちらは40台半ばくらいの男性。プロフィールの記述が少ないため、どこから書き込んでいるかは不明だが、ハンドル名や書き込みの内容から言って、やはり中国人だと思われる。


論評ナロード37号
>人民2号
>中国とロシアは永遠の兄弟国だ!

何を馬鹿なことを。歴史の本を読んでみろ。


論評人民2号
>37号
>何を馬鹿なことを。歴史の本を読んでみろ。
これはまさに善意に基づいた希望なんだ。お前は隣国同士が仲良くして欲しい、とは思わないのか?


論評ナロード38号

ジャパン人たちは、中国人にびびって釈放したってわけだ。もしそれがロシア人だったら、釈放なんてしてないだろうな。何せ、奴らはロシアを恐れていないから。というか、どいつもこいつもロシアを馬鹿にしてる。ポーランド野郎ですら、ザカーエフの引渡しには応じなかったんだから。

※英国に亡命中のチェチェン独立派の重鎮、A.ザカーエフのこと。2010年9月、チェチェン独立派の会議に出席するため訪れたポーランドで、警察によって一時拘束。ロシアは身柄の引渡しを求めたものの、ポーランドはそれを拒否して釈放した。


論評ナロード39号

釈放はされた。でも、念のため舌を抜かれ、去勢されてるんだろ。


論評人民2号

>39号
お前はとにかくバキだな。

※タイプミスなのか、“идиот(イヂオート=馬鹿)”の綴りが“ идеот”と、間違っている。


論評ナロード40号=39号

>人民2号
えーと、何で俺がバカなのか、説明してもらえますかね?何かあなたにまずいことでも書きました?何があなたの気に障ったんでしょうか?


論評人民2号
>40号=39号
あなたは“釈放はされた。でも、念のため舌を抜かれ、去勢されてるんだろ。”と書いている。中国とロシアは仲の良い隣国同士だと俺らは思っているんだけど、あなたは中国人絡みで何か嫌な目にでもあったのか?まともな人間であれば、こうした政治的迫害の被害者を、そんな風には罵らないと思うんだけど。


論評ナロード41号
 “釈放”したの?それとも“見逃した”の?


論評ナロード42号
クリル(千島)の方はうまくいかなかったから....今度は中国にぶつかっていったか.....。 ------------------------------------------------

日本人は尖閣やら北方領土問題というと、“日中”やら“日露”と日本を基準にした2国間関係で考えがちですが、ロシア人の側は“米(日)露”、“米(日)中”と、常に日本の背後にある米国を意識しがちなのは、こちらの人間とその手の話をしていてもよく感じることです….。

しかし、中国の愛国烈士よ.....空気読めw
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尖閣事件に対するロシア人の反応+“中華愛国烈士”がロシアの掲示板にも降臨している件(1)

2010-09-29 20:52:24 | ロシア関係
日中間で未だ“尖閣問題”が燻り続ける中、9月26日から三日間の予定で、メドヴェーヂェフが中国を訪問しました。

この件に関して、日本のメディアは、中露関係の磐石さを盛んに強調しています。というか、ほとんどロシアが中国の尖閣領有を全力で支持しているかのような勢いですね。

ちなみに、 産経はこんな↓感じで、

-------------------------------------------
「対日歴史認識で連携強化 中露首脳会談」 
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100927/chn1009270856001-n1.htm

26日から3日間の日程で中国を公式訪問しているロシアのメドベージェフ大統領は27日午前、北京の人民大会堂で胡錦濤国家主席と会談した。同大統領の訪中は2008年5月以来2度目。中露首脳の会談は今年5度目となる。  

26日、遼寧省大連市に到着した同大統領は、その足で旅順にある旧ソ連軍兵士の墓地を訪問。第二次大戦を戦った両国の退役軍人らに面会し、「いかなる歴史の歪曲(わいきょく)も許さない」などと述べた。  

胡国家主席との会談では第二次大戦終戦65周年に関する共同声明に署名する。声明には「第二次大戦の結果見直しは許さない」との趣旨が盛り込まれる見通しだ。 沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張して日本と対立する中国と 対日史観で連携することで、北方領土の実効支配を正当化する狙いがうかがえる。


