ギターマンには、かなわない。(live&radio and more!!)

斎藤誠さん応援サイト「ギターマンにはかなわない。」の姉妹ブログ。
ライブ、ラジオのことが中心です!!

THE ACOUSTIC "BAND" NIGHT (その1)

2005年11月03日 | 2005年ライブ・イベント
THE ACOUSTIC "BAND" NIGHT
MARTIN CLUB Rebirth Tour Special
「斎藤誠の今年最後のスペシャル・アコースティック・バンド!」

2005年11月3日(木)@横浜赤レンガ倉庫第一号館ホール

~ 出演 ~

斎藤誠(Vo/G)

角田俊介(B)
河村カースケ智康(Drs)
柳沢二三男(G)

**スペシャルゲスト **
元 ポール・マッカートニー&ウィングスのギタリスト
ローレンス・ジュバー(G)   

※時間を少し置いてから色々書き始めたので、
勘違いやら、間違いも多々あるかと思いますが、、、
仕方ないヤツ・・・と、どうぞ少し大目に見てやって下さいね^^;;;;;。

去年、ここに来た時は横浜駅そばから「シーバス」に乗ってヨコヅケ状態だったのだけど。
実を言うと、、、、若干船酔いしました^^;
「うそー」とか、言わないで下さいまし。
ホントなんだもんね、、、とほほ。
今回はその反省を踏まえ、みなとみらい線で横浜からぐるっと回り
「馬車道」から徒歩で行ってみることにしました。
・・・いや、これ正解。
出口を上がったら道は真っ直ぐなので間違えようがないし、近い!!
なあんだそういうことなのか。
今まで桜木町からぐるぐる、、とか悩んでたのは一体なんだったのだよ(汗)。

てなことで、久しぶり、、というか、
ライブやらイベントがある時だけ来る、、というか、
そういう時にしか来ない^^;横浜赤レンガ倉庫です。
今日は、誠さんといつもの皆さんが・・・スペシャルゲストをお迎えしてのライブなのです。
年の初めに、フルメンはあったものの、
弾き語りによるものが多かったので、何だかスゴク嬉しい。
まあ、途中、the bondや春名バンドとのコラボという、とっても楽しいツアーもありましたけど。

今日は、寒いかなどうかな、、家を出る時に、まあ大丈夫だろう、、
と、思った私が甘かった。
開場1時間前くらいに到着し、、あたりをふらつき、、
そうこうしてるうちにきっと開場になるだろう、、
と踏んでいたのだけど。
お茶をする場所を物色していたのだけれど、、

ぽつ・・・ぽつ、、、

あれっ^^;;;?!

傘・・・置いてきちゃったのに、、、やられた^^;

慌てて、今日の会場の1号館の1階にあるカフェへ駆け込み。
一息ムリヤリつくことにいたしました、、ふう。

お茶をしてるときも、若干お店とか見て歩こう、
とかやってるときも、ぼつぼつ知った顔に出会い始め、、^^
それでも、何か気になるモノがあると目を離さないやつなんです、、ごめんね^^;

****

ここらにいれば、「必ず通るでありましょう」
という出入り口及び階段近くにいて、、
何とか、お会いしなきゃーな方には皆さんに無事お会いできました^^

同じところで、キャパ(ロバート・キャパ)の写真展もあったりして、
気にはなったのですが、そんな時間にも気持ちにも余裕はナシ。
もし、機会があったら次にね、、ということにする。

会場のホールのあるフロアへは、階段で。
・・・ここ、前回も思ったのだけど、、
階段がこわいーー。
なぜこわいのか、、非常に説明が難しいけれど、、、(写真撮っておけばよかったかなあ。)
ガラス張りなんです、、どこまで足を下ろしたらいいのか、、
ちょっと微妙にスリルがあります、、行った方にはおわかりいただけますよね。

今回いろんな意味で、特別なライブなのです。
ライブそのものも、夏場に全国を回ったマーティンクラブツアーの
集大成、総決算みたいな趣もあり、、
デビュー以来初めて、、という、「斎藤誠写真展」があり、

(ネブラスカツアー中に、数枚ほど小出しにしていたものです^^
今思うと、すごくいいショットを出していらしたのだと思います。)

