空手道へっぽこ稽古日誌 An ordinary person's karate practice diary

いい歳こいて空手を学ぶおっさんの備忘録。
23年7月2日に二段になりました。
まだ続けるのこれ?

2月1日の自宅稽古。/17.02.01

2017年02月01日 | へっぽこ稽古日誌
本日は早番。

30日、31日、そして本日2月1日も早番です。

06:00起きがめっさ辛いw

そして、明日も早番。

3連休の後の4日連続早番って、どんな罰ゲームだw

そして今月から夜勤がはじまるのだな。



事業所の職員1名がインフルエンザに感染。
正しくは同居人が感染し、本人も罹患した模様。
で、本日から5日まで自宅待機。

皆、「〇〇ちゃん大丈夫かな?」とかいってたが、
彼女の分の稼働が割り振られて大変なことに。

ちなみに私は、入浴(60分)が4連打w
4時間ずーっとこの寒い季節にTシャツと海パンだぜw

インフルエンザにかかったらwwww



本日の晩御飯は、鍋ラーメンであります。

用意するのは三島鍋。
業務用ラーメンスープで、事前に切った鶏肉と野菜を投入。
白菜・水菜・もやし・大根・人参、それに豆腐をコトコトにて、
最後に茹でたラーメンをいれる。

ラーメンに味が浸みたのを見計らって、いただきます。

冷や御飯と一緒に食うと格別にうまいw





広島県呉市。

劇場用長編アニメ『この世界の片隅に』の舞台であります。

その呉市のゆるキャラ『呉氏』のビジュアルをツイッターで発見。

すんげぇシンプルでインパクト。

ゆるいの通り越して、勇者だなおい呉市w




劇場用長編アニメ『この世界の片隅に』11月12日(土)全国公開!

監督:片渕須直、原作:こうの史代、音楽:コトリンゴ、制作:MAPPA
声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
予告編はこちらです。

北海道、旭川は1月からだ!
ディノスシネマズ旭川で1月07日本日から公開!



ツイッター傑作選。

 何考えてるかわからない扱いを受ける。
 結構言われる。
 血液型ばらすとらさらに言われる。
 でも別に何も考えてないというか、たいして話聞いてなかっただけなんだけどって思う。
 深い理由はなんてないから気にしないでーって思う。 #AB型あるある

 インフルエンザが流行りかけているけど、
 手洗いより「15分おきに水分を摂ること」の方が予防になるんだよ。
 免疫力が弱い状態だと喉に15分ウイルスがいると感染する。
 水分補給でウイルスを胃に落とせば胃酸で死滅するよ。
 マスクできない美容師さん、できる限りこまめに水分補給しようね。

 何か道端で禿げたおっさんが金髪のDQNに
 「おいお前、折角親がくれた髪の毛なに金髪に染めてんだよ!
  親の気持ち考えてみろよ!」って言ったら金髪のDQNが
 「てめぇこそ親にもらった大事な髪の毛どこやったんだよ」って
 反論したらおっさんが泣き出したから流石に吹いた __NECRO___

 【全く女は大変だ】
 結婚してないと、結婚は?お相手は?
 子供が居ないと、子供いつ出来るの?で、1人だと兄弟が居ないと可哀想。
 働いてないと、馬鹿な専業主婦。
 小さい内に働くと子供が可哀想。
 少し綺麗な母親は母親失格。
 離婚したら、事情関係なく子供が可哀想。ダメな女。
 再婚すれば、男好き。

 女の子に カワイイ って言われた男の子は素直に喜べばいい。
 男の子に カワイイ って言われた女の子は オカズ にされてると考えればいい。
 女の子に カワイイ って言われた女の子は 社交辞令 だと思えばいい。
 男の子に カワイイ って言われた男の子は身の危険を察して逃げればいい。

 なんと、脳は100歳まで成長し続けるそうだ。驚いた。
 そのためには、「身近にわくわくするものや人がいること」
 「年齢を20歳サバを読んで行動すること」
 「新しいことを学ぶ習慣をもつこと」
 そして、脳の老化を早めてしまう一番の原因は、
 当の本人があきらめてしまうことだそうだ。なるほど。

 安倍首相が「天皇のおことば」を日本会議系御用学者に事前漏洩
 生前退位めぐり天皇への反撃を依頼か(リテラ)

 http://lite-ra.com/2017/01/post-2882.html
 「安倍政権の“逆賊”丸出しの裏工作が明らかになった」
 「(天皇の『おことば』ビデオメッセージの)公開の前に、官邸が安倍首相とべったり」
 
