ちょっとお遊び実験をしてみました.
「PLCモデムにはわずか50cmほどの短いACケーブルがついていますが、これにパッチンコアを巻くとノイズは変わるのか??」
写真左はコアを巻いた子機モデムの様子.当然親機にも巻きました.TDKのパッチンコアに3回巻き付けました。ACケーブルが短いため、宙ぶらりんです.
結果は写真右のとおり。上がコアなしのノーマル状態.下はコアを巻いた状態。
中心周波数 14.80MHz
全く変わりませんね.
ちなみに、転送速度もコアを巻いても変化なし.
「PLCモデムにはわずか50cmほどの短いACケーブルがついていますが、これにパッチンコアを巻くとノイズは変わるのか??」
写真左はコアを巻いた子機モデムの様子.当然親機にも巻きました.TDKのパッチンコアに3回巻き付けました。ACケーブルが短いため、宙ぶらりんです.
結果は写真右のとおり。上がコアなしのノーマル状態.下はコアを巻いた状態。
中心周波数 14.80MHz
全く変わりませんね.
ちなみに、転送速度もコアを巻いても変化なし.
しかし、家の中で分岐が大量に存在する電灯線(AC電源線)では、ディファレンシャルモードで本来は通信線の外部には輻射されないはずの通信のための信号そのものが、そうした分岐点でコモンモードに変換されてしまうのだそうです。
そのため、PLCモデムの直後でいくらコモンモード対策をしたところで、事態は何も好転しないのだ、ということだそうです。
以上は次のURLにまとめられた北川先生の資料の中の、特に「高速電力線通信に関するCISPR委員会報告書の問題点(2006年9月初旬執筆) 」というPDFファイルを参考にしました。
http://www.qc.ee.es.osaka-u.ac.jp/~kitagawa/plc/index-j.html
今回のパッチン・コアでの実験は、正にこれを裏付けていますね。
そのことがはっきりしました.