CSO環境よっかいち

四日市公害を教訓にして様々な環境問題について活動するグループ

第10回学習会

2015-07-25 22:52:37 | 学習会
九鬼多賀子さんのお話

じばさん三重2階市民活動室14時~
どなたでも参加できます
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第9回学習会

2015-07-10 22:47:19 | 学習会
林邦子さんのお話(夫が公害患者であった)

7月28日(火)14時~じばさん三重2階市民活動室
どなたでも参加できます
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黒田モーター商会(太陽光発電)見学会報告

2015-07-06 19:38:15 | 学習会
<黒田モーター商会>見学記       鬼頭洋一

6月29日、山城町にある黒田モーター商会におじゃました。
事務所の2階の小さな会議室に案内される。粟屋さん、太田見さんはすでに着席している。初対面の黒田さんと名刺交換する。
「お幾つですか」と太田見さんが尋ねる。
「42です」と黒田さん。
「息子と同い年です」と驚いたように太田見さんが声を上げる。
若いなあと私は思う。野球帽を前後ろ逆に被っている。長い髪が結ばれて帽子の外にはみ出している。名刺には代表取締役社長とあるが、上下のつなぎを着ている。たぶん従業員と一緒に自動車整備の作業をするのだろう。
「あとで、家を見ていただくんですが、最初にここでお話をさせていただいた方がいいと思いまして。よろしいですか?」
「ええ」と私たちは頷く。
用意されていたパワーポイントを使って黒田さんの話が始まった。以下、その時のメモをもとに書くことにしよう。

2014年4月から電気の自給を始めました。5人家族ですが、1年間電気を買わない生活ができました。3.11の大震災で、ライフラインの危機感を持つようになりました。家を新築するにあたり、池山琢磨さん(木の家ネット会員・一峯建築設計)という大工さんと知り合ったことが大きかったです。一人親方なんですが、家づくりでは意気投合しました。
それからもう一人。インターネットを検索していてたどりついたのですが、ドイツ人のオスカー・バルテンシュタインさん(エコライフラボ代表)。彼には電力自給システムを作ってもらいました。
電気の自給をする上でのポイントは、バッテリー容量の決め方にあります。まず、①使用家電の1時間当たりの消費電力を調べ、②使用家電の優先順位を決めます。それから③1日にその家電をどれだけ使用するか調べます。そうして④天候等による無発電状態が続いた時、何日保持させたいかを決めます。それを表にして書き出します。設置する太陽光の容量を決めるわけです。ちなみにエアコンは8畳一室分のみ、あえて設置しました。普通の生活ができるということを証明するためにです。電気を買うという選択肢しかないという1択から、2択あるということを示したかったわけです。なお、暖房器具は、石油ストーブ、薪ストーブ、ガスファンヒーターを使っています。
コストについては、当初5~600万円するかと考えていたのですが、システム構築コンサルタント費用、部材合わせて約230万円でした。ランニングコストは、バッテリーが80個(寿命8年)必要ですが、1個2万円として、40年間で160万円。太陽光パネル(寿命20~30年)が1回交換して54万円、インバーターの交換が30万円、合計約480万円です。月々1万円です。また発電量はピーク時1枚120wなので、24枚で2.88kwです。
自家発電というのは、別荘等は例がありますが、一般家屋ではないと思います。自家発電になって1年経ちましたが、電圧計が11.8以下にならないように気を付けています。太陽光は雨や雪やくもりでも発電していて、これまで一度も12以下になりませんでした。ただし、家の中にあるインバーターは電磁波がすごいので、距離を置かなければならないという弱点がありますが。
最後に、なぜ自家発電かということですが、一つは災害時に家族を守るということです。もう一つは、これが脱原発活動であるということです。3.11を経験したのに原発に固執している方がいるからです。三菱は原発をつくっていますが、最初に電気自動車をつくりました。それは電気を使わせるためだと思います。
まとめると次のようになります。
1、電気に詳しくなくても独立できる
2、そんなに高くない
3、電力会社から電気を買わなくても生活できる
4、原発は不要
5、震災時に日常の電気が使用できる

おまけに――雑談の中で出たのですが――黒田さんの家にはテレビがないそうです。テレビはCMを通じて余分なものを買わせるだけだ、と。だから、どうしても子どもが見たい番組があれば実家のテレビで見させるそうです。それから、災害時のライフラインについては、水は井戸水を掘りたい(標高33メートルあるので?)、食料は畑づくりをしたい(これはすぐ可能)、とのことでした。

黒田モータース商会より徒歩5分程のところに黒田さんの自宅がある。2階建てのしゃれた木造の家。南側が庭で大きな平屋建ての離れがある。薪がその建物の内外に高く積み上げられている。これから床をはるとのこと。庭の向こうの斜面をのぼった。太陽光パネルがまぶしく光っている。記念撮影をする。
「この土地も黒田さんのですか」と私は質問する。
「ええ。ここは竹藪だったんですが、安く購入できたんで」と黒田さん。
へー、と思わず声が出た。二つの土地は合わせて約200坪とのこと。それから、斜面を下って裏口から家の中へ。床も壁も天井も木だ。なつかしいような木の香りがする。黒田さんが脱衣室の壁を開くとコントローラーが現われた。発電量を示している。
その時、「おかあちゃん」と呼ぶ男の子の大きな声が脱衣所の隣にある階段の方から聞こえた。
「おかあちゃんはいないよ」と黒田さんがぶっきらぼうに応える。言い方はぶっきらぼうでもやさしさが溢れている。
男の子の階段を駆け下りてくる足音が響いている。私はなぜか、男の子の「おかあちゃん」という声に訳もなく感動している。ママと呼ぶのではなく、おかあさんでもなく、たぶんあえて、おかあちゃんと呼ばせているのだ。黒田さんの家族への思いの強さが良く伝わってきた。

 見学して1週間が経った。原発を推進したい人たちは、今月中旬にも「戦争法案」を衆議院で強行採決しようと狙っている。私は自分の子どもや孫たちが、戦争で人を殺し殺されることに反対である。一人ひとりの考え方は違うし、関わり方も違うだろう。目を見開いて、何が起こっているのか、よく見ていきたいと私は思っている。 (完)














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第8回学習会

2015-07-01 22:18:44 | 学習会
電力の安定供給と環境問題(粟屋かよ子)

7月7日(火)14時~じばさん三重2回市民活動室
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