(以下略)
-------------------------------------------


朝日はこう↓でした。

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「ロシア大統領が中国訪問 対日本、歴史認識で中ロ協調?」
http://www.asahi.com/international/update/0926/TKY201009260301.html

 (前略)

日本と領有権を争う北方領土の実効支配を「第2次大戦の結果としてソ連に移った」と主張するロシア首脳の訪中は、中国にとって、日本の戦後処理に端を発する尖閣問題をめぐる中国の立場を補強する好機といえる。大戦での日本の道義的責任を強調するためにも、中国は大統領訪中を最大限活用するとみられる。

(中略)

そこには、日本を取り囲む両大国が、それぞれ日本との間で主張する「領土問題」の自らの正統性をアピールしようとする意図もうかがえる。 中ソ関係は国境紛争が起きるほど緊迫した時期もあったが、1989年のゴルバチョフ・トウ小平会談で国交正常化。懸案だった国境画定も2008年に最終決着。国際政治でも緊密な協調姿勢を見せている。
-------------------------------------------


まあ、以前から決まっていた事とはいえ、この時期に敢えて中国を訪問し、胡錦濤と会って“第二次大戦の結果見直しは許さない”と言ってみたり、わざわざ旅順(ロシア名:ポルト・アルトゥール)のソ連軍戦没者の墓や戦勝記念碑に詣でたりしている以上、そのように看做されても仕方が無いわけで。

個人的には、

>「いかなる歴史の歪曲(わいきょく)も許さない」

というメドヴェーヂェフの発言には大いに賛成ですかね。

やはり、特定のイデオロギーに偏った歴史は良くない。

満洲に侵攻したソ連軍は決して単純な“解放者”ではなく、 軍規の緩いソ連軍による略奪・暴行の鉾先は、日本人に対してのみならず、しばしば現地の漢人や朝鮮人に対しても向けられたことや、

参考:「旅大地域接収初期のソ連軍の占領政策」
www.waseda.jp/gsaps/initiative/2006/work/.../pdf/ZHANG%20Cheng.pdf

本来、中国国民に引き渡されるべきであった工業インフラをはじめとする日本の在満資産をソ連軍が強奪、自国に持ち去った事実などは、きちんと記憶されるべきでしょう。

あと、そうした駐留ソ連軍の負の側面は、国共内戦においてソ連が鹵獲した日本軍兵器の供与などを通じて共産党側の勝利に貢献したことで、何となくチャラになっている、ということも。

それはともかく、ロシアのメディアで報道される現政権の要人の発言を聞いていると、とりあえず、第二次大戦に関わる歴史認識については中国と歩調を揃えているとはいえ、“尖閣問題”についての言及は微妙に避けているような雰囲気ですね。

例えば、最近、中露の間で合意に達した漁業関係のメモランダムについても、

ロシア外相のラヴローフはこんな↓ことを言っています。

------------------------------------------------
 
「ラヴローフ外相:漁業に関する露中間のメモランダム、日中間の論争に関係なし」
原題:Лавров: меморандум по рыболовству с Китаем не связан со спором КНР и Японии
http://www.gazeta.ru/news/lenta/2010/09/27/n_1552618.shtml

2010年9月27日  ノーボスチ通信発

セルゲーイ=ラヴローフ外相は、露中間で調印された、海洋生物資源の密漁予防への相互理解に関するメモランダムが、日中間のその方面における論争には一切関係ないことを明らかにした。

月曜日に外相が語ったところによれば、“一体どれだけ旺盛な想像力をもってすればこれら2つの事柄を結び付けられるのやら、見当もつきませんね。我が国は、海洋空間において接する全ての隣国と利害関係を有します。そして我々は、漁業問題に関して、文明的な方法で合意に達したということです。”とのこと。

また、外相は、ロシアは同様の協定を他の国、特にノルウェイとも結んでいる点を挙げつつ、“我々は、日本との間でも同様な合意を得ようと努力しています。彼らも、その必要は認めている。しかしながら、現時点では日本側による領域侵犯が少なくないのです。”と指摘。

日中間の議論の対象となっているのは、センカク(=尖閣)諸島である。北京と東京の両政府は、この島々の周辺水域にあたる天然資源の豊富な排他的経済領域において、未だ国境線を画定できていないのだ。

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また、“尖閣問題”そのものについての報道も、日中のどちらに肩入れするでもなく、淡々と事実を伝えるような記事が多い。

