横浜港に初夏の花を求めて

　横浜港の開港記念日も過ぎ、大きなイベントは終わってしまいましたが、私の横浜港散策コースには、初夏の花が咲き誇っていました。まず、横浜高速鉄道の元町・中華街駅からエレベーターで屋上に出ると、そこはアメリカ山公園です。バラの花が少し残っていますが、主役は紫陽花です。アメリカアジサイの「アナベル」が白い優美な花を輝かせています。
ラベンダーもいい香りです。

　外人墓地の脇を通り、左に曲がると、正面に港の見える丘公園があります。ローズガーデンのイングリッシュ・ローズはもう終わりに近づいていますが、白い百合の花が咲き乱れています。純白の豪華な花弁は初夏を謳歌しているかのように見えます。紫陽花、バラ、ジギタリスも百合と共演をしています。

　フランス山公園を通り過ぎ、山下公園に下ってきます。沈床花壇から、氷川丸を背景に夏の花を撮影することができます。「全国都市緑化よこはまフェア」のマスコット「ガーデンベア」が氷川丸の前で、花の帽子を被って寝そべっていました。

　散策は、プロムナードを通って、赤レンガ倉庫、MARINE WALK、新港埠頭、国際橋、クイーンズスクエアまで続きますが、花は山下公園でほぼ見納めになります。大道芸に湧いている群衆を抜けると、道路側には白い百合が咲いていました。