さいばい日誌

放流用のマダイやアワビなどを育てる種苗生産の現場をご紹介します。

マダイの生産スタート

2023-04-20 08:59:56 | 魚類生産
先週から、マダイの生産が本格始動しました。

月曜~土曜で順次、受精卵を池入れし、
ワムシ給餌もはじまっています。

完全陸上飼育3年目、今年も順調に進みますように。
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放流前のマダイ測定

2022-07-14 11:45:10 | 魚類生産
明日放流するマダイ種苗の測定をしました。



マダイは泳力が強く、そのままじゃ捕まらないので
エサをまいて集めてからタモですくいます。


一尾ずつ測定。


放流サイズは60mm~ですが、既に70mm以上。
明日の今頃は、放流されて広い海を泳いでいるはずです。
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マダイ孵化仔魚

2022-04-19 14:53:35 | 魚類生産
10日ほど前に池入れしたマダイの受精卵ですが、
先週無事に孵化しました。

孵化してすぐは、眼もまだ見えず、臓器らしきものも見えません。


1週間経つと、眼はできているようです。
心臓も盛んに動いていて、消化器官も出来てきました。
餌料のワムシもお腹の中に確認できます。
これからどんどん栄養を取り込んで、グングン成長してくれそうです。
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マダイの生産スタート

2022-04-07 16:07:08 | 魚類生産
マダイの種苗生産が本格的にスタートしました。

年明けから餌料培養等の準備は始まっていましたが、
今日、静岡の関係機関から受精卵が搬入されました。
まずは搬入された受精卵の入った水の温度を施設内の海水温と合わせます。


温度が安定したら、死卵を回収して計数。

生きている卵は浮遊して、死卵は沈殿するので、
水槽内をグルグルとかき混ぜて渦をつくり、死卵を底の中央に集めて回収します。
それを3回繰り返して死卵を取り終わったら、生きている卵のカウントです。


水槽内を撹拌してメスシリンダーに受精卵を入れます。


1リットル内の受精卵を数えて、水槽全体の数を算出します。


そしてようやく飼育用水槽に受精卵を収容します。

孵化するのは数日後。
そして受精卵は明日も明後日もやってきます。
これから夏にかけてがマダイの季節です。
成長の過程はブログやFacebookで随時お伝えしていきます。
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マダイの放流はじまります

2021-07-08 15:01:56 | 魚類生産
いよいよ明日からマダイの放流がはじまります。


すっかり立派な姿に育った稚魚


成長とともに消費する酸素量も増えてきているので、
日々の溶存酸素量の測定は欠かせません。

特にマダイは酸欠にとても弱いため、
こまめにチェックしています。


今日は明日の放流に備えて体長(全長)と体重(質重量)の測定作業も行いました。


明日が放流だなんて、知る由もない稚魚たち。


外敵のいない水槽で、きっちりエサが貰えていたけれど
海に出たら厳しい生存競争が待っています。
少しでも多く生き延びて、大きく成長して欲しいと思います。
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