ロシアの立場については、中立的な立場をとって巻き込まれないようにすべし、という反応がほとんどですね。

メドヴェーヂェフの中国訪問を扱った、大手紙“独立新聞”の2010年9月24日付けの論説でも、“一方的に中国の肩を持ち、日本を刺激するような愚は避けるべきだ”みたいなことが書いてあります。

 ----------------------------------------------------
「戦略的パートナーシップ+新機軸」
原題:Стратегическое партнерство плюс инновации
http://www.ng.ru/politics/2010-09-24/3_kartblansh.html

ロシア民族友好大学教授  ユーリー=ヴァヂーモヴィチ=タヴローフスキー 

(前略)

....大統領の訪中がまさにその大連から始まるのは、象徴的だ。大連では、9月26日にソ連軍兵士の顕彰碑に花輪を捧げ、ロシア人慈善家らの尽力により模範的に清潔な状態に保たれた、ロシア軍人墓地を訪問する予定となっている。墓地に埋葬されているのは、1904−1905年の日露戦争の戦没者1万4千人と、1945年の満洲と朝鮮における軍事行動の戦死者、2千人以上。

しかし、象徴的なのはこの点に留まらない。中国では、今年“日本の侵略者に対する戦勝65周年”の記念式典が行なわれたが、すぐその後で、日中両国がその領有を主張するジャオユイダオ(センカク=尖閣)諸島近海で中国の漁船が拿捕されたことにより、北京と東京両政府の関係に深刻な危機が生じてしまったのだ。

我らが大統領は、事前に計画されていた“戦勝に関係した土地”への訪問が、反日的なデモンストレーションに見えないよう、最高度の外交技術を発揮する必要がある。

確かに、日本はロシアを含む全ての隣国と領土紛争を抱えている。しかしながら、中国の地図だと、クリル(千島)諸島の南側の連なりは何故か日本の色に塗られているのだ。

----------------------------------------------------


中国の市販の地図では、確かに北方領土は日本領になっていて、各島の名前の横には“(俄占=ロシア占領中)”の表示があります。中ソ対立時代、中国が日本の北方領土回復運動を支持していた頃の名残ですが、その背景には暗に、19世紀の中頃に帝政ロシアが清朝から奪った外満洲(現在のアムール州南部+沿海州)や庫頁島(=樺太)もまた不当に占領された“中国固有の領土”であるとの認識があるらしい。

現に、件の地図の沿海州や樺太の方の地名には、薩哈林(庫頁)島みたいな感じで、清朝時代の地名がわざわざ併記してあったりします。

中国はいかにして150万平方kmの領土を失ったか?

出展 : http://www.peacehall.com/cgi-bin/news/gb_display/print_version.cgi?art=/gb/pubvp/2008/08&link=200808022108.shtml

中国は、尖閣諸島領有の根拠として、“尖閣は明朝時代からこの方、常に中国の領土であった”と“歴史的な要因”を主張しがちですが、こういう主張をロシアが支持してしまうと、要は後々ブーメランとして自分のところに跳ね返ってきかねないわけですよ。

“尖閣同様、沿海州も歴史的に中国固有の領土だ!”

みたいな感じで。

もちろん、中露の領土紛争は2年ほど前に“最終的に解決”してはいますが、そうした法的な取り決めなんて、パワー・ポリティックの変異次第でどうにでもなることは、歴史上、他ならぬロシア国家自身が何度となく証明していたりします。

しかも、この先露中の国力が経済以外の面でも逆転していくのはほぼ間違いない

で、結局のところ、尖閣についてはああいう微妙な反応をせざる得ないのでしょう。

→(2)に続く
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「対日戦勝記念日」制定に対するロシア人の反応(11)

2010-09-22 23:33:31 | ロシア関係
→(10)からの続き

そしてもう一つは、

“第二次世界大戦終結の日”という名称それ自体が気に食わない "

というものでした。

といっても、サハリン(樺太)州やあちらの右派みたいに“対日戦勝記念日”とすべきだと主張しているかというと、さにあらず。ロシア人にとっての第二次大戦の終りは、あくまで“独ソ戦=大祖国戦争”が終結した5月9日であるべきだというのです。