 米ホロコースト記念博物館にある「ファシズムの初期段階における危険な兆候」
 ・強く継続的な国家主義
 ・人権軽視
 ・国民を統一するための敵国認識
 ・セクシズムの蔓延
 ・メディア統制
 ・国家安全保障への執着
 ・知性と美術の軽視
 ・政教一致
 アメリカだけじゃなく、日本にも当てはまります。

 まずは何とかして痴漢を減らす方策を考えるべきなんだが、
 それを痴漢にあるのは女性に責任がある~みたいな
 男の態度はどうにかならんもんかと。
 確かに日本は「性犯罪」は少ないけど、日本の男社会は
 痴漢は性犯罪のうちに入ってないからね。
 「捕まったら運が悪い、訴える女が悪い」みたいなさ

 職場の休憩室で聞こえてくる会話が苦痛だ。
 パチンコに課金スマホゲームにどうでも良いエンタメ情報。
 子供自慢に旦那の愚痴と利用者さんの悪口とそこに居ない職員の悪口。
 何も楽しく無いというか
 お前ら楽しいのか?




本日も、自宅稽古。
筋トレは日中の空き時間に30%増量消化。

 V字腹筋30回×4セット。
 拳立て 10回×2セット。
 呼吸法を20分。
 3kgダンベルで三角筋の運動。
 腰のツイスト運動を強化。
 
夜に足上げ運動。
前蹴りを左右40本。

足上げ運動を見ていた娘8歳「『本能寺の変』みたい!」と爆笑。

うん、似てるわwこれなw

型は、【セーサン】。

修正箇所に気を付けて。



明日は早番。

あさって公休だ!



【衝撃事件の核心】交際相手とともに3歳女児を死においやった22歳母親は妊娠8カ月/16.01.24/産経ニュース

2017年02月01日 | 【NEWS】

【衝撃事件の核心】ロープで拘束して顔に熱湯、胃は空っぽ 交際相手とともに3歳女児を死においやった22歳母親は妊娠8カ月だった…
2016.1.24 10:14 産経ニュース

 埼玉県狭山市で3歳の藤本羽月(はづき)ちゃん(3)が自宅マンションで死亡しているのが見つかった事件は、捜査が進むにつれ、保護責任者遺棄容疑で逮捕された母親と内縁の夫の激しい虐待の状況が浮かび上がってくる。埼玉県警が、執拗かつ日常的だったとみている羽月ちゃんへの虐待、その背景には何があったのか。(さいたま総局 菅野真沙美、宮野佳幸)

「皮膚が剥離し…」

 「女の子の顔にあんな(やけどの)傷は考えられない。鬼畜だ」

 県警の捜査関係者はそう怒りで声を震わせる。1月9日、遺体で見つかった羽月ちゃんは、鼻や目を覆うように顔全体にやけどを負い、体には「皮膚が剥離(はくり)したようなものなど、傷が体全体のあちこちにあった」(捜査関係者)。

 捜査関係者によると、逮捕された母親の藤本彩香容疑者(22)と交際相手の大河原優樹容疑者(24)は、LINEで「帰ったらこうしよう」「今日も水をかけよう」などと虐待内容を相談していた。

 押し入れには金具がつけられており、ロープを使って羽月ちゃんを閉じ込めていた可能性もあるという。やけどは大河原容疑者が熱湯をかけたとみられる。発見時の羽月ちゃんはやせ細り、胃には食べたものが残っていない状態だった。

妊娠8カ月、喜怒哀楽激しく

 知人らによると、母親の彩香容疑者は明るく人見知りをしない性格。キャバクラなどに勤めていたが、人前で泣いたり怒ったりと喜怒哀楽が激しい一面があり、勤務態度の問題で店を解雇されたこともあったという。

 羽月ちゃんと長女(4)はいずれも前夫の間の子供で、彩香容疑者はその当時のブログに「(長女の名前)ほんとにテレビっ子。テレビと喋ってるからね。ちょお可愛い!」「昨日から何も食べてない。38℃ちょいあるし、赤ちゃん大丈夫かな?」と長女との生活の喜びや、おなかの羽月ちゃんを心配する文章を載せていた。

 「子供たちにサンタさんちゃんと来てました」

 昨年12月25日には、彩香容疑者は「LINE」で羽月ちゃんと長女へのクリスマスプレゼントのおもちゃや、大河原容疑者と交換したアクセサリーなどの写真を掲載し、幸せな家庭をアピールしていた。

