骨肉腫になった猫

骨肉腫になった猫の闘病記録(と保養所の仕事についてちょこっとだけ)

ブラピピンチ?

2006年11月28日 16時27分36秒 | 仕事の話

は~~~~・・・・・

冒頭からため息をつく私おかみ見習い。
それにはワケがあります。

今度、親会社の人が施設内を見学したいということで来るそうです。
空調設備やら、お風呂場やら、厨房やらを見るそうですが、私の懸念していることはひとつ。

住み込み部屋まで見られたら困る

ということです。
住み込み部屋には親会社には黙って飼っているネコのブラピとインコのジャックとチョーさんがいます。
インコはゲージ内で飼っているため百歩譲ってOKだとしても、ネコは難しい。
へやすりゃ来年度の契約にもかかわってきます。
つまりそれは、今年度一杯でこの住込み部屋を出なければならなくなるということです。

せっかく土地にも仕事にも慣れてきた矢先におさらばなんて悲しすぎます。
しかし悲しんでばかりもいられません。
黙って飼っている私が悪いのは重々承知の上、いつもはそんなに使っていない脳みそをフル回転させて対策を考えました。

①ブラピは押入れに入れておく
②インコのカゴには布をかけて暗くしておく(鳴かなくなる&外から見えなくする)
③万が一声が外に漏れないよう、ラジオか音楽を大きめに流す


う~む。
結局いつもの対策どおりだったりします。

それにしてもあれです。
職場内に住み込んでいると、見学ついでに

住み込み部屋も見せてよ、貸してんのはこっちなんだから

的な威圧的なノリで入ってこられそうで落ち着きません

最近元気がでてまたにゃーにゃーと鳴くようになったブラピを憂いを含んだ目で見つめるおかみ見習いなのでした。


住込み部屋を作り変えたいと意気込むおかみ見習い

2006年11月26日 08時25分57秒 | Weblog

住み込み部屋の壁を白く塗りたい

夫とネコとインコとともに住込みしている私おかみ見習い。
最近部屋をリフォームしたくて仕方ありません。

もちろんダメです。住込み部屋の壁を白く塗ったり、床材を替えたりするなんて。
しかし、今のくらーい和室ではどうも部屋にいても楽しくありません。
むしろ気分が落ち込んでくることだってあります。
床はフローリングカーペットを敷いているので若干和室な雰囲気はぬぐえましたが、この和室独特の壁、キッチンのすすけて汚れきった白い壁はそのままです。

壁を真っ白くできたら・・・。

そんな思いが私の体中にあふれていました。しかし、

でもな~。出るときに壁を白く塗ったってバレて壁紙代弁償しろとか言われたらイヤだしな~~。

こうやって私は自分を戒めてきました。
そうです、大人なんだから我慢だって必要なんです。
それが大人なんです。

しかし大人の私の戒めの言葉を覆す言葉を、子供の私はあみだしてしまいました。

でも私達がここに住み始めたとき、親会社は畳代を立て替えてくれなかったな。所詮住み込み部屋なんてどうでもいいと思われてんだな。

私達が前住み込み人からこの部屋を受け継いだとき、たたみは新品でした。
だから私達夫婦は

「畳替えてくれたんだ~。よかった~~」

とのんきに感動していました。
しかし、数ヵ月後衝撃の事実が判明しました。
その畳代、私達が支払ったのです。
ちょっと複雑なので、以下のように箇条書きにして書いてみました。


前住み込み人は私達に部屋を引き継ぐ際にパートさんに部屋の掃除をお願い

パートさん、畳のひどい汚れように、というか腐りかけていることに驚愕

パートさん、前住み込み人に畳替えしたほうがよいとしつこくすすめる

前住み込み人、しぶしぶ業者に依頼して畳を替える

畳代を支払っていないことを誰にも告げずに退職

畳代が支払われていないことが私達夫婦の耳に入る

前住み込み人とは連絡が取れず、私達が畳代5万円を支払う・・・



こ~ゆ~ことがあったんですよ実は
当時は前住み込み人の無責任さに怒り心頭でしたが、もうだいぶ諦めがつきました。

私が思うに、
かなり畳が傷んでいたのにもかかわらず、親会社がなーんにも手を入れていないということは、部屋をきれいにするよう手を加えたってなんにもいわないんじゃないの?
ということ。