戦後65年間に渡って、ロシアでは5月9日は通称“ヂェーニ・パベーディ(День победы=勝利の日)”として、国家の肝いりで大々的に祝われてきました。学校や職場は休みとなり、モスクワの軍事パレードを初めとして、国内各地で戦勝記念のイベントが繰り広げられます。また、その前後にかけて、メディアは独ソ戦絡みのもの一色(まあ、その手の戦争映画+ドラマは今でも年がら年中やってるわけだけど)となりますね。

こうした環境で育った多くの人々の意識に、第二次大戦終結=5月9日と刷り込まれるのは(あるいは、その後に起こった日ソ戦争の存在が忘れられるのも)、ある程度自然なことかもしれない。

まあ、その辺りの感覚は、正式な降伏調印の日である9月2日ではなく、ポツダム宣言受諾の日=8月15日を“終戦記念日”としてきた日本人には、意外と分かりやすいのではないでしょうか。勝ち負けは逆ですけどね。

ほとんどの日本人にとって、“終戦”と“盆”のイメージは切り離せないものとして定着しているはずです。

もし今の民主党政権が、

“世界標準に合わせて、終戦の日は今年から9/2に変更する。したがって、8/15は平日となる!”

とか言い出したら、若い世代でも反対する人は多いのではないか?

とはいえ、今回のロシアの場合、別に“第二次世界大戦終結の日”が祝日になったからといって、5/9の“大祖国戦争勝利の日”が消えてなくなってしまう訳ではありません。後者が公休なのに対し、前者は“祝日だけど平日扱い”とちゃんと格差もつけてあります。

それでも不満を持つ人間が多い背景には、どうやら“大祖国戦争史観”に根ざしたナショナリズムのようなものがあるらしい。

前にも少し触れましたが、冷戦時代以来の“大祖国戦争史観”においては、独ソ戦にせよ日ソ戦争せよ専らソ連軍の果たした役割ばかり強調され、米英軍の戦果は矮小化されがちなきらいがあります。お陰で、あたかもソ連軍がほとんど独力でドイツを倒したとか、米軍は太平洋方面にまともな陸上兵力を持っていなかったが故にソ連に対日宣戦を要求した、みたいなことを信じているロシア人って結構多いわけですよ。

でもって、こうした人々の中には、ソ連が中心的役割を果たした(と彼らは信じている)欧州戦線の戦勝記念日ではなく、米英が主でソ連は脇役であった対日戦争のそれを“第二次世界大戦全体が終わった日”として祝うのは、即ち

“米英、特に冷戦の勝者である米国に対する屈従”

だと、感じる人がいるようなのです.....。

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<教えて!ナロード>

「今日、9月2日は公的に第二次大戦が終結した日。だけど、ロシアでこの日を祝う必要ってあるわけ?」
原題:Сегодня,2-го сентября,офиуиально закончилась Вторая Мировая война.Надо ли в России отмечать этот день?
http://otvet.mail.ru/question/44923796/


もし必要だと言うのなら、メドヴェーヂェフが対日戦勝を祝日とする大統領令に署名したことについて、何で怒ってる人たちがいるの?


<ナロードの答え>

回答ナロード1号
5月9日も祝ってる以上、必要だろう。東の方でもうちらの犠牲は大きかったんだぞ!


回答ナロード2号
ソ連時代、9月2日は対日戦勝記念日として祝われたものだった。今はよく知らないけど、多分、ポリティカル・コレクトネスが原因で廃止されたんだろ

※イェリツィン時代の90年代に、対日関係を考慮して祝日から外された


回答ナロード3号
祝う必要は無いけど、忘れないようにすべき。


回答ナロード4号
この日は必ず戦没者を悼みつつ、生き残った人々の健康を願って飲むべきだと思うな!


回答ナロード5号
働かないと!何が祝日だ....無慈悲に聞こえるかもしれないけど、次の世代の人々はあの戦争のことを忘れてしまうだろうな。もう既に、あの戦争のことを気にかける人間は少なくなってる。


回答ナロード6号
死者と、未だ生きている生者の双方を忘れないようにしないと。戦死者と、長い戦後の間に亡くなった人々に哀悼の念を!

