柳緑花紅☆書き散らし日記

ただいま子育て奮闘中!日々の暮らしの中で考えたちょっとしたことを書き散らしております。

嬉しい出来事

2006-01-31 10:37:07 | 育児
この年末年始、
嬉しい出来事がありました。

その話をする前に、
すこしKANちゃんのことを書かせてください。

このブログをはじめてすぐの頃、
KANちゃんのことでショックなことが・・・、
といった内容のことを書きました。

KANは今3歳5ヶ月。
同じ歳のお友達たちや、
一つ下の学年のお友達でさえ、
とっくの昔にペラペラとお喋りをしています。

ところがKANはコトバがとても遅く、
なかなかコトバが出てきませんでした。

まわりも、そして私たち自身も
「1人目の男の子はコトバが遅いしね」と
気長に見守ってはいたのですが、
さすがに2歳半を過ぎた頃、
「果たしてこのまま放っておいていいものだろうか?」と
心配になり、
市の機関に相談に行きました。

そして、相談やいろいろな発達検査、
専門の小児科の先生への受診などを経て、
「広汎性発達障害」という診断を受けました。

「広汎性発達障害」。
ぶっちゃけ分かりやすく説明しようとすると、
「程度の軽い、個人差のある自閉症」
です。
この説明は、ハッキリ言って間違いなのですが、
定義の難しい「障害」で、
いろいろと調べた私自身も上手く一言では
説明できないので、
敢えてこう書きます。

ショックはショックでした。
けれど、言葉がなかなかでないという
KANちゃんの現実をみれば、
「ああ、やっぱりな・・・」と思ったのも
また事実です。

それに、「広汎性発達障害」と言われようが、
「自閉症」と言われようが、
KANちゃんはKANちゃんであり、
私たち親がジタバタしても始まらないしな、
となんだか納得していたのが正直なところです。

市からの認定を受け、
言葉などの発達の遅い子供たちが通う施設に
通い始めたのが11月。
(10月はツワリで実家にいたので・・・)
kANちゃんは、毎週1回の通園を
とても楽しんでくれており、
園でのプログラムもとても
参考になるものばかりです。

園での訓練の効果なのか、
それともKANちゃん自身の成長の時期だったのか、
12月に入ったあたりから
急激にコトバが出るようになってきました。

KANは単語はそれまでもボチボチとは出ていました。
「ワンワン」「でんしゃ」といった一語は、
けっこう出てはいたのですが、
それも完全ではなく、
バナナは「ナーナ」、
救急車は「きーき」などと、
正確に発せられない言葉の方が多いくらいでした。

それが、12月に入ったあたりから
「バナナ」「きーきーしゃ」と、
『正確に』言える言葉が急激に増えました。

さらに、年末年始にかけて、
・「(信号が)青になった」「パパが来た」などの二語文、
・「また あった」「さっき 読んだ」「もう いらない」などの副詞、
・「重たい」「寒い」「(夜になって)真っ暗~」などの形容詞、
・「(ゴハンを食べて、)美味しい~」
「(TVでケーキを見て)美味しそう~」といった使い分け、
・歌を歌う
(今まで、歌うということがほとんどなかったのです)
といったことが
一気に見られるようになりました。

毎日毎日24時間一緒いいるわたしでさえ、
「ええーーっ!?」と驚くほどの成長ぶりです。

もちろん、ヨソの子供さんたちと比べれば
ぜんぜん遅いレベルなのではありますが、
心配して悩んで、
それでも見守っていくしかないよね、
と思っていたKANちゃんが、
彼なりにゆっくりと、でも確実に
成長していることが
本当に本当に嬉しかったのです。

KAN自身も「コトバ」を発する愉しさを知ったのか、
私たちの言うことを復唱しまくったり、
歌(らしきもの?)を歌っていたり、
あーだこーだとお喋りをしてくれます。

子供がしゃべるとさらに可愛いなあ、と
ほんとに嬉しい毎日。

そしてなにより、
こんなkANや私たちのことを
温かく見守ってくれた周りの人たちへの感謝でいっぱいです。


「コトバが出る」ことだけが
広汎性発達障害児が抱えている問題ではないのですが、
長いトンネルをひとつ抜けたかな、
という気持ちです。




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2 コメント

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おめでとうございます (ゆうこ)
2006-01-31 15:26:10
昔から、

「障害をもつ子供は、それを乗り越えられる強さと優しさを持っている親を神様が選んで授けてる」

って言いますよね。



hiyoさんの前向きな考え方や深い愛情が、きっとKANちゃんにも通じてコトバになって出てきたんだと思います。



子育てって、ほんと、いろいろ大変だけど、

やりがいのある仕事

多いに楽しみながら育てていきたいですね

ありがとうございます (hiyo)
2006-02-01 21:04:59
元気の出るコメント、

ありがとうございます。



親として反省ばかりの毎日ですが、

親子ともども「ボチボチ」ペースで

ゆっくり成長していければいいな、

と思っています。



こんなふうに

KANのことを温かく見守ってくださる

周りの人たちの存在が励みになります。



これからも、

ブログでいろいろ仲良くしてくださいね。

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