もともと、親会社は施設内の備品も

壊れている部分があっても何とか使えるならOK

と考えているフシがあります。
こんな考えならなおさら

住み込み人室の畳のことなんて、どーでもいい、自分らで何とかしてよ、そんなお金ないんだから。

という住み込み人無視の気持ちが見え隠れしてきます。

もっとも、住み込み人を大切に考えて、

住み込み人部屋が心地よいと、仕事だって頑張れるから

と聖母マリアのような美しい考えをお持ちの会社もあるようですが、それはかなり少数のようです。


・・・・とにかく。
私の我慢はもう臨界点に達しています。

もしかしたら今年度いっぱいでこの部屋を出なくちゃいけないかも。

んもぅそんな事実など、どうでもいいのです。
今、すんでいる部屋を快適に過ごせるようにしたい。
ただそれだけなのです。

まずは玄関からかな。次はトイレ・・・。

やけくそになりつつも、模様替えをあれこれ考えているだけで幸せな気分になる、DIY大好きなおかみ見習いなのでした。

2007年2月追記
 結局手を加えることなく部屋を出ることになりました・・・。
 次の住み込み部屋が汚れていたら実行するかもしれません。

                                               photo by<ivory>


ブラピのあらわな姿

2006年11月23日 08時02分37秒 | 猫とインコとハムスター
朝の仕事が終わり、部屋でゴロゴロして気がつけばもうお昼近く。

インスタントラーメンが食べたい

急に異常にラーメンが食べたくなった私は、なけなしのお小遣いから一袋60円のラーメンを買ってきてそそくさとラーメンを作り、さー食べようと居間に行ったとき、なにやら落ちているモノを発見。




・・・・・・・・・・・・・・。

落ちていたのはブラピの服でした。
さっきまで着ていた服に間違いありませんでした。
ふとブラピを見ると、今だといわんばかりに、せっせせっせと毛づくろいしていました。

骨肉腫の手術から復帰し、退院してからというもの、毛が生えそろえるまでは洋服を着せていましたが、今日はなんらかのはずみで脱げてしまったようです。

毛づくろいや脚で手術跡を傷つけないようまたすぐに洋服を着せなければ。

と使命感に燃える一方、

そんなことしてたらラーメンが伸びてまずくなる。

という本能が私に説得してきます。
結局本能に負けた私はラーメンを食べ終えてから洋服を着せることにしました。

数分後、ラーメンを食べ終えて、でもまだスープ飲まなくちゃ、と鼻息荒く意気込んでいた矢先に夫が買い物から帰宅。

「ブラピ、どうしたの??(服きてないじゃん)」

「なんかはずみで脱げちゃったみたい」

「・・・着せないの?」

「ラーメン食べ終わってからね」

そんな会話をしつつ順調にラーメンを食べ終えた私は、どうせなら洋服を着ていないブラピを写真におさめておこうと思いつきました。
私がカメラを探していると、夫も自分のカメラを持ち出してきてパシャパシャ撮り始めました。
どうやら毛の生え始めたブラピの姿を写真に撮っておきたいという気持ちは夫婦ともどもひそかにあったようです。

「ブラピ~~ブラピ~~
となんとかブラピのいい表情を写真におさめるべく盛んにブラピを呼んでいる夫婦は他人が見たらさぞかし猫バカに写ることでしょう。

当のブラピはそんなことなど気にせず日光浴をしているのでした。


もちろんこの数分後にブラピは夫婦二人がかりで洋服を着せられたのはいうまでもありません。

はやく毛が生えそろってくれたらいいなぁと思う一方、洋服姿のブラピも赤ちゃんみたいで可愛いと感じている私おかみ見習いなのでした。

ブログの見直す時期?

2006年11月19日 19時31分41秒 | Weblog
うわっ!