ソース:俺はそう思う。


回答ナロード7号
日本との間には降伏文書は調印されておらず、未だ戦争状態にある。うちらは、第二次大戦における勝利を同盟国(=米英)に盗まれてしまったんだ。


回答ナロード8号
もし愛国者としてその日を祝うというのであれば、価値はある。で、単に酔っ払いを喜ばせるだけなら、その価値は無い。


回答ナロード9号
この9月の2日というのは、(日本の国会が前年に議決した)“北方領土の日”への当てつけだと思う。で、極東地方での宇宙基地の建築というのも同じで、日本に対する牽制を強化するためなんだろ

※戦前ならともかく、現時点で沿海州等への野心を持っているのは、むしろ中国とかそっちの方だと思うんだけど....。


<ナロード・ベストアンサー>

もちろん、必要だ。というのも、ソ連にとっての戦争は、大祖国戦争だけに限ったものではないから。

戦勝記念日、おめでとう!!!
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>何で怒ってる人たちがいるの?

その理由については前に書いた通りですが、

具体的にはこんな↓感じです。

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<教えて!ナロード>

 「みんな、大祖国戦争はどうでもよくなったのか?今日(=2010/9/2)の祝日は5月9日の戦勝記念日に対する冒涜では?」
原題:С войной покончили мы счёты?Сегодняшний день-не является ли принижением 9мая-Дня Победы?
http://otvet.mail.ru/question/44943748/

今日(9/2)が戦勝記念日になるなんて本当に耐えられない。 うちらの政府のこういった振る舞いは、例のごとく米国に対するご機嫌取りだと思うんだけど。


<ナロードの答え>

回答ナロード1号
馬鹿げてる。


回答ナロード2号
いや、5月9日はファシスト・ドイツに対する勝利の日、9月2日は第二次大戦が終結した日だ。


回答ナロード3号
冒涜になると思うな。良い教育を受けたという点では、うちらの記憶と彼らのそれに違いは無いはずだけど。


回答ナロード4号
 ...もうすぐ、教科書にはドイツを倒したのは米英であり、うちらからはスターリン指揮下の軍団が一つだけ参加した、みたいなことが書かれるんだろうな。そうなっても驚かないよ。


回答ナロード5号
俺の記憶に間違いがなければ、ソ連は日本に宣戦を布告せず、中立条約を破って侵攻したはずだ。恥じこそすれ、祝う必要なんてないだろう。しかし、何故ご主人様のためにそうしない?

※これは正しくない。中立条約破りは事実だけど、一応ちゃんと宣戦は布告している。


<ナロード・ベストアンサー>


俺にとっては冒涜だ。

その他諸々の、ロシアの卑屈さを示す兆候と同じくな。

だから、その手の祝日はまとめて犬に食わせちまえ。

願わくば、17年目(?)が到来して、直ちにこの混乱が収束せんことを

※この一文は、意味がよく分からない。
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>もうすぐ、教科書にはドイツを倒したのは米英であり、うちらから
>はスターリン指揮下の軍団が一つだけ参加した、みたいなことが書
>かれるんだろうな。


そんなことはないだろうw。

でも、両者の役割をそのままひっくり返したのが“大祖国戦争史観”なんだけどね。もちろん、ここまで極端な矮小化はされてないけども。

あと、

この祝日の名前だけでなく“日付も気に入らない”

との意見もあるようです。

というのは、東京湾上で降伏文書が調印された1945年の9月2日の“2日”というのはあくまで米国時間であって、モスクワ時間だと既に9月3日になっていたという......。

確かに、ソ連時代の“対日戦勝記念日”は9月の3日だったのですが.....。

こんなことまで気になる人がいるのか.....。

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<教えて!ナロード>

「対ファシズム戦勝記念日」

原題:День победы над фашизмом.
http://otvet.mail.ru/question/44939731/

メドヴェーヂェフが、大祖国戦争の終結を1945年の9月2日とする大統領令に署名した んだけど、多くの人々がそれは違うと言っている。降伏文書が調印された時間というのは米国時間であって、実際には(モスクワ時間では)9月の3日だったって話なんだ。 みんなはどっちだと思う?