 ブログでは第3子が妊娠8カ月になったことを明らかにし、「残りの妊娠生活楽しみます」とも書いていた。

 おなかの子供の成長と歩を合わせるかのように「秋口から羽月ちゃんへの虐待がエスカレートしていった」。2人は調べに対し、そう供述しているが、虐待の芽は大河原容疑者との交際前からあったと知人は話す。

 知人のスナック経営の女性(65)は、彩香容疑者の母親が「家に帰ったら娘が羽月ちゃんをトイレに閉じ込めていた。どうしてこんなことをするのか」とこぼすのを聞いた。また、一昨年夏に娘2人を連れた彩香容疑者と夏祭り会場で会い、「1日一緒にいたのに羽月ちゃんは笑顔がなく無表情で、『ちょっと普通じゃない』と虐待を疑った」と振り返る。

 別の知人男性(32)は同じ頃、花見の席で一緒になった彩香容疑者が羽月ちゃんを叱るときに手をたたいたり、引っ張り倒すように座らせていた様子が印象に残っていると話す。

 「羽月ちゃんは自分で進んで何かをしようとせず、ビクビクしていつも彩香容疑者の顔色をうかがっていた。1歳半の子供の反応じゃなかった」

大河原容疑者は「嫉妬激しく縛り付ける人」

 一方の大河原容疑者は、どんな人物なのか。

 知人女性は「日高市内の中学、高校に通っていたときからあまり良い噂を聞かなかった。以前交際していた友人が暴力を振るわれたことがある」と声をひそめる。彩香容疑者も大河原容疑者について「嫉妬が激しくて縛り付ける人」とこぼすことがあった。

 彩香容疑者は昨年5月以降、母親らと暮らしていた家を出て、娘2人とともに大河原容疑者と同居を始めた。6月には羽月ちゃんと長女が保育所に入所し、「子供が保育所に行けるようになった」と喜んでいたが、夏に妊娠が分かり、羽月ちゃんらはわずか十数日間保育所に通っただけで自宅での生活に戻っていた。

 以前は母親や友人らと周囲の飲食店で頻繁に飲み歩く様子が目撃されていた彩香容疑者だったが、その頃からぱたりと現れなくなった。

 また、彩香容疑者はブログやラインに交際相手とのやりとりを赤裸々につづることが多かったが、昨年11月ごろには大河原容疑者との別れ話が出たためひどく落ち込み、精神的に不安定な様子だったという。

2度の110番生かされず

 近くに住む男性(30)によると「昨年11月ごろから外で羽月ちゃんの姿を見かけなくなった」。ただ、それ以前にも虐待のサインは出ていた。

 近隣住民は昨年6月に家の外に出された羽月ちゃんがブランケットにくるまって泣いているのを目撃し、110番通報した。7月にも「30分前から室内で女の子が泣き続けている」という通報が寄せられていた。

 駆けつけた警察官に2人は「自分たちがけんかをして子供を閉め出してしまった」「風呂に入れようとしたときに叱ったら泣き出した」と説明。警察官は羽月ちゃんの体に目立った傷などが確認されなかったため、県警内部の虐待情報集約システムへの情報登録や、児童相談所への通告は行っていなかった。

 また、羽月ちゃんと姉は乳幼児検診を受けていなかった。そのため狭山市職員が平成25年4月~27年5月に計3回自宅を訪問し、羽月ちゃんや姉、彩香容疑者らと面会を行っているが「虐待のサインは確認できなかった」としている。

 児童虐待防止全国ネットワーク理事長の吉田恒雄氏は「市民の通報に警察が答えられず、市の虐待リスク判断も不十分だった。警察と市、児童相談所の連携の谷間に落ちたケースだ」と話す。

 彩香容疑者の知人女性は「あの子には羽月ちゃんと同じ目に遭わせてやりたいと思うぐらい怒りを覚える。でも警察や市も何とかできたんじゃないかという気持ちがぬぐえない」と訴え、「羽月ちゃんのあどけない顔が目に浮かぶ、助けてあげたかった…」と涙をこぼす。3歳のいたいけな少女を救う手立てはなかったのだろうか。

【働き方改革】安倍政権に騙されるな! 労働者をモノとして扱う社会構想を徹底批判/17.01.31/サンデー毎日

2017年02月01日 | 【NEWS】
働き方改革 安倍政権に騙されるな! 労働者をモノとして扱う社会構想を徹底批判=毎日新聞新潟支局長・東海林智
2017年1月31日 Texts by サンデー毎日

