CSO環境よっかいち

四日市公害を教訓にして様々な環境問題について活動するグループ

「よっかいち公害患者友の会(仮称)」第三回発足準備会議事録

2010-06-17 20:58:35 | 公害患者友の会(仮称)議事録
2010年6月17日 於「なやプラザ」 14時~

今回は1名の方が新たに出席され、患者、患者と家族の会のメンバー、
NPO環境市民大学よっかいちのメンバー、市民の方など11名の参加があった。
他にマスコミからも2名参加があった。
 
検討事項:
1.患者さんからのアンケートの中間報告(報告者:塚田、粟屋)
配布可能なところとして132軒(内、磯津57軒)にアンケートを発送し、
回答25通(内、磯津13通)を得た。
現在450名以上の公害認定患者数からいっても、また2割に届かない回収率からいっても、
患者の実態の全体像を把握する統計データとしては極めて不十分である。
しかし、これまで殆んど患者さんの実態把握が (一部の研究者による調査を除いては)
なされてこなかったこと、今回が初めての本格的なアンケート調査であることを考えれば、
今後に向けての手掛かりとしてはその意義が大きいことを確認した。
以下、特徴や検討した点を略記する:

1.ほぼ全員(24名)が「四日市公害は終わっていない」と回答。

2.患者が今一番困っていること、望んでいることは
高齢化、医療体制の不備、薬の副作用、病状の悪化、生活苦など切実な要求

3.行政(国、県、市)、企業、医療関係者、「公害患者と家族の会」、公害患者支援者や
  反公害実践者のそれぞれに対して出された具体的な要望について議論した(略)。

4.現在、市が提案している公害資料館づくりは、
患者の「公害体験」を町づくりに生かすうえでも極めて重要であるが、
今後、どのような形で協力しあえるのかを具体的に検討する必要があることが確認された。

5.今回、記名された患者宅への訪問なども含めて、今後アンケートをさらに深め、
発展させてゆくことが確認された。

2.慰霊祭の企画について
 四日市公害患者と家族の会事務局長(塚田)より昨年の式次第の資料をもとに提案がなされた。
案内状の発送は患者・遺族・支援者・行政の他に、今年初めて、被告企業にも送り、
参加してもらってはどうかという意見も出た。
 日程は9月20日(月・祝)、予備日23日(木・祝)と決まり、内容は次回詰めることになった。

3.次回以降の開催日(予定)
  第4回 8月7日(土)14時~:なやプラザ  (暑いのでピクニックは延期) 
  第5回 9月4日(土)14時~:なやプラザ
コメント
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