か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

釜山  釜田市場 パンドラの箱

2024年04月30日 | 韓国
チェーユックッパって何の意味だろうと辞書を見た。もちろん載ってない。NAVERの辞書にある。

猪肉の発音がなまったものだそう。ご飯がどれだけでもいけるから別名飯泥棒。1年前、隣の席の人があまりにもうまそうにがっつくものだからなんという名前か聞いてみた。チェーユックッパというから僕は体育系の丼かと思ってしまう。猪肉も体育も発音はほとんど同じ。

男の食いものだ。さあ今から一仕事、気合を入れるぞという時の。朝から何にも食ってないぞという時の。昼飯。豚肉炒めなんだが10辛。しかもがっつり食いつける豚肉の厚み。脂身が少なく画像のように色黒豚肉。飯の上にガバッと盛っただけ。 おかわり自由だが普通の日本人には無理。大食いのぼくですらおかわりは3回に一回。

注文から1分以内に出てくる。しかし、仕込みには時間と手間がかかってる。円安と物価高で苦しいが、500円以下で食えるので満足だ。一日2食。あと一回はコンビニサラダと全粒パンと牛乳。ゼニがたまる。日本にいるときより確実に血糖値は下がる。
値段を見ろ。庶民の経済はそれなりに回ってる。僕以外外人はいない。絶望から至福に心臓の負荷が大きい。大体9で割ると日本円。


昨日まで老人の町、ゾンビ村、機能停止の絶望の町にいたので僕は精神を病んでいた。気がつく。

こうでなくっちゃあ。なあ、おい。ここは釜山だろ。


僕はこの店毎日行くからね。どうしても僕に会いたい人はこの店に来てくれ。知性が輝いているのですぐわかる。
このまたスープが、ね、泣くよ。

釜山に戻って僕は悟った。脳が優秀なだけに僕は考え込んでしまったよ。あの街の絶望の妖気は何のせいだったのかと。

悟ったんだよ。妖気の原因?分かったところでどうしようもない。酸欠の原因を探るより脱出するのが先決なんだ。モヤモヤ払拭のために歩いて海に行く。

1時間半。見るほどの町並みはない。玉石混交、混沌のカオスだ。それを避け公園や美術館を通って広安里。広安里、これちょっと日本人には発音無理。クァアンリとでも書きましょう。

海雲台。ここは日本人にもおなじみ。ヘウンデ―だね。そこの隣が広安里。花火大会を除いて日本人が来ることはない。ワイキキのように海までのアプローチが長い。
向こうに見えるつり橋のロープ。

<つづく>


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