5月31日、棚田ボランティア活動。
今日は、学生さん13名、社会人の方8人、八王寺組スタッフ10名の参加でした。
大勢参加していただいたので、3班に分かれました。
1.さつま芋の苗植えとコンバイン小屋設置用地の整備
2.休耕田の草刈り
3.オーナー田の電気柵設置
《さつま芋の苗植えとコンバイン小屋設置用地の整備》
休耕田を復元した第2オーナー田の下に八王寺組の畑があります。
毎年11月に行う交流会(棚田オーナーさん・ボランティアさん・地元スタッフ)用にさつまいもや黒豆を植えます。
まずは草刈りです。畑の中は草刈機でおこないます。
獣害防止フェンスの周囲は、草が電気柵に触れて漏電しないように念入りに草を取り除きます。
棚田の法面の草刈りはコツがいるので、慣れた地元スタッフが行います。
古風な帽子がトレードマークの都紀雄さんです。
草刈りの後は、耕耘機で畑を耕します。
次に専用パーツを取り付けた耕耘機で畝を作ります。
そこにサツマイモの苗を植えます。
大学生の参加者の皆さんは、ほとんどが鍬や鎌をはじめて触ります。
第2オーナー田にコンバインを収納する小屋を作る計画あり、まずは整地をします。
この場所は元々、石積みの棚田の1枚で、今は使われなくなった石が埋もれています。
これを掘り返して平らな地面にします。
地下水によって大きな水穴が空いてしまった棚田の一角に、石を詰めて、これ以上崩れないように補強します。
《休耕田の草刈り》
こちらは休耕田の草刈りです。
八王寺組スタッフと草刈り経験のあるボランティアの皆さんにご担当いただきました。
東京から定期的に参加してくださっているSさん。
休憩時間にはいつも冗談をいって楽しい雰囲気を作ってくださいます。
大津市内在住で、ほぼ毎回参加してくださるKさん。
とても熱心に作業してくださっています。
仰木で飼われている羊やヤギの飼育のお手伝いもされているというHさん。
仰木地区のさまざまな活動に参加されています。
大勢のボランティアの方にご参加いただいたお陰で、短時間で草刈りを終えることができました。
《オーナー田の電気柵設置》
第1オーナー田です。
電気柵を設置する前に草刈りをします。
八王寺組副会長の明宏さんです。
電柵のポールの位置やケーブルの配線方法をスタッフが説明します。
充実コースの棚田オーナーさんにもご参加いただき、学生ボランティアさんと一緒に設置しました。
初参加の学生さんは棚田オーナーの方に相談しながら、設置場所を決めていきます。
法面付近は斜面になっているので、電気柵の下に空間が空きすぎないように注意しながら設置します。
空間が空き過ぎると小さいイノシシは侵入できてしまうためです。
常設の金網と今回設置した電気柵で、イノシシやシカなどの獣害から稲を守ります。
《昼食》
昼食は、会長のお姉さんお手製の具沢山・豚汁と、仰木の養鶏場の生みたて卵の卵かけご飯です。
ご飯はもちろん棚田米。会長が上手に火加減したかまど炊きです。
普段、食べる機会が少ない”おごげ”も喜んでいただいています。
午後からも数名のボランティアの方が残ってくださり、残りの草刈りを行いました。
皆様、大変お世話になりました。
ありがとうございました!