皐月賞２着！

いや、それにしても…強大な敵がいたもんだ（笑）

好天の中山競馬場で行われた牡馬クラシック第１弾「皐月賞」は、３番人気のアンライバルドが抜群の瞬発力を見せて完勝。最後方から豪快に伸びたトライアンフマーチは２着だった。


ホントに、よく走ってくれたと思うよ。
展開が嵌った部分はあるにせよ、これだけ走れたのは立派だ。

「勝ちたかった」という気持ちもあるけれど、今回は相手が強かった…。

それで十分、納得できる素晴らしいレースだったと思う。


レースは自宅で観戦した。
パドックに映るトライアンフは、まだ少し余裕のある身体つきに見えた。
まだまだ幼児体型で、コロンとした馬体。
競馬週刊誌などの写真では幾分シャープになってきた印象を持っていただけに、これには正直「おや？」と思いましたね（笑）
それでも気配自体は悪くないようで落ち着きも感じられ、精神面での不安は殆どなくなった様子。大きな成長だと思いました。

レースはスタートで行き脚がつかず、いきなり後方からの競馬。
コメントなどでも「溜める」競馬を示唆していましたが、内々である程度の位置はキープしつつ…と自分が描いていたイメージとは異なる展開に。大いに不安になりながら、画面に映るトライアンフの姿を追っていると…そこには１コーナーをしんがりで通過していく人馬の姿が映し出されていた（笑）
もうこの時点で腹を括って、末脚が爆発することを祈るのみ。
速いラップを刻みながら淀みない流れで進むレース展開に、先行勢が崩れそうな気配が感じられた３～４コーナー中間時点。
徐々に後方からトライアンフも進出を開始。
勢いよく加速しながら大外を回って直線を向いたときには、内の各馬は手応えなし。
「これは…いけるぞ！」
そう思って、もう１度前方を確認すると…

そこには遥か前を独走するアンライバルドの姿があった（笑）

いつの間に？？？
４角を回るときには、あんなとこに居なかったよなぁ？
そう驚きながらも…外からトライアンフも伸びている。

最後はよく差を詰めたが、１馬身半差の２着。


完敗ではあったが、それにしても興奮しました（笑）


このキャリアでここまでやれた…という満足感もあります。
展開が向いたとはいえ最後までよく伸びていたし、その上で２着を確保できたのも大きい。
とにかく未完成を絵に描いたような馬です。
ここまでも信じられないほど加速度的なスピードで成長してきましたが、今までは他馬との力関係を把握することはできませんでした。
それがどうでしょう？

現状でも勝負できる力を持っていた。

これを確認できたことは非常に大きい。
陣営も次に向けて相当な自信になったでしょうし、かなりの手応えを得たはず。
目指すべき「目標」、そして倒すべき「相手」も明確になりました。

これで胸を張って『ダービー』に行けます（笑）


若い、幼い、トライアンフマーチ。
その完成度の低さが、ここからは武器になる。
この馬の成長が楽しみです（Ｔ）