これまたデビュー以来初めてという、「写真集」(CD付き)の先行発売というものもあるのです。
後者については、せっかく前者があるんだから、、
よく美術展なんかにある「目録・カタログ」みたいに、
ダイジェストでいいから作って下さらないかなあ、、と実は密かに思っていたのでした。
だから実現したときは、「驚いた!」というよりは「よかった(*^-^*)」というのが、私の心境でした。

階段を上がって、長い長い廊下のような通路が続きます。
しかも、なんとなく温かい木のぬくもりを感じる。
去年の夏もここ来たのに、よく覚えてなかったんだよね、、なんでだろ。

さささっと写真集を入手。
実はポスターもあったのですが、、

「アタシの部屋には、貼るとこがありましぇん・・・(泣)」

ということもあり、断念しています。
持っていることそのものに意義もあるのかもしれないんですけど。
うーん、どうなんでしょうね?

開演前のロビーは大賑わい^^
写真展を見ながら、、「あ゛、亡霊がっっ」^^;
・・・軽く冷汗。まあ、あれだけ大きく引き伸ばしてると、はっきりわかるもんだなあ、、(汗)。
でもちょっと不思議な気持ちになるなあ。
あれは、(場所は)あそこだな、、ここだな、、
写真によっては、これは何の曲を唄ってるのかもわかりますよ^^

ロビーで見渡していると、
あんな方やこんな方もフラっといらっしゃったりなんかして。
・・・いいんですかっ^^;;

てなことをやりながら、
開演が近づいてきたので、席へ着くことにする。
全席指定だから、慌てる必要がないのでありますね。
で、今回は結構退き気味で見る位置なので、まあゆっくりとね。
今日は、席が売り切れ。当日券がなく、、
また、ギリギリ追加で出していたらしいですが、、立見まで出てましたらね!!
すごいなあ!!

会場は、その倉庫の箱みたいな質感を生かした感じで、ウッディな印象。
ステージの背景は、レンガを組んである感じ。
今日は向かって左がベース、右がギターのようです。
私は、今回は左を見ろってことだったんでしょうか^^

どうもカメラが何台か会場に入っている様子で、
てことはテレビでのオンエアありなのですか^^?
(・・あるみたいです。)

*****

最初に黒澤楽器の福岡さんが、ステージ袖あたりにご登場^^。
マーチン君連れで(笑)。
ツアーではすっかりおなじみの感じです。

(あ、そっか、今日はそうだった^^;とか、、、
いささかアタマの回転が鈍くなっておった昨今、、、)

あ、この日もロビーに出られて物販のところなど実にお忙しく立ち回られていました。
いつもお疲れさまですm(__)m

マーティン社からクリス・マーティン氏も来日しており。
といっても、例の長い通路を行列して待っていたら、
ホントに飄々としたご様子で、横を通り過ぎていかれ・・
あまりにもさりげなくて、かえってびっくりしてしまいましたが^^;

ステージでご挨拶をされ、、

「これは、マーティン社のマスコット「フレッティ」です」

と、受け取られたマーチン君を手にお話されておられました^^

(で、これは本当です。
その日、すっかり連れて行くのを忘れちゃってたんですが、、、ごめんね、我が家のマーチン君^^;
Frettyのタグがあるんですよ。)

お話の中に「museum」が出来るとのことでしたが、どんな様子なんでしょう。
やっぱりギターがお好きな方には、興味津々なんでしょうね。

そして、そのクリス・マーティン氏に紹介されて誠さんご登場!!
今日は、遠目なのであまり細かく観察しきれませんが、
ボーダーのシャツ?途中切り替えのあるやつをお召しでいらっしゃいました。
それこそ盛大な拍手と歓声^^

ゾクゾクとメンバーさんもご登場、、、

で、、

あれ、、

全員・・・前に並ぶのかい?

カースケさん、、ギター?!

いや、ものすごくお好きなのは知っていましたよ。
ちょこっとシャレで弾いて下さったこともありますよね。
他の方のライブで、弾いておられるという噂も聞いてましたよ。
ギターを誇らしげに見せびらかしておられましたが、、、
誠さんのおニューだったのですか。合ってます?