追伸:ええと、間違い。大祖国戦争じゃなくて、第二次大戦の方だった。


<ナロードの答え>

回答ナロード1号
メドヴェーヂェフはアメ公から新しい電話をプレゼントされたらしい。今や、どんなものにでも署名するんだろうな。


回答ナロード2号
大祖国戦争が終わったのは5月9日。9月は第二次大戦の方だぞ。


回答ナロード3号
対ファシズム戦争が終わったのは5月9日。で、日本に対し用いられていた呼び名は(“ファシスト”ではなく)“軍国主義”。


回答ナロード4号
失礼ですが、それは勝者の態度ではないと思います。


回答ナロード5号
今日のように膨大な数のファシストが粛々と、好き勝手にロシアの大地を蹂躙しつつあるような状況で、一体どうファシズムに対する勝利を語ろうというんだ?

※近年増殖しつつある、ネオナチのことを指すと思われる。


回答ナロード6号
うちらが日本と戦ったのは、米国人たちの要請によるものだ。奴らは強力な陸上戦力を持ってなかったんだな....。そういうわけで、大祖国戦争は5月の9日に、第二次大戦は9月の2日に終わったってことになる。

※もちろん、そんなことは無い。単に犠牲をソ連軍に肩代わりさせたかっただけ。


回答ナロード7号
ファシズムが敗北したって信じられないんだけど。いかなる法令も出てないとしても。


回答ナロード8号
大祖国戦争というのは、祖国防衛戦争のことだ。祖国ソ連の防衛はファシスト・ドイツのソ連に対する無条件降伏をもって終了した。故に、クヮントゥーンスカヤ軍(関東軍)の壊滅はもはや祖国の防衛ではなく、同盟国としての義務を果たすための軍事行動だったってわけだ。そして、作戦は1945年の9月3日に首尾よく完了したが、それは同時に第二次大戦の終りをも意味した。

というか、この頃の学校(ロシアでは小中高は一緒になっている)や職業学校、それに高等教育機関での歴史の教科書って一体どうなってんのかね?是非とも知りたいもんだな。


回答ナロード9号
欧州だと、第二次大戦と大祖国戦争の戦勝記念日は5月の8日だけど。


回答ナロード10号
うちらは5月の9日!


<ナロード・ベストアンサー>

1946年に作られた祭日用絵葉書

"我ら勝利せり!偉大なる国民,勝利者たる国民に栄光あれ".左の方の旗に“5月9日−対ドイツ戦勝記念”、右の方の旗には“9月3日−対日本戦勝記念”と書いてある。
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何だかなあ....。

まさか“対日戦勝記念日”の制定が、北方領土とか日本とかあんまり関係ないところで、ある種のロシア人の反米ナショナリズムを昂揚させることになっていようとは...。

完全にこちらの想像を超えていました。

ギャフン。
コメント (3)
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「対日戦勝記念日」制定に対するロシア人の反応(10)

2010-09-22 00:47:36 | ロシア関係

→(9)からの続き

それはともかく、とりあえず、件の“Mail.ru”の掲示板で“9月2日以降”に立った対日戦勝記念日関係のスレを一通り検索した限りでは、

一応、こういう↓風に、殊勝に対日戦勝記念日を祝い、戦没者の霊を追悼しようというものがあるにはあるのですが、

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<教えて!ナロード>

「今日(=2010/9/2)は戦争が終わった日。1941−1945年の戦争の終りが今日だってことを覚えていない人たちのためにも、全ての犠牲者のことを追憶しよう」
原題:сегодня закончилась война,давайте помянем всех погибших. для тех кто не помнит 1941-1945 именно сегодня конец войны
http://otvet.mail.ru/question/44923606/


<ナロードの答え>


回答ナロード1号
大祖国戦争は2つあったんだよ。一つは5月9日に終り、もう一つは8月に終わった。9月に終わったのなんて無いだろうに......

※実際には、千島列島付近におけるソ連の軍事行動は9月の5日辺りまで続けられた。


回答ナロード2号
追憶すべきだし、追憶しよう。でも、何で9月の2日なんだ?


回答ナロード3号
ウォッカ注げよ.......


