政策金利と預金金利

政策金利と銀行など預金金利の関係を考えてみたい。

経済発展に大きなインパクトを与える大発明とその対価・考

2014-10-12 | 経済
 2014年のノーベル物理学賞は、青色発光ダイオードの発明者の三人に決定した。

 その中の、一人の学者は発明の対価について、会社の報奨金が2万円だったことに憤慨して、会社に200億円を要求する裁判をおこした。

 結果的には8億円ほどで示談が成立したらしい。

 青色LED(発光ダイオード)は、元々発明済みの、LEDの延長線上での発明である。
 ノーベル財団は、この青色LEDの経済的インパクトについて、省エネルギーの観点から決定したようだ。

  1950年代に、アメリカでトランジスタが発明され、ショックレー(William Bradford Shockley Jr)ら3人が受賞している。
 
 トランジスタ発明の、そのインパクトは計り知れないものがある。
 例えば、今日、家庭で使用しているパソコンを50年前に真空管で製造したとしたら、製造費もさることながら、電気代が莫大となり、一台のパソコンを稼動するのに、隣に大発電所の建設が必要になる(トランジスタ技術・誌)とのこと。

 大発明の対価は、国民すべてが受け取ることになる。
 つまり、経済が発展し、物が溢れることによって、すべての人々の生活が豊かなになり、還元される。

 発明者に対する対価の算定は、不可能。