とびっくりしたのは数時間前。
何気なくヤフー検索をしていてとあるキーワードで入力したら
検索結果はこのブログが一番上だったのです。
びっくりしました。
あのヤフーでですよ。(若干興奮気味)

しかもグーグルで検索しても同じでした。

なんとなくこのブログが少しだけ広まってくれたような気がして嬉しかったです。

しかし少し不安も残ります。
素性が知れて猫を飼っていることがバレたら
クビ⇒住込み部屋から強制退去
になるかも・・・と考えているからです。

ど~~したもんか。

ど~したもんかといえばもうひとつ。
以前一緒に働いていた同僚から
「ブログみたいな~
といわれています。
家計簿なんか載っているので友人には
「家計簿ものっけちゃってるから、それを削除したらね」
といっています。
しかしまだ実行に移していません。

このブログをはじめて一年がたちました。
そろそろブログのあり方を見直す時期に来ているかもしれません。

猫の骨肉腫治療にかかったお金

2006年11月18日 08時06分08秒 | 猫とインコとハムスター

ブラピの容態も安定していることだし、ちょっと現実的なお話をしてみたいと思います。

現実的なお話・・・そう、お金の話です。

ブラピは20069月に骨肉腫だと診断されてからというもの、まー色々お金がかかりました。
ブラピ費として二年位前から毎月5000円貯めていましたが、フード代やらトイレ砂代やら猫草やらで使っていたので結局残っているお金は20000円程度。
毎月赤字続きだった当初、ブラピの治療費をどこから捻出しようか夫婦で考えていました。

そして私は決心しました。

おかみ見習い「ブラピの治療費、私の貯金から出そう。あれなら60万円くらい入っているから」

私の貯金・・・。それは独身時代にためたお金でした。
苦労してためたお金なので、納得したことに使いたいと心に決めており、ずっと残っていたのです。
これがその通帳とハンコ。
郵政民営化されたらこの通帳は使えなくなるのでしょうか。




夫「え?いいの??」
「うん、あのお金、ブラピのためなら惜しくない。むしろあのお金を残しておいてよかったと思うよ。お金のことを気にせずにブラピの治療に専念できるもん」
「そっか・・・」

そしてそのお金はブラピの治療に使われることになりました。

これから結構な額が使われるだろうと踏んだ私おかみ見習いは、一冊のノートを用意しました。
そこには病院でもらった領収書やら、ブラピの容態を書き込んでいくことにしました。




美しいとは言いづらい字で書き込まれています。
人様の目に触れるとわかっていれば・・・


まぁそれはさておき。

今まで避けてきたこと、いったいいくら使ったのか、ついに今計算しました。



ジャラジャラジャラチーン

合計 439,806
  内訳 通院費37065円(初診料・ガーゼ交換など)

      入院費380625円(内10万円は胃炎による再入院費)

      交通費17406円(高速代・ガソリン代)

      その他4710円(傷口を舐めないよう猫の洋服代など)


・・・ヨンジュウマンエントッパシテイマシタ。

あーびっくりした。
思わずカタカナで言ってしまいました。
実はもうちょっと高いはずなのです。
なぜなら、夫が自腹で支払った額もあるからです。(その額は不明)

それにしても独身時代の貯金があって本当によかったです。
きっとブラピのためにあのお金を残しておくように神様が私に語りかけていたのでしょう。

まーしかし冷静に考えて猫に40万円ってすごい額ですね。
ブラピが治療中のときは

「どんなにお金がかかってもいいから生きて欲しい

と切望していましたが、ちょっと余裕が出てきた現在は

「40万円か・・・高いな・・・」


と思っている私はなんて非情な飼い主でしょうか。

これはもうブラピに長生きしてもらわないと元がとれません。
ブラピよ、た~~っくさん長生きしてね。




・・・・・・・・・・・・・・・・・。

ってゆーかノート踏んじゃってるし。

通帳にはまったく興味なしだし。

猫に小判なブラピなのでした。


食欲戻ってきたかな?