回答ナロード4号
彼らが天国にありますように...有難う。とっても思いやりがあると思う....うちらの人間が、長らくその中にはいかなかったとしても....私は、この戦争が終わったのは5月だと思ってた。でも、それが9月の2日なんて...正直な話、初めて聞いたな。


回答ナロード5号
輝かしき記憶だな。


回答ナロード6号
戦没者に安らかな眠りを。彼らは例外なしに英雄だったよ。うちの爺さんの叔父にあたるゼイナロフ=ハリルも1944年に戦死した。とても才能のある芸術家だったというのに。

※北カフカス〜アゼルバイジャン辺りに多い、ムスリムっぽい姓名。多分、非ロシア人。


回答ナロード7号
うちらの側にせよ、ファシストの側にせよ、戦死者は分け隔てなく追悼しようじゃないか。天国は全ての戦死者に開かれている。


回答ナロード8号
日本との戦争が終わった日だ。爺さんはそれに従軍してた。輝かしい記憶だ!


回答ナロード9号
ロシア人にとって、戦争は1945年5月9日のドイツによる降伏調印をもって終わっている。でも、その後もうちらの兵士が犠牲となった戦いが沢山あったってわけだ。


回答ナロード10号
今日はロシアの精鋭部隊の日だ!


回答ナロード11号
常に区別して、忘れないようにしないとな.....誰がファシズムと戦ったのかを!


回答ナロード12号
で、始まったのは1939年だな。スターリンとヒトラーが、ポーランドに二方面から侵攻したんだ。


回答ナロード13号
あなたは本当に元から知ってたの?テレビの番組とかで偶々聞いたんじゃなくて?ぶっちゃけ、私はTVで知った。


<ナロード・ベストアンサー>

その通りだ!大祖国戦争はドイツの敗北によって5月の9日に終り、第二次大戦は9月の2日、日本の降伏によって幕を閉じた。5月9日以降も、うちらの兵隊に犠牲は出続けてたってことだ。全ての戦没者が永遠に記憶されんことを。
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そういうのはあくまで少数で、大半は日ソ戦争とも北方領土とも関係の無いものばかりですね。

内容としては大まかに二つの流れがあって、その内の一つは、とりあえず、9月2日の祭日の意味とか由来だとかそういうものは置いといて、

“9月2日は休日になるのか否か?”

というものでした。

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<教えて!ナロード>

 「9月2日」
原題:2-ое сентября
http://otvet.mail.ru/question/44768959/

こんにちは。

クレムリンの報道局が伝えるところによれば、ロシア連邦大統領ドミートリー=メドヴェーヂェフは、“ロシアの軍事的栄誉と記念日に関する”法の第11条に変更を加える、連邦法への署名を行った。この法により、ロシアには新たな記念日が出現することになる。即ち、9月2日の第二次大戦終結記念日(1945年)である。

この日はカレンダーで赤字になる?休日にはなるの?


<ナロードの答え>

回答ナロード1号
ないな。


回答ナロード2号
いや、ならないだろう!うちらには、カレンダーで“赤字”になってない戦勝記念日なんて沢山あるわけで。

・1月27日−レニングラード(現サンクト・ペテルブルク)が独軍の包囲から解放された日(1944年)

・2月2日−スターリングラード(現ヴォルゴグラード)の戦勝記念日(1943年)

 ・2月23日−祖国防衛者の日

 ・4月18日−アレクサーンドル=ネフスキー公の軍勢が、チュード湖のそばでドイツ騎士団を破った“氷上の戦い”記念日(1242年。でも実際に戦いがあったのは4月の12日)

(確かに沢山ある。以下省略)


回答ナロード3号
また一つ口実が生まれたな。


回答ナロード4号
100%、休日になるな。“秋休み”って名前になるかも。


回答ナロード5号
9.11でなくてよかったんじゃない?


回答ナロード6号
いや。今のところ、うちらにとって赤字の日(休日)は5月9日(←ドイツが降伏した日=“大祖国戦争”の戦勝記念日)だけで十分だ。その内、休日になるかもしれないけどな。
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さらに、もう一つ。

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<教えて!ナロード>

「9月2日は第二次大戦終結の日だけど、まさかその日が公休になるってことはないのかな?」

原題:А 2 сентября -день окончания второй мировой войны, случайно не сделали официальным выходным днем?
http://otvet.mail.ru/question/44882274/

で、もしそうだとしたら、大統領令へのリンク、プリーズ(原文ママ)。


<ナロードの答え>

回答ナロード1号
現に、なってないぞ。


回答ナロード2号
えーと、やはりあんたはバカだと思う。ロシアには17の戦勝記念日があるけど、その中で休日となっているのは2日のみだ。

(延々と記念日が羅列されるので、省略。ただ、独ソ戦絡み以外で面白いものをいくつか挙げてみると、)

