かめのまちづくり

焼津でまちづくりについて勉強しています。私がまちづくりについて調べたこと、考えたこと、みんな読んでね(^^♪

そうなんだあ

2011年03月30日 | 日記

母は毎日、便秘解消のためヨーグルトを食べています。中でも「ダノンビオ」との相性がいいらしく、ここ何年かを愛用しています。

ところが、ここ何日か、ダノンビオかスーパーに並びません。始めは地震の影響で、運搬がうまくいってないのかなとか、もしや福島の牛乳を使っていたため最近作れなくなってしまったのかしらとか、いろいろ考えていたのですが、今日やっと謎が解けました。

ネットにこんな記事が載ってました。

「計画停電 ヨーグルト直撃!」

ヨーグルトは製造過程で多くの電力を使うが、メーカーの多くが生産拠点を東京電力の計画停電の地域に抱えており、生産能力が落ち込んだとのこと。計画停電の動向次第では長期的な供給不足になる可能性もあるそうです。

まさか、地震の余波が、母のお腹の調子を左右するとは思いませんでした。他のヨーグルトで代用してみたものの、やはりよろしくないとのこと。

ヨーグルトは嗜好品に入るのでしょうか。被災地の方たちのことを思えば、ヨーグルトを食べられないくらいなんだ!とも思います。でも早く停電の問題が解決して、おいしいヨーグルトが食べられるといいなあと思います。


忘れる…

2011年03月29日 | 日記

テレビや新聞、インターネット、色々なメディアで、何らかの形で被災地の状況を目にします。しかしだんだん麻痺するせいか、平常の生活に戻った焼津に住む私は災害のことを忘れがちです。

先日、知り合いの方からメールをいただきました。石巻のお友達が被災されて、14日経ってやっと連絡がとれたとのことでした。

今日は漁協に勤めているおじの家で、港の関係者からだという、被災地の港の話など、色々聞いてきました。写真を見せてもらいましたが、本当に壊滅状態、これを復興するのにどうすればいいのだろうと思うほどです。被災地では亡骸を目にすることもあるとのこと。

こういう話を聞くと、地震と津波の恐ろしい爪あとを、ぐっと身近に感じて身震いがします。

もちろん、私たちが沈んで、嘆き悲しんでも何もいいことはないので、やはり、平常どおり、しっかり日常生活を送っていくことはとても大切なのだけど、災害が確かにあったのだということを忘れてはいけないなあと、今日改めて思いました。

「がんばろう!日本」というような言葉を最近よく耳にします。この言葉に酔ってしまって、よし、がんばろう!と私たちが思っただけで被災地の状態が良くなるような、そんな錯覚に陥りがちです。でも本当は「がんばって何をするか」そこを考えなくてはいけないんですよね。

とりあえず、私はガソリンをなるべく使わないように、先週末から自転車通勤を始めました。なんだか普段の2倍疲れているような気がしますが、このまま車を使わない運動を続けたいと思います。

 


イーハトーブ

2011年03月28日 | 日記

昨日ご紹介したkizuna311で、発起人の渡辺謙さんが朗読されているのが、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」。

花巻は宮沢賢治のふるさとですね。教科書で読んだ『オツベルと象』は、焼津で中学時代を過ごしてた方なら必ず覚えてますよね。

宮沢賢治が好きだという方は、本当にあまたいるだろうと思います。私が賢治が好きになったのは大人になってからでしょうか。理想の自分がいて、愚直にその理想の姿を追い求めているのに、そうなれないもどかしさ、苦しさ、悲しさ。そんな賢治のもがきが作品の中に流れている感じがします。「雨ニモマケズ」はまさに賢治の心の叫びのような気がしてならない。社会に出て、何もできないもどかしい自分と重なったのを今でも覚えています。

一度、花巻へ行ってみたいというのは、私の昔からの夢でした。

いとこが何年か前に岩手に旅行に行ってきたと、写真を見せてくれました。羅須地人協会の賢治がすぐそこにいるかのような、「下ノ畑ニ居リマス」の看板には感動したと言っていました。