2006年11月09日 17時55分11秒 | 猫とインコとハムスター

二日前からブラピはいきなり食欲が出てきました。
退院してからというもの、食欲は以前の半分以下。
正確にいうと、退院して数日はいつもどおり食べていたのですが、退院五日目の10月20日ころからぱったりと食べなくなり、それから今まで一日15グラム程度しか食べなかったのです。

しかしこの7日・8日は一日40グラム食べました
これは入院する前の食欲と同じです。

ちなみにブラピは以前右前足骨肉腫という激烈な痛みを持っていたにもかかわらず、食欲だけはなぜかいつもどおりありました。
その食欲だったので
「かなり痛そうだけど食欲あるし・・・もう少しもらった薬を飲ませて様子をみてて大丈夫かな」

とたかをくくってしまい、骨肉腫を発見してあげることがかなり遅れてしまったという悲劇が隠されています。

今回はたくさん食べてくれてすごく嬉しいです。
もりもり食べる姿は見ている私まで元気にさせてくれます。
食欲が戻ってたくさん食べているせいか、ブラピはどんどん元気になって、今日はトイレで用を足したとたんにダッシュして

にゃ~!にゃ~!

と興奮して鳴いていました。
トイレで用を足すとダッシュする猫って結構いるみたいですね。

が、今日は食べるペースが落ち気味。
今の所20グラムくらいでしょうか。
といっても数日前に比べたらやっぱり食欲が出てきているようなのでやっぱりうれしい!

すこしでも食べるようにと、食べているときは頭をなでてあげているのですが、その気持ちよさにすっかりはまってしまったブラピは頭をなでながらでないと、あまり食べないようになってきています

最終的には頭をなでなくても一日40グラム食べてくれることを目指していこうと決心するおかみ見習いなのでした。


どっちを断脚したんだか判らなくなることあります

2006年11月03日 18時38分49秒 | 猫とインコとハムスター

ブラピが骨肉腫で右前足を断脚してはや一ヶ月。
もちろん前足は一本だけなのですが、たまに見る角度によって

「あれ??どっちを断脚したんだったっけ?」

と思うことがあります。
この写真のときもやっぱりそう思いました。

ちなみにこのポーズ結構長いことしていたので思わず写真にとってみました。


反対側からとってみたり





したからとってみたり




これなんか  ショワッチ! といいたくなるポーズですね~。




最近ブラピは片脚生活にも慣れてきています。


慣れてきたこと
①歩くのがスムーズに
とてっ・・・とて・・・とて・・・。
と痛々しくゆっくり歩いていたのが今では
とてとてとて。
とだいぶスムーズに歩けるようになってきました。

②ブルブルしてもよろけない
体に水が付いたりしたときに体をぶるぶるっとさせると、遠心力にまけてよろけていたのが、力を加減しながらぶるぶるっとさせてよろけないようになってきました。

③高い所にジャンプ
高いところ(押入れなど)にジャンプできるようになりました。
しかし着地のときに前足の負担が心配なのであまり高いところには乗せないようにしています。

心配なこと
①エサをあまり食べない
手術前は一日40gのエサを食べていました。(それでも「もっとちょうだい」とねだられることもあったくらい)
しかし今では一日15g弱。おかげでお医者さんに「脂肪の多い猫だね」といわれていた脂肪はほとんど無くなり、スマートになりました。脚の負担が減ったのは嬉しいことですが、やっぱり食べてくれないと心配です。

あ、でも昨日は18g食べてくれました。
少しずつ食欲が出てくれるといいなぁ~。

②癌が転移していないか
転移していたら抗がん剤治療をしなければ三ヶ月持つかどうかと一ヶ月前に言われました。つまり年内の命だということです。
退院時は転移らしい転移はレントゲンを見る限りなかったそうですが、小さい癌は移らないそうなので心配です。
しかし私と夫は転移は無いと思うようにしています。


気が付けばこのブログ、すっかりブラピの闘病記録&片脚生活記録になっています。
住込み生活のこと、仕事のこともたまには書かなくちゃいけないよなぁと勝手に自分に課題を持ってしまうおかみ見習いなのでした。