見ているのは、肥後橋から十メートルも離れていない、東隣の錦橋だった。 (文庫版『黄金を抱いて翔べ』p130)
記事タイトルが「錦橋・2」なのは、以前撮影した、「錦橋・1」があるからです。つまらんので、見なくても結構です(笑)
ガイド(=私のことだ)の説明。(当然、ネタバレあり)
「この錦橋の花壇で、幸田さんは偵察の時に寝ていたんですよ~。ここから住田銀行も見ていたんですよ~。起きたら腰掛けて、ジイちゃんが掃除しているのを見ていたんですよ~」
・・・通りすがりの人が聞いても、多分、分からないだろうなあ。
これは肥後橋から見た錦橋。こうして見ると、今まで見てきた橋よりも、結構凝った造りの橋ですね。
幸田は大抵、歩行者専用の錦橋の花壇の縁に座っていた。 (文庫版『黄金を抱いて翔べ』p122)
その花壇が、これ。分かりにくいでしょうが、前後に2つ並んでいるんですよ。左側に、銀行がちょっと見えてますね。
しかし、よくぞまあこんなところで寝られたもんだ。
「よっぽど寝相が良くないと、寝返りうったら転げ落ちるか、あるいは土まみれですね」と言ったら、お二方も微苦笑。
幸田は突然、花壇から掴み取った一かたまりの土くれを手に握り締めていた。 (文庫版『黄金を抱いて翔べ』p123)
無意識にジイちゃんに土を投げようとした幸田さん。それを止めたモモさん。緊迫の一瞬。
12月とは思えないくらいの厳寒だった、昨年の冬のカルチャーセンターで高村さんの特別講義の後、住田銀行・肥後橋・錦橋を簡単に地どり。その時の錦橋は、スプレーなどで落書きされていて、写真を撮るのも躊躇したくらい、汚かった。
しかし今回は綺麗になっていたので、良かった、良かった♪
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