角田さん、カースケさん、誠さん、230さん、、な並び。

ちょこっと、、思いっきりロケンロールなフレーズも弾いておられましたね^^

誠さんに「カースケ、あれ言っていいよ!」

とお許しが出て、、いきなりの、、

「(こほん。とはおっさらなかったけど)アーユーレディ!!」^^・・・みたいな。

やったね♪

音が出た瞬間に、、気持ちがほろっとなってしまいました。
いや、正確には皆さんが揃った時に、、かな。
うわーー、やっぱりこの方たちの音は大好きだあ、、、
ってアタマで思うより先に、感覚みたいなのが反応したっていうのかな。
最初から軽く・・・風景が霞みました^^;;

小編成かもしれないけれど、バンドはバンドなんですよ。
皆さんの音がぐっぐっと重なってくるときの気持ちよさは、やはり格別なんであります。
特に、夏場とか弾き語りが多かったから、ベース1枚加わる時の音の厚みがねー。
アンサンブルってすごいなあって改めて思う。

2曲目で、カースケさんは定位置へお戻り♪
てか、そうでないと困ります(笑)。
誠さん・・・曲間、手にしたギターをしげしげと見て

「あ゛っ、これは!!」

と、見せびらかしかけるも、、、すぐ引っ込める(笑)えーっ!!

代わりに、

「・・・ヤナちゃん、いーい?」・・・昔は、ヤナちゃんとよく言われていたそうです。

「つんちゃん、いーい?」・・・その呼びかけ、微妙に挑発しているような気がしました、誠さん^^;

久しぶりにいつもの仲間とライブの空気感を、心から楽しんでおられる様子です^^

230さん、、
今回すんごく遠くて確認出来ていませんが、、
お履き物は、どうなさっていたのでしょう、、、
ガソリン燃料の投入はいかがされていたのでしょうか。
角田さんは、、、最初のうち客席を「観察」^^;しておられたような気がするのは、
私の気のせいでしょうか。
でも、その後は演奏に集中、、
正面でなく、身体ごと誠さんの方に傾けてベースを弾いておられたのが、なんとなくらしいような気がしました。
カースケさん、残念ながら時々見えなくなっちゃう角度だったんだけど、、、
でも、時折なんかあると立ち上がってアピールされていた由^^

久しぶりにこのメンツで聴く「横浜」。
泣けました、ホントに。
ご当地ソング^^のようでいて、誠さんが以前MCでお話されていたのだけど、
普遍的なんだよね。
別にその場所は「横浜」でなくても構わない。

で。

MCになった途端、大大大大大自慢大会が炸裂(笑)。
ここぞとばかりに、新しいギターの自慢をステージからされてしまう、お客さん(笑)。
今年の2月にアメリカのマーティン社へ行き、発注依頼をしてきたもの。
ギター好きの方にはお馴染みなのでしょうが、
かのエリック・クラプトンや、ポール・サイモンといった「超」大物ミュージシャンのギターなども制作しているという、
ディック・ボーグさんの手によるもの。
(確か、最初の方の「斎藤誠とマーチン君」(ヤフーオークション内、ギターラボの連載)にお写真が出ていたんじゃないかと思います。)

「まあ、オレの人徳かな・・」

と、軽く反り返る誠さん^^にギターの音や咳払い等で、抗議するメンバーさん(笑)。

「・・・わかんないだろうけど・・・いい匂いがするんだー^^」

・・・また楽器にすりすりして、にほひをかいでおられました^^;;

この日は、全員がマーティンを使用。
ドラムセットもそうみたいなんだよーーー!!
しかもね、カースケさんは野球のユニフォーム着用だな、、、と思ったら。
マーティンの野球チームに入ってるそうな^^

角田さんも、とうとうアコースティックベースを購入。
んでもって、こちらも匂いかぎまくってました^^;

てか、、全員でやってる^^;;・・・なんで?
かくも、木の匂いはそんなまでに?
残念ながら、ギター弾きでない私にはわからない世界でありますが。

因みに、去年の秋のリバースツアーで使用されていたものとは違うタイプのを購入されているようですよ。

そうなると、230さん、、
「・・・僕のはぁー?」
・・・なんか、その心細げな様子が目に浮かんでしまいます^^;
このライブ用に、230さん用に借りたものがあったそうなのですが。
既に2度めのリハで傷つけてたらしい、、
「・・・これ、僕のもの」みたいな^^;
それを買い取って、無事に手にされたらしいです。
めでたしめでたし(←そうなんかいっ)。