賢治のふるさとは、今どうなっているのでしょうか。やはり被害を受けているのでしょうね。小さい頃から本が大好きだった私としてはとても心の痛むところです。

賢治のふるさとが、早くイーハトーブに戻りますよう、心からお祈りします。

渡辺謙さんの『雨ニモマケズ』です。http://kizuna311.com/

 

 


kizuna311

2011年03月27日 | 日記

久しぶりに、BSフジの「東京会議」を見ようと思ってテレビをつけたら、放送作家の小山薫堂さんと渡辺謙さんが「kizuna311」というサイトを立ち上げましたという特別番組が流れてました。

これは、被災者への応援メッセージやエンターテインメント・コンテンツを各地のTV、ラジオに自由に提供し、被災地の支援に役立てようというもの。やっぱり、自分はこれができますというものを持っている人はすごいなと思いました。

被災地が完全に復興するためには、ビル・ゲイツが全財産を提供したとしても足りないくらいのお金がかかるんだとか。しかし、外にいる人間は、どうしても時間が経つと、災害に対して熱が冷めていってしまう。ぼくたちは、何とか最後まで被災地の力になりたいんだ、というお話を番組の中でしていました。

最近はテレビも普段通りの番組編成に戻りつつあるし、痛ましい話を延々聞いているのはつらいという方も多いでしょう。私もその一人。でも、きっと私たちが関心を失ってからも被災された方が苦しみが続くんだなあと改めて考えてしました。

番組の中で、「kizuna311」が扱っているコンテンツがいくつか流れました。

涙が出てしまったのは、佐藤浩一さんの朗読。谷川俊太郎の「生きる」でした。

http://www.youtube.com/watch?v=-7QU3AL6TDQ

谷川俊太郎の詩というと、思い出すのは「朝のリレー」という人は多いはず。教科書にのってましたよね。嫌いな詩人ではないのですが、こんなに感動したのは初めて。なんて静かできれいなんだろうと感じました。詩のメッセージが、初めてすっと私の中に入ってきたからだろうと思います。

被災地の人にも、このメッセージが届くといいなあと思いました。

 

 

 


すごい!!

2011年03月26日 | 日記

まちづくり活動をしている先輩に、エコ・ファーマー資格をもっていて、今、なるべく農薬を作らないでお米を作ろうという試みをしてる方がいます。その先輩からお電話をいただきました。なんだかおもしろいお米農家さんを紹介してくださるとか…近々その田んぼに行ってくることになりました。すごく嬉しい!

さて、その電話でおもしろい話を聞きました。放射能を分解する酵素があるそうなのです!!

今回の地震での原発事故。農作物が何種類か出荷できなくなっているというニュースが連日流れていますよね。被害は更に広がっているとか。農家さんの気持ちを考えるといたたまれないという話を何日か前にブログに書きました。

先輩が言うには、その対策に使えるんじゃないかとのこと。

農作物から放射能が検出されているということは、土壌も同じように放射能に犯されている可能性があるということですよね。それは本当に大変なこと。もし、このまま何十年も使えないということになれば壊滅的。とても悲しい話ですよね。農家さんも苦しんでいると思うのです。

また風評被害も痛いところ。ニュースではあの辺りの野菜が売れず、2,3割安く売っているスーパーもあるとか。まったく健全な野菜を売っているだけに、農家さんはもっといたたまれない。

そんな被害を食い止めるために、その放射能分解酵素が使えるのではないかというのです。できれば同じ農家としてなんとかしてあげたいんだよなあとその先輩は申しておりました。

確かに、汚染されたところを回復するにはちょっと大変な作業になるのかもしれませんが、風評被害を防ぐにはすごい武器になるのかも!!思わず電話越しに「すごい!!」と叫んでしましました。

農家さんも一度やめてしまうと、次に始めるのには莫大なお金と労力がかかるため、他の道を考える人が多いのだとか。ぜひ、最小限の被害で終わるといいなあと思います。