・7月1日−ピョートル1世指揮下のロシア軍がスウェーデン軍を破った、ポルタヴァの戦勝を記念する日(1709年、実際に戦闘があったのは7月8日)。

・9月21日−ドミートリー=ドンスコーイ大公指揮下のロシア軍が、クリコヴォにおいてモンゴル=タタール軍を破った日(1380年、実際には9月8日)。 

・11月4日−全国民団結の日

※ 2005年制定。1612年、ロシアの帝位継承の内紛に介入してモスクワを占領していたポーランド王国の軍隊に対し、“愛国的な”貴族と人民が起こした蜂起を記念したもの。この蜂起がきっかけとなってポーランド軍は完全に駆逐され、翌年には有力貴族のミハイル=ロマノフが即位。その後、十月革命まで300年に渡って続くロマノフ朝の礎を築くことになる。

・12月24日−オスマン帝国との戦争における、スヴォーロフ元帥指揮下のロシア軍のイズマイル要塞(今のウクライナとモルドヴァの国境付近にあった砦)攻略を記念する日。


回答ナロード3号
俺にとっては、戦争が終わったのはいつも5月の9日って感じなんだよな。9月の2日ではなく....。


回答ナロード4号
噂というのは、あれだ...俺が分かってる限りだと...どの日になるかは既にネットで広まってるという...。


回答ナロード5号
余計な休日が増えて、困るなんてことは無い。でも、悪名高いあの9月1日が休日になるっていうなら、もっと分かるんだけどね。うちらにとって、あの日は本当に喪に服すべき日だと思う。

※恐らく、2004年9月1日に北オセチアのベスラン市内の学校で起きた、テロ事件のことを指している。


回答ナロード6号
大体、何でこんなに休日が多いんだよ?何でこの国の人間は働くのが嫌いなんだ?“うちらが一番、一番...”と喚くくせに、働くのは嫌い。当然のことながら、労働の対価を払うのも嫌いときてる。お陰で、未だに土曜労働(=ザービス労働)なんてものがあるわけだ。酷いもんだな!無償の労働なんてものは、侮蔑と同じだ。


回答ナロード7号
うちらの国は、休日が多すぎるんだよ。


<ナロード・ベストアンサー>
いやいや、いかにそうあって欲しいと願っても、それはないなw。
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中高生(ロシアでは小中高が全部一緒になってるけど)辺りが立てたスレもありました。

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<教えて!ナロード>

「9月3日に学校は休みになるの?対日戦勝記念日っていう新しい祝日ができるって話だけど」
原題:3 сентября мы учимся или нет. Говорят новый праздник День Побуды над Японией.
http://otvet.mail.ru/question/44854588/


<ナロードの答え>

回答ナロード1号
くだらん。もちろん、授業はある。


回答ナロード2号
本“祭日”は休日じゃない。まあ、“職工の日”みたいなもんだな。


回答ナロード3号
いやいや、何を寝言を言ってるんだ。授業はあるぞ。


回答ナロード4号
お前は休んじゃダメだ。行って歴史を勉強しろ。


回答ナロード5号
勉強しろ、勉強しろ、そしてさらにまた勉強しろw
 ソース:脳w

※レーニンの格言“一に学習、二に学習...”をもじった表現。
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 今まで知らなかったのですが、どうやらロシアでは、この千年くらいに起こった、ロシア国家による歴史的な戦勝記念日は全て、祝日扱いになっているようですね。といっても、一番目のスレで例として挙げられている“氷上の戦い”(1242)の頃なんて、今のロシア国家の原型にあたる“モスクワ大公国”すら存在してなかった訳ですが......。

もし日本で同じことをやったら、隣国との関係は大変なことになりそうです。“竹島の日”程度でもあの騒ぎですから、碧蹄館の戦勝記念日”とか想像するだに恐ろしい......。

でもって、それら歴史的戦勝記念関係の祝日の中で公休扱いになっているのは2つだけであり、例の“対日戦勝記念日”は諸々ある“休みにならない祝日”の一つに過ぎないということです。

それに加えて、公式の祝日名から“対日”の名称が外されるという配慮も一応は取られているわけで、制度の上でも日本で騒がれているほど大したことではないのかも。

→(11)に続く

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