今回は誠さんの新しいギターのお披露目という意味合いもありますが。

斎藤誠 写真展&写真集。

これがおっきな出来事なのかもしれません。
デビュー以来、初めてのこと。
開場前のロビー(開場3分前くらい)をぐるっと見てご覧になってたそうです。
感想・・・

「オレもなかなかやるぜ!!」^^

・・・大きく引き伸ばしたの、1つくらい欲しいなあ(ぼそ。)
・・・ポスター、いちお、断念してるくせに、、です(あゝ、矛盾^^)
「グラビア!」なんて、オチャラケておられました^^

マーティンのツアーでは、たっくさん使いまわしていたようですが、
今回はギターの本数少なめでしたね。
まあ、230さんという心強いサポートギタリストがいるから、
ギターの音色を気にしつつも、唄にしっかりと専念できるっていうところもあったのかもしれません。

新しいギターの詳しい仕様については、先日の「Player」マガジンのインタビューにあった気がします。
まだその出来立てほやほやのギターの音色は、硬めで荒々しい感じの鳴りにも思えました。
ギターは、弾き込んでナンボのものだそうですね。
それでどんどん音色が成長というか、変化していくものだとか。
今後、誠さんが使っていくうちにどんな味のある音色になるんでしょうね。
これは、楽しみです^^

それを使って初めて唄う、、まあどれもそうですが^^;
「Smile&Sleep」
完全に1人で弾き語りをされるときは、どこか張り詰めた感じになるような気がしますが、
バンドだと、やはり少し唄も柔らかい感じがするんだな。
私の気のせいなのか。

「WOO BABE」は、完全に誠さんや皆さんの本領発揮だったりします。
アレンジに、時々ミニー・リパートンが混じってる(笑)なあ、、
ということもあるのですが、このときはもう最初っから巧みに曲に織り込んであると。
間奏では、交互に出てくると^^
聴いている方もすごく楽しいんだから、やってる方もこれは「絶対に楽しいでしょ」って思っちゃう。
ほんと、聴きながら笑顔になるよなあ^^

と、ここまで来て。
もういきなりスペシャルゲストを呼び込んでしまいます。

「昨日、一緒にディナーしちゃったんだぞ」・・・そんな自慢って^^;

Mr.ローレンス・ジュバー。
なかなか、お茶目な方でいらして。
いきなり、、バットを構えるが如く(笑)。
そんなことをやってたヒトが他にもいたなあ、ヲイ。

ジュバー氏も演奏に入って、
もうこれは超・有名曲ですねー。

「While my guitar gently weeps」

・・・うむ。
とにかく色々な意味で意義深い、、曲ですよね。
殆どぶっつけではないにしても、でもそれに近い状態でセッションしても、ぴたっと合いますからね。
楽器の出来る人たちは、すごいなあと改めて思いますね。
この曲、、今年の春のAXでもやってました。
編成もメンバーも異なる、アコースティックバンドセッションでしたが、
もうめちゃくちゃかっこいいんだよ、これがねー。
誠さんの唄が改めてかっこええ!!と、思ってしまうのだな。

その後、数曲ジュバー氏のソロステージとなります。
MCでは、通訳を全く介しませんでしたが、(挨拶程度の日本語を交え。)
まあ、義務教育+α(プラスアルファ)くらいを無難にこなしていれば、、、
のヒトにも分かるように^^、語彙を選び、
ゆっくりとお話下さいましたので、ばっちりでした。
オリジナルナンバー数曲のほか、
ビートルズの「ストロベリーフィールズフォーエバー」を。
後で誠さんも書いておられましたが、
完全にあれを1人で、ギターで再現されてましたからねー。
今年の夏、何人かフィンガーピッキングやソロギターの名手という方々のステージを拝見しましたので、
その手法みたいなのは、理屈では薄ぼんやりはわかりかけてきましたが、、
でも、音楽って空気を震わして、そこにいるお客さんの心を震わしてナンボですもの。
やっぱり、目の当たりにすると驚きですね。
ただ単に現を爪弾くだけではないんです、はい。
時々は、打楽器のようにも、鍵盤楽器のようにも思えました。

誠さんたちは、今回もギターをマイク取りしていましたが、
ジュバー氏は、ライン取り。
どこが、具体的にどう、、とはうまく説明出来ないんだけど、
その質感というか、ニュアンスみたいなのは、
こうしてみると、はっきり違うなあ、、ということも改めて感じましたね^^。
聴き手としても、色々な経験を積めるような気がして、
こういうライブは楽しいです。

その2へ続く、、

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