「非正規という言葉を一掃する」「長時間労働を撲滅する」―働き方改革を掲げる最近の安倍晋三首相は、まるで労働組合のリーダーだ。「労働ビッグバン」を唱えて労働の規制緩和に突き進んだ過去の姿勢とは全く異なる。今の姿には大きなウソがあるのではないか。「働き方改革」の正体を徹底的に暴く―。

 今や働く者の4割に迫る非正規労働者。不安定かつ低賃金の労働実態は、「ものづくり日本」の技術伝承や少子化問題などさまざまな社会問題に連なる原因とされる。また長時間労働は、「KAROSHI」(過労死)が世界に通じる言葉となる異様な状況を生み出している根本原因だ。これらの解決は働く者の切なる願いであり、実現するならば素晴らしいことだ。労働組合などがずっと是正を求めてきたテーマでもある。しかし、ちょっと待ってほしい。そもそも、第2次安倍政権はそのスタート時に「世界で一番企業が活躍しやすい国を目指す」と言っていた。また、かつては「労働ビッグバン」すら掲げ、労働の規制緩和に突入した。彼の言葉をやすやすと額面通りに受け取ることはできないのだ。

 私は、安倍政権が、「世界で一番企業が活躍しやすい国を目指す」を掲げ、労働時間や解雇規制の緩和を目指した「雇用特区」の創設を打ち出した時から、「フィラデルフィア宣言の破壊を志向しているのでは」と批判してきた。フィラデルフィア宣言とは、1944年5月10日に国際労働機関(ILO)が、その根本原則を確認した宣言として知られる。中心をなすのは、「労働は商品ではない」や「表現及び結社の自由は不断の進歩のために欠くことができない」など四つの原則だ。その中でも「労働は商品ではない」が危機に瀕(ひん)している。

 象徴的なのが、2度も廃案になりながら執念深く行った労働者派遣法改正だ。派遣労働は「臨時的、一時的」な仕事との原則をなし崩しにし、3年ごとに労働者を代えれば、同じ仕事にいつまでも派遣労働者を使えるという形に変えた。

 50代の女性派遣労働者はこんな実態を明かす。

「女性の派遣は20代から年を重ねるごとに仕事が少なくなり、賃金の低い仕事しかなくなります」

 これまでは専門26業務ならば、3年を超えても働くことができたが、これからは3年で仕事を変わらざるを得なくなる。企業にとってはあらゆる仕事で派遣を使える。そのため派遣会社の営業は「正社員を採用するなんて時代遅れです。仕事は全部派遣で大丈夫です」とセールして回っている。必要な時に必要な場所へと部品のように回される労働者が増える。同時に、非正規が増えることでもある。「非正規の言葉を一掃する」との言とは正反対の法改正が行われたのだ。

 首都圏の国立大・大学院を出た40代の女性は、正社員で入ったIT企業で過労死ラインの月80時間超の長時間労働を強いられ、精神疾患を発症、退職を余儀なくされた。その後、正社員の仕事に就けず、派遣労働を渡り歩いている。昨年秋、派遣会社から無期雇用(正社員)登用の連絡があった。ようやく安定した仕事に就けるかと思ったが、説明を聞いてがっかりした。数カ月単位だった契約期間を無期に変えるが、賃金のアップも賞与、退職金もなし、おまけに紹介する仕事が1カ月間なかったら解雇する――が労働条件として提示されたのだ。

 母子家庭で育った。母は「豊かになるには学歴が必要だ」と苦しい生活の中で教育費を惜しまなかった。その母に安定した生活をさせてあげられない。生活はカツカツ。美容院にも満足に行けず、病気になっても病院に行くのもためらうほどの低賃金だ。会社に「今の賃金では母と2人の生活を支えられない」と訴えたが、「派遣先が派遣料金をアップしてくれたら還元します」と、実質無回答。賃上げは夢物語だ。会社が取る40%近いマージンを削って賃上げをする考えも毛頭ない。「派遣で働くかぎりこうなのだ」と改めて身にしみた。安定した仕事と賃金が欲しい。「終身雇用の時代に生まれたかった」。安倍政権の無責任なスローガンが虚(むな)しい。

狙いは「賃金を低い方に合わせる」
 ここで、これまで安倍政権が主張してきたこと、やってきたことを振り返ろう。

 前述したように、第1次安倍政権では、小泉政権の後を受け、より労働の規制緩和を進めるとして「労働ビッグバン」をぶち上げた。宇宙が始まる時にあったとされる「ビッグバン」(大爆発)を労働政策の分野で起こすというわけだ。大げさな言葉を用いるのはこの政権の特徴で、第2次安倍政権では、労働分野などの規制改革を「岩盤規制にドリルで穴を開ける」とぶち上げた。ちなみに岩盤規制といわれる規制は、1日8時間、週40時間の労働時間規制など、労働者を守る規制である。労働問題に詳しい棗(なつめ)一郎弁護士は、

