空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

いい歳こいて空手を学ぶおっさんの備忘録。
23年7月2日に二段になりました。
まだ続けるのこれ?

稽古でかわるからだ(8)肩が落ちる

2009年02月12日 | 【実感】かわるからだ
(8)肩が落ちる
空手というと、上半身が発達した筋肉美を想像しがちですが、稽古を1年以上続けると、肩が落ちます。やや撫肩ですね。
稽古をはじめた当初は、いかり肩というほどではないにしても、背筋が伸び、胸をはって歩くようになります。

半年以上になると姿勢はそのままですが、歩くときの起点(重心)が胸から腹・腰に落ちますので、腕や肩はそれほど強調されない動きに落ち着きます。

稽古をはじめて間もないころは、突き蹴りの稽古をするとどうしても腕に力を込めて突き、足を踏ん張って蹴ります。
「突こう」「蹴ろう」という意識のせいか、たいして力もないくせに力を込めて動くのです。
その運動の成果で筋肉がつくんでしょう。

しかし運足が身についてくると、拳や足先には力が必要なく、腰と背中の動きで突き、腰と太ももで蹴ることがわかります。
だんだん、動きの緩急というものが初心者ながら身についてきます。
そうすると胸を張った姿勢ながら、肩がそれほど目立たなくなります。でも拳足の威力・速さは格段にあがってます。

師範のご友人のボクシングトレーナーや空手、居合の高段者の飲み会に出たことがありますが、皆さん一見普通の体格だったような気がします。