「労働者を保護する規制は、当然岩盤であるべきで、簡単に穴を開けられる類いのモノであってはならない」とあきれる。

 第1次安倍政権から労働政策立案に中心的に関わっていた国際基督教大客員教授の八代尚宏氏は、2006年12月の内閣府のシンポジウムで「既得権を持っている大企業の労働者が、(下請け企業や非正規など)弱者をだしにしている」と発言している。同氏は正規、非正規の賃金格差の見直しが必要とし、賃金水準の均衡化を訴えていた。これは、今回言い出した「同一労働同一賃金」にも考え方として引き継がれている。つまりは、賃金を低い方に合わせる「低位標準化」を志向しているのが本当の狙いだ。

 第2次安倍政権で持ち出された「同一労働同一賃金」では、正社員と非正規の対立をあおっていた言い方を、「非正規の賃金を引き上げる」という言い方に変えたにすぎない。基本ラインは低くそろえることだ。

 その他に第1次安倍政権では(1)女性、高齢者の就業率向上(2)正規、非正規の区別撤廃(3)同一労働同一賃金の法制化(4)解雇の金銭解決制度の創設(5)ホワイトカラー・エグゼンプション(WE・残業代ゼロ制度)導入(6)ニート、フリーターの戦力化――が挙げられている。これらはほぼすべて、言葉を変えたりしながら、第2次安倍政権に引き継がれていることが分かる。

 第2次安倍政権の発足当初、掲げられたのは「人を動かす」のスローガンだった。このスローガンは評判が悪く、後に「失業なき労働移動」と言い換えられる。いずれにせよ、雇用を流動化したい狙いが見える。また、移動するには、人(労働者)を今いる場所から引っぺがさなければならない。つまり、解雇を容易にする必要がある。そのために、解雇の金銭解決が必要となってくる。

名称を変えて“過労死促進法”が復活
 この流れの中で具体的に行われたのが、前述した労働者派遣法の改正だ。2度廃案になりながらも強行しのは、安倍政権が労働政策の中核として派遣法改正を位置づけたからだ。

 しかし、08年秋のリーマン・ショックの後の製造業務での派遣切りを思い出してほしい。米国発の経済事案で、日本にどんな影響が出るのかも分かっていない時点で、製造業の現場では、我先にと派遣労働者の雇い止め(解雇)が始まった。これは、受注が減ってやむなく雇い止めにしたのではない。数カ月後には製造現場で派遣労働者の利用が再開されていたからだ。しかも多くは、契約期間の満了を待たず、期間途中での違法な雇い止めだった。正社員だったら、こんな解雇をするのか。派遣労働者がどういう存在として見られているかがよく分かる。仕事も住居も失った派遣労働者の惨状は、彼らの命を支える「年越し派遣村」が登場したほど危機に瀕していた。

 その記憶も残る中で「多様な働き方」「自分の能力が発揮できる」などの理由をつけ、企業が都合の良いように、必要な時に必要な労働力を使う「労働力のジャストインタイム」を目指した。働くということを部品供給と同様に考え、人を交換可能なモノのように扱おうというのだ。

 まだ法改正には至っていないが、労働基準法改正案として「高度プロフェッショナル制度」(WE)と裁量労働制の営業職などへの対象拡大があり、国会に提出されている。

 これも第1次政権から引き続くものだ。電通での3件目の過労死を発端に、長時間労働への批判が高まる中で、安倍政権は「長時間労働撲滅」を叫び始めた。だが、一方で、際限のない長時間労働を可能にする法案を国会に出しているのだ。

 WEは第1次政権の時に法制化を目指したが、「残業代ゼロ制度」「過労死促進法」と労組や市民から強い批判を浴び、撤回に追い込まれた、いわく付きの制度だ。人は後ろめたいことがある時は言を左右にするものだが、撤回後もこの制度は「家族団らん法」(辞職した前東京都知事の舛添要一氏が厚労相時代に命名)などと名称を変え、今回は「高度プロフェッショナル制度」(内閣府命名)との化粧を施して再登場してきた。中身は撤回した前回とほとんど変わらない。高度で専門的な仕事をして、一定の年収を超える人が制度の対象となり、対象者は労基法の労働時間規制から除外されるのが制度の骨格なのである。

 長時間労働をめぐる安倍政権のたくらみについては、次号でさらに詳述したい。

(以下次号)